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少女「一日に5回しか話せません」

1:1:2011/12/17(土) 19:16:59.15 ID:t6r6vja20



ムクリ
少女「……眠い」

少女「支度しなくちゃ」

ゴソゴソ……

少女「ちょっと熱っぽいかも」

少女「行ってきます」




一時間後くらいから書き始めるよ!!



3:1:2011/12/17(土) 19:36:39.91 ID:t6r6vja20

お前のために今の時間すべてをこれに費やそう



学校

「おはよーー」
「おはようーーー」

少女「……」トボトボ

少女(私もみんなと話したい)

「昨日のテレビ見たー?」
「見た見たーーー!!」

少女「……」トボトボ


昼休み

少女(お腹すいた……)

少女(パン買いに行こう)トテトテ

「でさーーーー」
「マジかよーーー」

少女(みんな誰かと話してる)

少女(一人ぼっちなのは私だけ……)




売店のおばちゃん「いらっしゃい!!今日は何食べる?」

少女「これと……これ」

売店のおばちゃん「2つで320円ね」

少女「……」

売店のおばちゃん「まいどあり!!」

少女「……」トテトテ

少女(今日はあと4回だけ……)



5:1:2011/12/17(土) 19:50:34.33 ID:t6r6vja20

廊下

少女(おいしそう……)ワクワク

「今日は屋上で食べない?」
「いいねーーー」

少女(……)

少女(私もみんなと一緒に食べたい。一緒にお話しして、笑いたい)

少女(でも……)ガララ

「宿題見せてくれーーーー」
「うわ!俺も忘れた……」

少女(教室もみんなおしゃべりしてる)

少女(…………席に座って食べよう)

男「うわーーーー!!ヤベえ!弁当持ってくるの忘れてた」
友人「ざまあww」
男「まだ売店ってパン売り切れてないよな!?」
友人「ダッシュww」
男「行ってくる!!」ダッ

少女「え!?」ドン!!

男「うわ!!」

少女「きゃ!!」

男「ごめん!!大丈夫!?」



9:月日進 ◆EIVbeOiPes:2011/12/17(土) 21:33:52.10 ID:t6r6vja20

ただいま
今から書く



続き


少女「だいじょ……あ……」

男「え?……あ……」グチャ

少女「パン……」

友人「修羅場ww」

男「えっと……」

少女「…………」ウルッ

男「ごめん!!何か奢るから!!売店まで付いてきてくれ!!」ダッ

少女「…………」

男「早く!!売り切れる」ギュ

少女(手……)



10:月日進 ◆EIVbeOiPes:2011/12/17(土) 21:44:10.69 ID:t6r6vja20

1な
もしかしたら日またぐかもしれないから酉初めてしてみた


男「何が欲しい?……て言ってもミックスサンドとドーナッツしかないけど」

少女「……」

売店のおばちゃん「あら。また来たの?」

男「俺がこの子のパン踏んづけちゃってさ。お詫びに奢ることにしたんだ」

売店のおばちゃん「あらあら。災難だったわね。ミックスサンドとドーナッツ一つずつしかないけどどうする?」

男「マジかーーー。俺の昼食も買おうと思ってたんだけどな」

売店のおばちゃん「じゃあ両方買っていきなさい。あんたがミックスサンド食べればいいでしょ?」

男「けどそれじゃあ、この子ドーナッツだけじゃお腹すくでしょ」

売店のおばちゃん「何言ってるの。この子、大の甘党よ。それに女の子は小食なの」

男「じゃあ……ドーナッツでいいか?」

少女「……」コクリ

男「じゃあおばちゃん、それでお願い」

売店のおばちゃん「まいどありーーーー」



11:月日進 ◆EIVbeOiPes:2011/12/17(土) 22:01:52.11 ID:t6r6vja20

男「ほんと、ごめんな。これで勘弁してくれ」

少女「……」

男「怒ってる?」

少女「……怒ってない」

男「……」

少女「……」

男「……えっと、名前は?」

少女「……少女」

男「俺と同じクラスだよな?またいろいろ話そうな」

少女「あの……パン、ありがとう」

男「いやいや、踏んだの俺だし。これぐらいは当然だ」

少女(ぜろ……)

男「じゃあな!!」

少女「……」

少女「……久しぶりに五回話した……」



13:月日進 ◆EIVbeOiPes:2011/12/17(土) 22:16:41.82 ID:t6r6vja20

次の日

少女(気分悪い……)

少女(やっぱり熱あるのかも)

「おはよーーー」
「気分悪い~~」
「大丈夫~~~~?」

少女(おはよ……)

男「おはよーーーー」

少女「!?」

少女(声に出てた?)

男「あれ?……少女?ぐっもーーにーーんぐ」

少女「……」

男「」ニコニコ

少女「ぐ……ぐっもーにんぐ」

男「今日、体調どうよ?俺夜更かししてさあ、もうふらふらww」

少女(あと四回だ……)

男「……?大丈夫?」

少女「……大丈夫。元気」

「男~~~~」

男「あ……じゃあまた教室でな!!」

少女「……」

少女「やっぱり、気分悪い」



14:月日進 ◆EIVbeOiPes:2011/12/17(土) 22:24:46.24 ID:t6r6vja20

キーンコーンカーンコーン

少女(昼休みだ)
少女(保健室行こう)

男「少女~~~」

少女「……?」

男「昨日のお詫びっていうかさ……奢るから一緒に食べない?いつも一人で食べてるでしょ?」

友人「ナンパww」

少女「……」

男「嫌……か?」

少女「……」フルフル

男「よし!!じゃあ売店行こう」ギュ

少女(また……手……)



15:月日進 ◆EIVbeOiPes:2011/12/17(土) 22:31:25.75 ID:t6r6vja20

男「どれがいいんだ?」

少女(えと……)

売店のおばちゃん「あら、珍しい組み合わせねえ。とうとう少女ちゃんにも彼氏かあ~~」ニヤニヤ

男「違うって!!一緒にご飯食べようって誘っただけだよ!!」

売店のおばちゃん「へえ~~~?」ニヤニヤ

男「で、どれがいい?」

少女(気分悪い……)

男「少女?」

少女「え!?」

売店のおばちゃん「この子はいつもチョコクロワッサンとあんパンよ」

男「そうなのか?」

少女「」コクリ

男「じゃあそれでおねがい」

売店のおばちゃん「まいどあり~~~」



16:月日進 ◆EIVbeOiPes:2011/12/17(土) 22:41:29.98 ID:t6r6vja20

男「はい」

少女「ありがと」フラフラ
少女(吐きそう)

男「大丈夫か?」

少女「」フラフラ

男「少女?」

少女「」フラフラ

男「少女!?だいじょ―――」



17:月日進 ◆EIVbeOiPes:2011/12/17(土) 23:17:18.17 ID:t6r6vja20

少女「……」

少女「……あれ?わたし」

男「急に倒れてびっくりしたよ」

少女「ここは……?」

男「保健室。もう放課後だから送っていくよ」

少女「……」

男「迷惑?」

少女「」フルフル

男「荷物、とりあえずまとめてバッグに入れて持ってきたから」

男「帰ろう……歩けるか?」

少女「」コクリ

男「じゃあ、帰ろう。しんどくなったら正直に言えよ?」

少女「……」コクリ

少女(嘘ついてごめんなさい)

少女(あと、何回だったっけ?)



23:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b):2011/12/18(日) 00:27:29.31 ID:5dAMHaRYo

対人で5回なのか
独り言なら無制限か



24:月日進 ◆EIVbeOiPes:2011/12/18(日) 12:37:49.81 ID:Pf9DRfVD0

おはよう!!
遅いけど今から書き始めようと思う


男「……でか」

少女「」フルフル

男「じゃあ、また明日な。体調悪いようなら明日は休んでおけよ」

少女「」

男「どうした?」

少女「看病のお礼したい……」

男「入ってもいいのか?」

少女「」コクリ

男「じゃあ、少しだけ……」



25:月日進 ◆EIVbeOiPes:2011/12/18(日) 13:14:41.79 ID:Pf9DRfVD0

男「お邪魔しまーーす」

シーン

男「家族は?」

少女「」フルフル

男「仕事?」

少女「」コクリ

男「体調悪いんだろ?晩御飯どうするつもりなんだよ……」

少女「……」

男「そんな『しまった』って顔されても……」

少女「……」

男「作るよ……」

少女「!?」

男「そんなに驚かれても……だれもいないだろ?病人に飯作らせるわけにはいかない」

少女(ありがとう)
少女「」!?
少女「―――!」

少女(5回だ……)



27:月日進 ◆EIVbeOiPes:2011/12/18(日) 13:34:30.70 ID:Pf9DRfVD0

男「ん?どうした?」

少女「」フルフル

男「じゃあとりあえず、ベッドで寝とけ。その間に晩飯作っておくから」

少女「」コクリ






男「えっと……おかゆとかの方がいいんだよな?」

男「鍋はどこだ……?」

男「あ、あった。やっぱ人のキッチンに入るのはなんだか落ち着かないな」

男「……って。え?」

男「これって……」



28:月日進 ◆EIVbeOiPes:2011/12/18(日) 13:44:20.18 ID:Pf9DRfVD0

少女(どうしよう……)

少女(今日はもう話せない……)

少女(また、友達に気持ち悪がられる……)

少女(ともだち……?)

少女(男は……ともだち?)

少女(……嫌)

少女(男に気持ち悪がられるのは……嫌)

少女(男……)シ



29:月日進 ◆EIVbeOiPes:2011/12/18(日) 13:56:02.51 ID:Pf9DRfVD0

男「少女ーーー飯できたぞーーー」

少女「……」

男「うお!?どした!?」

少女「……」

男「気分悪いのか?」

少女「」フルフル

男「なあ……できれば泣き止んでほしいんだけど」

少女「」フルフル

男「女の子が目の前で泣くのを見るのは気分が悪いし、なによりお前の泣き顔は見たくないんだけど……」

少女「」フルフル

男「どこか痛いのか?」

少女「」フルフル

男「……はあ。ちょっと待ってろ」ガチャン

少女「……」

少女(嫌われた……)



30:月日進 ◆EIVbeOiPes:2011/12/18(日) 14:08:56.10 ID:Pf9DRfVD0

男「少女ーーー入るぞーー?」

男「ほら……出来立てだから」

少女「?」

男「なに不思議がってんだ。これ食べて泣き止んでくれるとうれしいんだけど……」

少女「……」グスッ

男「ほら。熱もありそうだし、おかゆにしたんだけど……」

少女(男は……何もしゃべらない私に苛立たない?)

男「ほら、食べろって」

少女(ありがとう)

男「どうだ……?」

少女(……おいしい)

男「料理は苦手じゃないほうだから、失敗はしてないと思うんだけど」

少女(ありがとう。おいしい。言いたいことはたくさんあるのに……)

男「まずいか?」

少女「」フルフル

男「そりゃ良かった」

少女「……」グスッ

男「おいおい。また泣くなよ」



31:月日進 ◆EIVbeOiPes:2011/12/18(日) 14:29:34.01 ID:Pf9DRfVD0

少女(ありがとう。ありがとう)

男「えっと……じゃあ、もうこんな時間だし、また明日な」

少女「」コクコク

男「……あーーー、あと明日の朝体調悪いようなら俺にメールしてくれ。携帯あるか?」

少女「」コクコク

男「よし……じゃあ赤外線っと」

男「じゃあ、また明日な」

少女「」コクリ








男「お邪魔しましたーーー」ガチャン

男「ふーーー。なんか疲れた」

男「お、メールだ」

友人『ヤっちゃったか?ww』

男『死ね』

男「あほか」

男「……」

男「少女……」

男「心配だな」



32:月日進 ◆EIVbeOiPes:2011/12/18(日) 14:41:46.56 ID:Pf9DRfVD0



少女「快調」

少女「……」

少女「昨日、男の前で泣いちゃった」

少女「恥ず……かしい」

少女「支度……しなくちゃ」

ティラリーン

少女「あ……メールだ」

男『学校、行けるか?』

少女「……恥ずかしい。休みたいかも」

少女『大丈夫』

少女「……がんばる」





学校

男「あいつ……本当に大丈夫なのか?」

男「倒れるくらいだったのに」

男「あ……」

少女「」テクテク

男「少女ーーーーおはよーーーー」

少女「」ビクッ

少女「おは……」

男「ん?」

少女「おはよう!!」ニコッ

男「お……おう」

少女(がんばる)



34:月日進 ◆EIVbeOiPes:2011/12/18(日) 14:52:01.71 ID:Pf9DRfVD0

男(少女の笑顔……かわいいな)

少女「?」

男「いや、なんでもない」





教室

少女(今日はあと三回……)

少女(ちゃんと考えて話さないと)

「はい、じゃあ授業始めるぞーー」
「きりーーつ」





昼休み

男「少女ーーー一緒に食べようぜーーー」

友人「懲りないバカww」

男「うるさい」

少女「」コクリ

男「じゃあ売店行こうぜーーー」

友人「俺、陣取りwwパシリww」

少女「……」

少女「」ギュ

男「お!?……おお」

男(手……小さいな)アセアセ



37:月日進 ◆EIVbeOiPes:2011/12/18(日) 15:05:12.21 ID:Pf9DRfVD0

ちょっと設定公開
・少女は一日に五回しか話せない
・話すのを止めて、相手が話し始めると一回カウントされる
・メールでも同様(つまり、32の朝のメールで既に一カウントされている)



38:月日進 ◆EIVbeOiPes:2011/12/18(日) 15:42:09.52 ID:Pf9DRfVD0

男「いただきます」

友人「ゴチになりますww」

男「なに俺の食べようとしてんだ。自分の食え自分の」

友人「男の手作り弁当ww美味ww」

少女「」モグモグ

男「少女もいるか?」

少女「」コクリ

男「ほら」

少女「……ありがとう」

友人「男ww紳士ww」

男「ちょっと黙ってろ」

少女(おいしい)





放課後

男「少女。一緒に帰るか?」

少女「?」

男「昨日、行ってみてわかったんだけどさ…俺ん家から少女の家って近いんだよ」

男「嫌ならいいんだけどさ」

少女「……」

男「……」ゴクリ

少女「一緒に帰る」

男「りょーかい」ホッ





男「じゃあ、またな」

少女「」コクリ

少女「……ありがとう」

男「え?」

少女「……………………」

男「どういたしまして」ニコ



39:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b):2011/12/18(日) 17:58:37.53 ID:sx4+drlbo

メールがダメなら筆談もダメ?



40:月日進 ◆EIVbeOiPes:2011/12/18(日) 18:10:40.49 ID:Pf9DRfVD0

>>39

ダメ
とにかく相手に言葉を使って伝えようとする行為はカウントされる



45:月日進 ◆EIVbeOiPes:2011/12/18(日) 21:22:51.81 ID:Pf9DRfVD0

ごめん気分悪くて寝てた



夜~~少女の家~~

少女(今日も五回話した)

少女(あ、メールだ)

男『明日、話したいことがあるんだ』

少女(話?)

少女(なんだろ。返事もできないし、明日聞こう)





夜~~男の家~~

男「よし……送信っと」

男「……あとは少女に聞くだけなんだけど……」

男(正直、気が重いなあ)

男「………………はあ」

男「…………だけど、あれは絶対におかしい」

男「……寝よ」



46:月日進 ◆EIVbeOiPes:2011/12/18(日) 21:30:55.66 ID:Pf9DRfVD0



「おはー」
「おはよーー」

少女(おはよう)

少女(男と話すときのために、今はがまん

男「おはよーーー」

少女「」コクリ

男「……昼休み屋上に来てくれないか」ボソッ

少女「……」

少女「」コクリ





授業中

少女(なんだろ?)

少女(屋上まで呼んで……)

少女(ま……まさか、告白?)カアア

少女(違う違う!!なに考えてるの私!!)フルフル



47:月日進 ◆EIVbeOiPes:2011/12/18(日) 21:40:23.67 ID:Pf9DRfVD0

昼休み

少女(あ、メール)

男『来てくれ』

少女(ま、まさか……本当に……)カアア

少女(と、とりあえず、行ってみよう)




屋上

男「お、やっと来たか」

少女「……」ドキドキ

男「いやあ。ずっと、言おうかどうか迷ってたんだけどさ……

少女「」ドキドキ

男「まあ……真剣な話」

少女「!?」

男「嫌なら、聞かなくてもいいから」

少女「」フルフル

男「そっか。えっとな……」

少女「」ドキドキ

少女(心臓、すごいことになってる)ドキドキ

男「お前、家族と一緒に暮らしてないのか?」

少女(……え?)

男「前、少女の家に行った時にさ、料理道具に埃かぶってたんだよ」

男「リビングも妙に生活感無いしさ」

少女(……)

少女(こころが……冷くなってきてる)

男「どうなんだ?」

少女(冷たい……嫌……)

男「少女?」

少女(いや……嫌……イヤ!!)ポロポロ



48:月日進 ◆EIVbeOiPes:2011/12/18(日) 22:01:10.10 ID:Pf9DRfVD0

男「え!?……あ!悪い!そういうつもりじゃないんだ!!」

少女(聞きたくない!!)ダッ

男「少女!!」

男「少女!!待ってくれ!!」

友人「おww修羅場ww」

男「そんなこと言ってる場合じゃないんだ!!」タッタッタッタ

友人「……」

友人「頑張れ恋する少年ww」



49:月日進 ◆EIVbeOiPes:2011/12/18(日) 22:09:54.06 ID:Pf9DRfVD0

図書室

少女(嫌……!!いや!!)

少女(これ以上気持ち悪がられるのは嫌!!いじめられるのはいや!!)

キーンコーンカーンコーン

「あーー授業めんどくせーー」
「さぼりてーーー」

少女(ずっとここにいよう。もう男に嫌われたくない)

少女(誰とも話さずに……誰とも触れ合わずに)

少女(今までだってそうだったのに……男のせいで幸せを信じてしまった)

少女(もう……嫌!!)





男「クソッ。見失った」

男「どこに行ったんだ!?」

キーンコーンカーンコーン

男「予鈴だ。早く見つけないと……」

教師「ほら、男。もう授業五分前だぞ」

男「少し気分が悪いので、保健室に行ってもいいですか?」

教師「男にしては珍しいな。体には気をつけろよ」

男「はい。すみません」



50:月日進 ◆EIVbeOiPes:2011/12/18(日) 22:18:28.55 ID:Pf9DRfVD0

男「メールだけでも」

男『さっきは悪かった。いまどこにいるんだ?』

男「送信」





図書室

少女「メール……」

男『さっきは悪かった。いまどこにいるんだ?』

少女「もうこれ以上優しくしないで……!」





男「クソ。返事はないし、見つからないし。どこに行ったんだ?」

友人「男、テンパってるww」

男「友人!?授業はどうしたんだ?」

友人「サボりww」

男「そうか……」

友人「状況は把握済みww」

男「はあ?」

友人「少女は図書室ww鍵は図書室の中だし、内から鍵もしめられてるww」

男「……どうやったんだよ」

友人「俺の情報網舐めるなww」

友人「あと」ポイッ

男「……これは?」

友人「放送室の鍵ww必要だろ?」

男「……サンキュー!!また何か奢る!!」ダッ

友人「弁当、ゴチになりますww」



52:月日進 ◆EIVbeOiPes:2011/12/18(日) 22:27:11.63 ID:Pf9DRfVD0

放送室

男「なんで図書室にはスピーカーがないんだよ!!」

男「……はあ。あとで生徒指導くらうか」

男「図書室の近くのスピーカー全部に最大音で……」ポチポチ

男「……これで無視したらキレるぞ」





図書室

少女「これから……どうしよう」

少女「学校……辞めようかな」

スピーカー『』ガサガサ

少女「?」

男『マイクのテスト中。マイクのテスト中』

少女「男!?」

男『おーい。少女ーーー。聞いてるかーー?』

少女「え!?」

男『まあ……黙って聞いていなさいな』

男『もう完全にプライバシー皆無だけど、言わせてもらうとさ……俺、家族いないわけよ』

少女「!?」

男『でさ……まあ、少女に親近感持ったわけ。馬鹿にするとかそういう意味で言ったわけじゃないんだ……ごめん』



53:月日進 ◆EIVbeOiPes:2011/12/18(日) 22:34:23.76 ID:Pf9DRfVD0

少女「そんな……そんなこと言われても……」

男『できれば、お互い支えあえればなあ……とか思ってたんだ』

少女「……」

男『ははっ……これじゃあまるで告白だ』

少女「……」

男『まあ用件はそれだけ。できれば、鍵、開けてほしいなあなんて思ってるんだけど……』

男『あと……psメールを確認しておきなさい』

スピーカー『おい!!なに勝手にやってるんだ』

男『すみませんでした!!』

スピーカー『なんだか……潔いな。とりあえず、それ、切れ』

男『はい』ブチッ

スピーカー『…………………』

少女「……」

少女「ケータイ……」

男『放課後、屋上で待ってる』

少女「……行かなきゃ」ダッ



54:月日進 ◆EIVbeOiPes:2011/12/18(日) 22:46:09.27 ID:Pf9DRfVD0

放課後~~屋上~~

男「はーーーこってり絞られた……」

男「大変だったんだぜ……少女」

少女「!?」

男「後ろにいることなんて気づいてたさ」

少女「……」

男「でさ……もう昼休みのことは忘れてくれてもいいんだけどさ……」

少女「言う……」

男「えっ?」

少女「今から全部話すから……正直に、嘘つかないから……黙って聞いてて」

男「お……おう」

少女「……」

少女「わ……わたしには、家族がいない」

少女「死んだ……とかじゃなくて、もともといなかった」

少女「気づいた時にはいなくて……」

少女「親が誰かもわからない……」

少女「もしかしたら……神様が……親なのかも」

男「それってどういう――」

少女「黙って」

男「……」

少女「私は……私はね」

少女「一日に5回しか話せません」



55:月日進 ◆EIVbeOiPes:2011/12/18(日) 23:35:01.01 ID:Pf9DRfVD0

男「!?」

少女「そのままの意味で受け取ってくれて構わない」

少女「言葉のキャッチボール五回したら終わり。それ以上は無理」

少女「話そうとしても言葉は出ないし、メールを打とうとしても指が動かない」

少女「うなずくとか、そういうやり取りはできるのに……」

少女「神様はすごくいい加減……」

少女「私を勝手に生み出して……不完全なまま生み出して……そのあとはごみ箱にでも捨てたみたいに無視」ポロポロ

少女「わ……わたしは……ただ……」

少女「楽し……っく……すごしたい……だけ」ポロポロ

男「少女!!」ギュ

少女「……」

少女(暖かい……)

男「俺が……俺が、お前に幸せだと感じさせてやるから!!」

男「お前の生活を楽しくしてやるから!!」

少女「あり……がとう……」

少女「あと……一つだけ……」

少女「あ……の……あの!!」

少女(え……?口が勝手に……)

少女「私……私……!!」

少女「男のことが……好き」



56:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b):2011/12/18(日) 23:38:36.58 ID:L+5JwzV+o

ひゃっほー!!!!



57:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b):2011/12/18(日) 23:38:57.20 ID:5gOyzPxjo

えんだああああああ



58:月日進 ◆EIVbeOiPes:2011/12/18(日) 23:43:51.29 ID:Pf9DRfVD0

少女「優しくしてくれるところが好き」

少女「私が何も話さなくてもニコニコ隣で笑ってくれるのが好き」

少女「私のことを理解しようとしてくれるところが好き……」

少女「……」カアア

少女(言っちゃった……)

少女(これで五回……)

男「……」

男「はあ……その言葉を少女から聞くとはなあ」

男「…………俺なんて一年も前から好きだって言うのに」

男「驚いたような顔するな」

男「誰が好きでもない女のために飯なんて作るんだよ」

男「誰が好きでもない女を看病する?」

男「……お前のことが好きなんだよ」

男「一年前の雨の日だったよ」

少女「?」

男「お前……捨て猫にずっと傘さしてただろ?」

男「自分が濡れるのも構わずに」

男「それが原因」



59:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b):2011/12/18(日) 23:56:19.76 ID:+QbzRy1+0

いやああああああ



60:月日進 ◆EIVbeOiPes:2011/12/19(月) 00:07:11.38 ID:2tmb3ovB0

男「それだけ?って顔してるな」

男「それだけ」

男「さっきも言ったけど、俺、家族いないんだよ」

男「旅行中に事故で全員死んじまった」

男「俺だけは幸い重傷で済んだ」

男「まあ……実をいうと、左目、見えないんだ」

男「それからさ……必死で生きてきた」

男「親がいないせいかな……愛情に飢えててさ」

男「見向きもしないような薄汚れた猫に愛情を向けてたお前から目を離すことができなかった」

男「俺は少女よりも幸せなのかもしれないけどさ……」

男「俺もお前も、同じように愛情に飢えてるんだよ……」

男「初めて会った時、知らないふりなんかしてごめんな?恥ずかしくてさ」カアア

少女(可愛い)

少女(嬉しい)

少女(こんな感情、はじめて)

男「で、さ……」

男「俺の言ったこと覚えてるか?」

少女「?」

男「支えあっていきたい」

男「俺と……付き合ってください」

少女「……!!」ギュ

男「……ありがと」

男「これから、少しずつでも少女のこと理解していくから」

男「きっと、言葉はなくても通じ合えるから」

男「……なんて、綺麗ごとは言わない。言葉がないと通じ合えない、それが人間だから」

男「一日五回だろ?一年で1500回以上だぞ」

少女「?」

男「80年も話せば、一万回以上だ」

男「それだけ話せば、きっと分かり合えるって」ニコ

男「ずっと一緒にいような。少女」

END



62:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b):2011/12/19(月) 00:11:56.42 ID:xTh/90EXo

乙~
面白かったよ



72:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b):2011/12/19(月) 13:31:14.70 ID:palwjFQ10

乙。楽しかったよありがとう



引用元
少女「一日に5回しか話せません」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324117018/
[ 2012/10/21 22:00 ] 男女SS | TB(0) | CM(0)
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