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幼馴染「譲れないっ!」男の妹「こっちの台詞っ!」

1 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:40:28 ID:iWYBiwqk

幼「いーや!これは譲れないよ、妹ちゃん!」

妹「だから、それはこっちの台詞だよ、幼お姉ちゃん!」

幼「ぐぐぐぐぐ!」

妹「ぬぬぬぬぬ!」




引用元
幼馴染「譲れないっ!」男の妹「こっちの台詞っ!」
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1346848828/
2 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:40:55 ID:iWYBiwqk

幼「枕は絶対に私が貰う!」

妹「駄目だから!枕は…枕は!」

妹「お兄ちゃんの匂いが一番染み付いてる…」

妹「超重要アイテムなんだから!」

幼「いいじゃん!新しい枕、買ってきたんだから!」

幼「交換させて貰うよっ!」

妹「そんなの、家族として許可できません!」




3 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:41:18 ID:iWYBiwqk

幼「妹ちゃんは歯ブラシと言う国宝級のアイテムを」

幼「毎朝、男が使った後に使う権利を取ったでしょ?」

妹「それは、ジャンケンに勝ったから…」

幼「次は私の番でしょ!」

幼「代わりばんこに、欲しい物をゲットする」

幼「そう言う約束でしょ?」

妹「そ、そうだけど…」




4 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:41:47 ID:iWYBiwqk

幼「そんな訳で、この枕は私の物です!」

妹「く、悔しいっ…」

妹「歯ブラシの次は絶対枕だと思ってたのにー!」

幼「ふっふっふ。歯ブラシとトレードしようか?」

妹「それはヤだ!」

妹「お兄ちゃんとの間接キスを…みすみす手放す訳がない!」

幼(…いつでも出来るじゃん!ってツッコミはしない方がいいよね)




5 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:42:07 ID:iWYBiwqk

幼「さ、次は妹ちゃんの番だよ!」

妹「衣服類は駄目なんだよね…」

幼「そうだよ。決めたじゃん!」

妹「次、お兄ちゃんを感じられる物…」

幼「さぁさぁ!早く早く!」




6 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:42:26 ID:iWYBiwqk

妹「それじゃあ…」
ガサゴソ

妹「お兄ちゃんがとある目的の為に使用したと思われる…」

妹「この秘蔵の本を頂きます!」

幼「あっ!男ってば、そんな所に隠してたんだ?」

妹「フフフ。実はお兄ちゃんはね」

妹「片付けに困る物は、何でもかんでも」

妹「このアマゾンの大箱の中に入れるってクセがあるんだよ!」




7 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:42:50 ID:iWYBiwqk

幼「押入れの中にそんな素敵ボックスがあったとは…」

妹「幼お姉ちゃん…この本、見てみる?」

幼「え?」

妹「私は前に一度見たから…」

幼「い、いいの?」

妹「…はい、どうぞ」

幼「そ、それじゃあ…」




8 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/09/05(水) 21:43:00 ID:CXSgHzfg

なんだ変態の争いか




10 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:43:22 ID:iWYBiwqk

妹「お兄ちゃんの好みはそんな感じみたいだよ?」

幼「…」
ペラッ

幼「…」
ペラッ

妹「…どう?幼お姉ちゃん」

妹「絶望した?」

幼「男って、こう言うのが好みなんだ…」
ペラッ

妹「幻滅した?」

幼「……」




11 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:43:48 ID:iWYBiwqk

幼「ふがーーーーーー!」
ビリビリビリ

幼「何だ、こんなもーーーん!」
ビリビリ

妹「ちょ、ちょっと!幼お姉ちゃん!落ち着いて!」

幼「こんな脂肪のカタマリがなんだー!!」
ビリビリ

幼「む、胸くらい!私だって、無くはないもん!」
ビリビリバシッ




13 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:44:21 ID:iWYBiwqk

妹「わ、私が取った物なのに!」

幼「こんな毒物、男の目に触れさせるべきじゃないよ!」

幼「妹ちゃんだって、そう思うでしょう?」

妹「そ、それはそうだけど…」

幼「ていうか、一時休戦だよ!妹ちゃん!」

妹「え?」




14 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:44:48 ID:iWYBiwqk

幼「その男ボックスの中身を全部検証していこう!」

妹「えぇー?」

幼「妹ちゃんはその箱の中身を全部知ってるの?」

妹「ううん。全然」

妹「実は前にちらっと見ただけで…」

妹「この本…の残骸以外は、ほとんど何が入ってるか知らないよ?」




15 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:45:22 ID:iWYBiwqk

幼「それじゃ、一つづつ、見て行こう!」

妹「えー?」

幼「…男の事、知りたくないの?」

妹「し、知りたい!お兄ちゃんの事、もっと…」

幼「じゃあ、やろうよ!一緒に!」

妹「おー!」




16 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:45:50 ID:iWYBiwqk



幼「まずは…コレだっ!」

妹「…しょっぱなから、ヘビーな物掴んだね、幼お姉ちゃん」

幼「我ながら、なんと言う引きの強さ…」

妹「何のラベルも貼られていないDVD…」

幼「しかも10枚も…」

妹「これってやっぱりアレかな?」

幼「おそらくね…」




17 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:46:25 ID:iWYBiwqk

妹「…見てみる?」

幼「コレは見るしかないっしょ!」

妹「オッケー!」

妹「それじゃ、テレビスイッチオン!」
ポチ

妹「そしてDVDプレイヤー起動!」
ポチ

幼「ドキドキするね、妹ちゃん!」

妹「それじゃ、行くよ…再生!」
ピッ!




18 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:46:54 ID:iWYBiwqk



3時間後


幼「…」

妹「…」

幼「私の幼馴染は何て物を隠してるんだろう…」

妹「信じられない、お兄ちゃんてば…」

幼「…世界の可愛い猫100選」

妹「…しかもパート10まで」




19 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:47:28 ID:iWYBiwqk

幼「男が犬より猫派とは知ってたけど…」

幼「まさかこんな物に手を出していたとはね」

妹「何だろう、この気持ち」

妹「ホッとしたような、ガッカリしたような…」

幼「解る!解るよ、妹ちゃん!私も同じ気持ちだよ!」

妹「だよね?だよね?」

妹「まったく!ウチのお兄ちゃんときたら!」




20 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:47:52 ID:iWYBiwqk

幼「つ、次!次行ってみよう!」

妹「次は…て、手紙?」

幼「!」

妹「『男君へ』…綺麗な字だね」
ペラッ

妹「…女さんて誰?」

幼「女さん?ほんとに?」

妹「んー。聞いたことあるような…」




21 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:48:19 ID:iWYBiwqk

幼「ウチの学校の生徒会長だよ!」

妹「あぁ、あの美人の!?」

幼「ま、まさか…女さんからのラブレター?」

妹「あ、ありえる!お兄ちゃん、カッコ良いから!」

妹「あ、これ、封が切られてる…」

幼「中身見よう!早く早く!」

妹「う、うん!」
ガサガサ




22 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:48:48 ID:iWYBiwqk

妹「『男君へ。突然こんなお手紙を出してごめんなさい』」

妹「『男君の迷惑になるんじゃないかとは思いますが』」

妹「『私はもう、自分の気持ちを抑えきれません』」

妹「『私は男君の事が好きです』」

幼「…」

妹「『真剣にお付き合いして欲しいです』」

妹「『それでは、お返事をお待ちしてます。女より』」

幼「…」




23 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:49:13 ID:iWYBiwqk

妹「…」
ビリーーーーーッ

幼「ちょ!」

妹「むきゃーーーーー!」
ビリビリビリ

幼「妹ちゃん!ストップ!ストップ!」

妹「何が『気持ちを抑えきれません』だ!」
ビリビリ

妹「私なんか、ずっと抑えたまんまだよ!」




24 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:49:44 ID:iWYBiwqk

妹「なんだー!こんな物ー!」
ビリビリバサーッ

ハラハラハラ

幼「紙吹雪って、桜吹雪に似て、綺麗ね…」

妹「…うん」

幼「…」

妹「…」




25 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:50:09 ID:iWYBiwqk

幼「いやいや!それにしても!」

幼「まさか、女さんからこんな手紙を貰ってたなんて…」

妹「はっ!?まさか、今日のお出かけも!?」

幼「いや、部活の合宿だから、その心配はないよ」

妹「だ、だよね?」

幼「大丈夫、男は明日の昼まで帰って来ないよ」




26 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:50:45 ID:iWYBiwqk



幼「なんかさぁ…」

妹「…うん、何か、ねぇ?」

幼「最初の3品はインパクトあったけど、他は…ねぇ?」

妹「ムシキングのカード15枚」

幼「スピードラーニングのお試しCD」

妹「ポケットモンスターピカチュウとゲームボーイカラー」




27 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:51:15 ID:iWYBiwqk

幼「全然使ってないスケッチブック」

妹「全然使ってないっぽい櫛」

幼「使ってない水彩色鉛筆」

妹「使ってないっぽい手鏡」

幼「…」

妹「…」




28 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:51:47 ID:iWYBiwqk

幼「他にも色々入ってるけど…」

幼「これ、ゴミ箱じゃないの?」

妹「で、でもエッチな本が入ってたんだよ?」

幼「だ、だよね。ラブレターも入ってたし…」

妹「それにしても、他が…ゴミっていうか、使わない物…みたいな?」




29 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:52:24 ID:iWYBiwqk

幼「そして最後に残ったコレ…」

妹「ね?」

幼「なんだろう、この小さな木箱…」

妹「これだけ、鍵が付いてるね」

幼「鍵の在り処知らない?妹ちゃん」

妹「うーん、多分だけど…部屋には無いかも」

幼「ひょっとして、持ち歩いてる…とか?」

妹「きっとそうだよ。財布の中に入れてるとかだよ」




30 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:52:55 ID:iWYBiwqk

幼「…中身、見たくない?」

妹「見たいね…」

幼「何が入ってるのかなー」
ブンブン
ガサガサ

幼「意外と軽いし、音からすると、紙っぽい」

妹「また誰かからのラブレターとか?」

幼「!」




31 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:53:25 ID:iWYBiwqk

妹「さっき破った女さんからのは本命じゃなかったからで…」

妹「この中に入っているのが本命の女の子からで…」

妹「絶対、誰にも見られたくない…とか?」

幼「妹ちゃん!大至急、鈍器を用意して!」

妹「わかった!取ってくる!」




32 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:53:49 ID:iWYBiwqk



妹「はい、幼お姉ちゃん、コレ!」

幼「これは…バールの様な…バール!」

妹「普段何に使うのかわかんないけど、あって良かった。バール!」

幼「フフフ…これさえあれば、木の箱なんて!」

妹「いっけぇー!幼お姉ちゃん!」

幼「今こそ唱える魔法の言葉!」

幼「開けー!ゴマッ!」
ブンッ!
ガツッ!
バラバラバラ…




33 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:54:21 ID:iWYBiwqk

妹「幼お姉ちゃん、別に箱をバラバラにしなくても」

妹「鍵だけ壊せば良かったんじゃない?」

幼「もう壊しちゃったんだから、気にしない!」

幼「さぁ、中身を拝見!」

ガサゴソ
妹「あ、やっぱり手紙っぽい!手紙が入ってるみたいだよ!」

幼「私の男に手を出すのは誰だー!」

妹「私のお兄ちゃんにちょっかい出すのは誰だー!」



妹「ん?2通あるみたい」




34 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:54:47 ID:iWYBiwqk

幼「それは…手紙のやり取りをしてるって事だね?」

妹「そうだねっ!」

幼「許せない!誰からの手紙?」

妹「それじゃ、こっちの手紙、私が読むから」

妹「幼お姉ちゃんはこっちの手紙読んで」

幼「オッケー!」




35 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:55:23 ID:iWYBiwqk

妹「こっちの封筒、幼稚だなぁ。今時キティちゃんて」

幼「ハローキティ、良いじゃん!」

妹「えー。幼お姉ちゃん、センスないー」

幼「なんだとぅ!」

幼「…って、今はそれは良いから!」

妹「そうだね、読んでみよう!」




36 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:55:54 ID:iWYBiwqk

妹「封筒には…『男君へ』か」

妹「何だか、随分幼稚な字だなぁ」

妹「差出人は…書いてないか…」

幼「…」

妹「ん?どうしたの?幼お姉ちゃん?」

妹「そっちも同じ?」




37 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:56:16 ID:iWYBiwqk

幼「ね、ねぇ、妹ちゃん…私達、ひょっとして…」

幼「と、とんでもない事、してるんじゃないかな?」

妹「えっ?何が?」

幼「妹ちゃん、シルバニアファミリー好きだよね?」

妹「うん、大好きだよ。知ってるでしょ?」

幼「…こっちの封筒、シルバニアの封筒なんだけど」

妹「むっ!センスあるな!こいつ!」




38 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:56:49 ID:iWYBiwqk

幼「宛先…『お兄ちゃんへ』って書いてある…」

妹「はっ?えっ?」

妹「ちょ、ちょっとそれ見せて!」

幼「はい!って言うか、そっちの封筒見せて!」

妹「…」

幼「…」




39 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:57:16 ID:iWYBiwqk

妹「これ、たぶん私が昔書いた手紙だ…」

幼「こっちは私が書いた手紙…だと思う」

妹「…はっ!?私達、大変な事しちゃったんじゃあ?」

幼「だからそう言ったでしょ!?」

妹「…ひょっとしたらだけど」

妹「お、お兄ちゃんに怒られるんじゃないかな?」

幼「…あの温厚な男が、怒る訳ないよ、あはは」




40 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:57:48 ID:iWYBiwqk

妹「そ、そうかな?そうだよね?」

妹「お兄ちゃん、優しいもんね?あはは」

幼「そうだよ、あはは」

幼・妹「……」

幼・妹「…そんな訳ないっ!」

幼「ど、どうしよう?」

妹「そんな事言われても…」




41 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:58:38 ID:iWYBiwqk

妹「あ!この木箱を粉々にしたのは、幼お姉ちゃんだからね!」

幼「ズルい!バールを用意したのは妹ちゃんじゃない!」

妹「私は言われた通りに鈍器を用意しただけだもん!」

妹「私は悪くない!」

幼「それを言うなら…」

幼「女さんからの手紙を、ビリビリ破いたのは妹ちゃんだからね!」




42 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:59:03 ID:iWYBiwqk

妹「うっ…し、証拠が無いよ!」

幼「それなら、私も証拠なんてないよ!」

妹「大体、最初に本を破いちゃったのは幼お姉ちゃんでしょ!」

幼「妹ちゃんがあの本を出して来なければこんな事には!」

幼・妹「…」

幼「男に嫌われるかも…」

妹「お兄ちゃんに嫌われるかも…」




43 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 21:59:45 ID:iWYBiwqk

幼「そんなの嫌だ!」

妹「私だって嫌だよ!」

幼・妹「…どうしよう?」

幼「…だ、だいたい、妹ちゃんが邪魔しなければこんな事には…」

妹「幼お姉ちゃんが、お兄ちゃんの部屋に不法侵入しなければ…」

幼「私は純粋に男の匂いがする物が欲しかっただけだもん!」

妹「それは不純だよ!何で泥棒行為が純粋なの?」




44 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:00:21 ID:iWYBiwqk

幼「不純じゃないし、泥棒じゃない!」

幼「男への愛ゆえに取った、純粋な行為だよっ!」

妹「お兄ちゃんへの愛なら、私の方がっ!」

幼「いいや、私の方が!」

妹「絶対私の方がお兄ちゃんの事、愛してるよ!」

幼「いやいやいや。妹ちゃん、男の実の妹でしょ?」

幼「前にも討論したけども」

幼「愛って感じてるのは勘違いだよ!」




45 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:01:04 ID:iWYBiwqk

幼「家族の愛と男女の愛を勘違いしてるよっ?」

妹「さ、最近知ったんだけど」

妹「私達、実は義理の兄妹なんだよ…」

幼「え?マジで?マジで?」

妹「…」

幼「…妹ちゃん、それは妹ちゃんの脳内設定じゃない?」

妹「…そ、それでも!お兄ちゃんを愛してるもんっ!」

幼「愛の大きさは私の方が大きいよ!」

幼「男は渡さない!」




46 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:01:28 ID:iWYBiwqk

妹「譲れないっ!」

幼「こっちの台詞っ!」

妹「いーや!これだけは譲れないよ、幼お姉ちゃん!」

幼「だから、それはこっちの台詞だよ、妹ちゃん!」

妹「ぐぐぐぐぐ!」

幼「ぬぬぬぬぬ!」




ドサッ




47 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:02:06 ID:iWYBiwqk

男「お、お前ら、人の部屋で何やってんだ…?」

幼・妹「!!!!!」

幼「おおおお男!?」

妹「おおおお兄ちゃん!?」

幼「な、何で?合宿は?」

男「あ、合宿は延期になったんだ」

男「台風近付いてきたからな」

男「星が見えないんじゃ、天文部の合宿は出来んさ」

幼「へ、へー。そ、そうなんだ?」




48 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:02:43 ID:iWYBiwqk

男「幼、携帯、不携帯?繋がらなかったけど」

幼「う、うん。自分の部屋に置きっぱです」

男「皆心配してたぞ。後で謝っとけよ?」

幼「う、うん、ごめんね。ちゃんと皆にはメールしておくよ」

男「そうしろ」




49 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:03:16 ID:iWYBiwqk

男「あ、いや、そんな事より…」

妹「お、おかえり、お兄ちゃん!」

男「ん。ただいま、妹」

妹「お兄ちゃん、アイス食べたくない?」

妹「あずきバー買ってあるよ!好きでしょ?あずきバー!」

男「…あずきバーは頂く」

男「だが俺は誤魔化されないぞ!?」

男「まずは!この状況を説明しろ!」




50 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:03:46 ID:iWYBiwqk

幼・妹「…」

男「て言うか、なんだこの惨状は!」

男「正直に言いなさいっ!」

幼「…あ、あの」

妹「お、お兄ちゃんの部屋を漁りました」

妹「幼お姉ちゃんの提案で!」

幼「あ、ズルい!妹ちゃんもノリノリだったのに!」

妹「私は幼お姉ちゃんの暴走を止めようとしたんだよ!」

男「…二人とも、ちょっとそこに正座!」

幼・妹「…はい」




51 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:04:27 ID:iWYBiwqk



男「…で?どうしてこうなった?」

男「言い訳はいらんから、ちゃんと『説明』を、な?」

幼・妹(お、怒ってる…)

幼「あ、あの、まず私がね、男の私物をぬすー…んじゃなくて」

幼「男の使ってる枕をね、新しい物にしようと思ってね」

男「ん?枕?」

幼「とにかく!ベランダ伝いに部屋に入ったの」




52 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:04:54 ID:iWYBiwqk

男「…それだけでもう犯罪行為だよな」

男「まぁ幼が勝手に部屋に入って来るのはいつもの事だけどな」

幼「それはちょっと横に置いておいて!」

男「…で?」

幼「そしたら、部屋に居た妹ちゃんと鉢合わせて…」

男「妹、お前は俺の部屋で何をしてたんだ?」

妹「お兄ちゃんのベッドで寝ようかなと…」

男「自分の部屋で寝りゃいいだろ。なんで俺の部屋?」




53 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:05:30 ID:iWYBiwqk

妹「お兄ちゃんの匂いをかごー…じゃなくて」

妹「わ、私の部屋、エアコン壊れちゃって、暑くってさ」

男「ほほう、そうなのか?」

妹「う、うん…」

男「それで、二人、鉢合わせして、どうなったんだ?」

妹「幼お姉ちゃんが、お兄ちゃんの枕を持って行こうとしてたから」

妹「口論になってー、その結果ー、ジャンケン勝負になってー」




54 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:05:54 ID:iWYBiwqk

妹「それで私が勝ったから…お兄ちゃんの歯ブラシ使用権を取って」

男「は?」

幼「で、次は私の番って事で、枕を…」

男「ちょっと待って!二人とも!」

幼・妹「はい」

男「俺の歯ブラシと枕をどうするつもりだったの?」




55 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:06:36 ID:iWYBiwqk

妹「歯ブラシは、毎朝お兄ちゃんが使った後に使うに決まってるじゃない?」

幼「枕は匂いを嗅ぐに決まってるじゃん?」

男「決まってるのかよ!」

男「て言うか、もうツッコミどころが多すぎて…」

男「何から言っていいのか、訳わからんが…」

男「歯ブラシも枕も、俺の物だ!勝手に取引するな!」




56 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:06:59 ID:iWYBiwqk

幼「ま、枕はね?新しいのちゃんと用意してあるから!」

男「問題はそこじゃねえよ!匂い嗅ぐって何だ!?」

幼「自分の部屋でも、大好きな男の匂いを感じていたいんだよぅ」

男「なっ!?」

妹「それを言うなら私だって!」

男「な、何が?」




57 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:07:35 ID:iWYBiwqk

妹「大好きなお兄ちゃんの使用済歯ブラシを使って」

妹「朝から幸せな気分に包まれたいんだよ!」

男「ふ、二人とも…な、何を…」

幼「え?私達、今変な事言った?」

妹「え?別に普通の事しか言ってないよね?」

男「二人とも、俺の事が好きだったのか?」

幼「え?昔から好きだけど?」

妹「私もだけど?」




58 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:07:57 ID:iWYBiwqk

男「な、なんでそんな大切な事を、そんなあっさり言えるんだ?」

幼・妹「えっ?」

男「幼、一応聞くけど…俺に好きだって言ってくれた事あったっけ?」

幼「え?」

男「俺、初めて好きって言われたと思うんだけど…」

幼「え?そうだっけ?」

男「…そうだよ」

幼「…そうだったかなー。私の気持ち、伝えたと思うんだけどなー」




59 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:08:24 ID:iWYBiwqk

男「妹!」

妹「は、はい!」

男「さらりと好きって言ってたけど…俺たちは兄妹だぞ?」

妹「そんな事わかってるよ、お兄ちゃん」

男「義理とかじゃなくて、血の繋がった、実の兄妹だぞ?」

妹「…でも、昔、結婚してくれるって言ったじゃん!」

男「そんな事言う訳ないだろ!?」

男「それにもう高校生なんだから、それが無理な話しだって事くらい…」




60 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:08:56 ID:iWYBiwqk

妹「あ、愛は地球を救うんだよ、お兄ちゃん!」

男「は?」

妹「だから、愛さえあれば、ちっぽけな2人くらい救ってくれるよ!」

男「…」

妹「それに、私も物心ついてから」

妹「ちゃーんとお兄ちゃんに気持ちを伝えたと思うんだけど…」

男「いーや、聞いてない」

男「二人が俺の事を、その…好きだったなんて聞いてないぞ!?」




61 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:09:23 ID:iWYBiwqk

幼「んー。約束したと思うんだけどなぁ」

妹「私もー。結婚してって言ったと思うんだけどなぁ」

男「いくら俺が物覚え悪くても…そんな事言われたらさすがに忘れないだろう」

男「それにもしそんな告白されたとしたら、返事するはずだろ?」

幼「んー確かに…でも何か引っかかるなぁ…」

妹「私も…何だろう、何が引っかかってるのかなぁ…」

男「あの、と、取り敢えず、さ」

幼「ん?」




62 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:10:05 ID:iWYBiwqk

男「俺も幼の事、その…昔から好きなんだけど、さ?」

幼「マジで!?」

男「は、はい、マジです…よ?」

幼「やったー!!!!!!」
ピョンピョン

幼「じゃ、これからは、只のお隣さんじゃなくて」

幼「カレシ・カノジョの関係って事で良いの?」

男「おぅ…幼さえ良ければ、俺と付き合って欲しいです…よ?」

幼「もちろん答えはイエスだよ!やったー!」




63 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:10:28 ID:iWYBiwqk

妹「ちょっと待ったーーー!!!」

男・幼「え?」

妹「私をモブ扱いしないで!」

妹「私もお兄ちゃんと結婚の約束したもん!」

妹「それに愛の深さなら、幼お姉ちゃんにだって負けないもん!」

男「あのなぁ、妹。さっきも言ったけど、俺たち実の兄妹だぞ?」

男「結婚なんて出来る訳ないだろ?」

男「お前の事は、妹としては好きだけど」

男「異性としては見られない」




64 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:10:50 ID:iWYBiwqk

妹「そ、そんな…それじゃ今までのアピールは…」

男「アピール?」

妹「さりげなーく、妹物の漫画を机の上に置いてみたり」

妹「さりげなーく、屈んで勝負パンツ見せてみたり」

妹「さりげなーく、風呂上りにばったり鉢合わせしたり」

妹「さりげなーく、寝てるお兄ちゃんの耳元で愛を囁いたり」

妹「さりげなーく、寝てるお兄ちゃんのほっぺにチューしてみたり?」

男「おい、最後の二つは聞き逃せねーぞ?」




65 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:11:19 ID:iWYBiwqk

幼「そ、そうだよ!寝てる隙にチューなんて!ズルい!」

妹「確かに寝てるお兄ちゃんにチューしたけど…」

妹「わ、私の気持ちは…全然伝わって無かった…」

妹「幼お姉ちゃんの方がズルい!ズルい!」

幼「したのはほっぺだけでしょうね?」

幼「男のファーストキスは私の物なんだから!」

妹「…」
ジーーーー

男「何だ?妹」




66 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:11:56 ID:iWYBiwqk

妹「えいっ!」
チュッ!

男・幼「!!!!!!」

男「い、妹、今…お前!」

妹「これで、少しは異性として意識してもらえた?」

男「あ、アホか!そんな、意識なんて出来る訳ないだろ!」

男「それに、俺のファーストキス…うぉぉ」

男「実の妹に、キスされた…何と言う罪悪感…」

妹「…私、初めてのキスは、絶対お兄ちゃんとしたかったんだもん!」

男「俺たちは実の兄妹だぞ?」

男「こんなの…お前…駄目に決まってるだろ」

幼「ゼ…サ…イ」

男「え?幼、なんだって?」




67 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:12:23 ID:iWYBiwqk

幼「ぜっったい、許さないっ!」

妹「な、何よ!やる気?」

幼「ズキュゥゥゥゥゥン!」
チューーーーッ

男「…ぷっは!お、幼、お前まで何してんの!?」

幼「男のファーストキスは奪われたけど…」

幼「セカンド、サード、ショートから、センター、レフト、ライトまで」

幼「あとのキスは全部私のもの!」




68 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:12:49 ID:iWYBiwqk

男「お、落ち着け、幼!」

幼「何よ!出来立てホヤホヤの彼女と、キス出来て嬉しくないの?」

男「い、いや、嬉しいけど…こんな、何の風情もなく、無理やりに…」

妹「幼お姉ちゃんズルい!私は軽く触れる程度のキスだったのに!」

幼「妹ちゃんの方がズルい!強引にキスするなんて!」




69 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:13:16 ID:iWYBiwqk

妹「協定違反だよ、幼お姉ちゃん!」

幼「こっちの台詞だよ、妹ちゃん!」

幼「こんな時、どっちが先にするかはジャンケンでしょ!」

幼「協定で決めたのに!」

男「…は?協定?どう言う事?」

妹「妹・幼の共同戦線協定!」

幼「違うよ!幼・妹の共同戦線協定だよ!」




70 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:13:46 ID:iWYBiwqk

男「…あの、ちゃんと説明してくれよ」

妹「私達2人とも、お兄ちゃんの事が好きで好きで」

妹「大好きだから…」

幼「男の事が大切だから、いくつかの決め事を、ね」

男「それが協定?どんな事を決めたんだ?」

妹「お兄ちゃんが嫌がる事はしない…とか」

幼「意見が対立した時はジャンケンで決める…とか」

妹「あとは…衣服の持ち出しはしない…とか?」




71 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:14:52 ID:iWYBiwqk

男「…ちょっと、また最後のやつ聞き逃せないんだけど」

男「ひょっとして、一時期俺のTシャツが無くなってたのは…」

妹「私達が取りました…」

幼「男が気付いたみたいだから、ちゃんと洗濯して戻したよ!」

男「そう言う事だったか…」

幼「でもこれからはそんな事もなくなるかもよ!」

幼「何て言ったって、私たちもう付き合ってるんだもんね?」

男「お、おぅ、何かそう言われると照れるな」

妹「…」




72 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:15:16 ID:iWYBiwqk

妹「お兄ちゃん、幼お姉ちゃん、二人に提案!提案があります!」

男「ん?何だよ、提案って」

妹「三人!三人で幸せになろうよ!!」

男「は?」

妹「幼お姉ちゃんは私の事嫌い?」

幼「い、いや、嫌いじゃないけど?」

妹「お兄ちゃんは私の事好き?」

男「兄妹として、家族としてなら、好きだぞ?」




73 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:15:47 ID:iWYBiwqk

妹「それじゃあ!」

妹「今は無理でも…三人で一緒に暮らせば、きっと!」

男「きっと、何だよ…」

妹「愛が芽生えると思う!」

男「小学生か!俺はお前の事、家族としてしか見られん!」

妹「そんな、断言しなくても…」

妹「幼お姉ちゃんはどう?」

幼「うーん。私は…」




74 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:16:19 ID:iWYBiwqk

幼「私はずっと男の隣りに居られればそれで良いし」

幼「それに、妹ちゃんの事、嫌いじゃないし」

幼「男の一番が私なら、三人で一緒にって言う提案、悪くないと思う」

妹「さっすが、幼お姉ちゃん!話しが解る!」

男「いやいやいやいや」

男「それは駄目だろ!実の兄妹だぞ?」

幼「愛があれば万事解決じゃない?」

妹「そうだよそうだよ!」

男「何も解決しねーよ!駄目だろ!て言うか、嫌だ!」




75 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:16:55 ID:iWYBiwqk

幼「そんなに強く拒否しなくてもいいじゃん、男」

妹「そうだそうだー!」

幼「恋する乙女の気持ちを少しは汲んでも良いんじゃない?」

妹「そうだそうだー!」

男「家族を異性として見れるか!」

男「例えばだ、幼」

男「お前、おじさんと結婚したいと思うか?」

幼「え?私のお父さん?嫌だよ、そんなの」

男「俺が言いたいのはそう言う事だ!無理だろ、絶対!」




76 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:17:31 ID:iWYBiwqk

妹「…こんなに好きなのに…うぅ…グスッ」

男「妹…」

妹「約束もしたのに…グスッ」

男「それは気のせいだ。俺は二人から告白なんてされてない」

幼「いや、それは私も…告白はしたよ!」

幼「返事は覚えてないけど、結婚して下さいって伝えたよ!」

男「いや、聞いてない。断言するけど、聞いてないぞ?」




77 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:18:10 ID:iWYBiwqk

男「…ん?」

幼「な、何?」

男「よく見たら、俺の部屋、色んな物が散乱してるよな」

幼「う…」

男「ただ漁っただけじゃないな?」

幼「えっと、最初はね、押入れの中の男ボックスの中から…」

男「おい、男ボックスってなんだよ…って、アレか!アマゾンの箱か!」

幼「…うん」




78 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:18:47 ID:iWYBiwqk

男「あれの中を見たのか…」

妹「お兄ちゃんがあの箱の中に、色んな物をしまってるって事は知ってたから」

妹「あの…えーと、あのー、ね?」

男「何だ?」

幼「…あの…本が、ね?」

妹「う、うん。本を、ね?」

男「あぁ…あの本、見た訳ね」




79 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:19:27 ID:iWYBiwqk

幼「あまりにもムカつく内容だったので、ビリビリ破っちゃった…」

男「え?破っちゃったの?」

幼「ごめんなさい…」

男「まぁ、勝手に破り捨てるのは駄目だけど…」

男「謝ってくれたから、許すよ」

幼「え?良いの?」

男「えー…実はあの本はですね」

男「友の奴が勝手に置いていったものであってですね」

男「決して俺の趣味ではないのです」




80 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:19:50 ID:iWYBiwqk

幼「なぁんだ、良かったぁ…」

男「だからもう謝らなくても良いよ、幼」

幼「でも、あの…女さんからの手紙とか…」

男「あれも読んだのか?」

妹「ビリビリに破いちゃった…」

男「は?あれも破っちゃったのか…」

妹「ごめんなさい…」




81 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:20:18 ID:iWYBiwqk

男「まぁ、良いよ」

幼「え?破って紙吹雪にしちゃったんだよ?」

男「…床に散乱してるのはそれか」

男「アレね。友の奴のイタズラだよ」

幼「え?」

男「大体、女さんが俺なんて相手にする訳ないだろ」

妹「そんな事無いよ!お似合いのカップルだよ!」

幼「そうそう!美男美女で、お似合いだよ!」




82 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:20:59 ID:iWYBiwqk

男「え?何?二人は、俺と女さんをくっつけたいの?」

妹「や!決してそう言う意味ではなく!」

幼「そうそう!そう言う邪な意味ではなく!」

男「…まぁ、とにかくだな」

男「あのアマゾンのダンボール箱の中に入っていた物は」

男「ほとんどが処分に困って、ただ持っていただけの物だよ」

幼「あの、世界の可愛い猫100選も?」

男「あ、あれは数少ない、大事な物です」




83 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:21:36 ID:iWYBiwqk

男「まったく…こんなに散らかして…」

幼「あの…その…」

幼「ごめんなさい!」

男「え?もう謝らなくていいよ、幼」

男「勝手に部屋の中を漁られるのは良い気分しねーけどさ」

男「そんな事ふっ飛ばす位、良い事があったんだから」

幼「それでも、今のうちに謝っておくよ…ごめんね、男」

妹「私も。ごめん、お兄ちゃん」

男「だから、もう良いってば、二人とも」




84 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:22:11 ID:iWYBiwqk

幼「男ボックスの中に、木箱が入ってたんだけど」

男「あぁ、アレも数少ない大事な物の一つだぞ」

男「アマゾンの箱の中に戻したのか?」

妹「あ、あれは…その…」

男「ん?」

幼「もう、この世には存在しないんだよ…」

男「は?」

幼「鍵がかかってたかけど、中身見たかったんで…」

妹「バールで、粉々にしちゃった…」

男「!!!!!!!」




85 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:22:54 ID:iWYBiwqk

幼「え?そんなに驚く所?」

男「そりゃ驚くだろ!はぁ!?粉々にした?」

妹「その、部屋の隅にあるのが元木箱です…」

男「な、中身は?手紙が入ってただろ?」

男「あれも破ったのか?」

幼・妹「…コレ」
スッ

男「お前ら、それ、読んだのか?」

男「読んだのか?」




86 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:23:28 ID:iWYBiwqk

幼「よ、読んでないよ」

男「…」

妹「私も、幼お姉ちゃんも中身は読んでないけど…」

妹「これ、私達が書いた手紙だよね?」

男「…そうだよ」

幼「それ、なんで鍵付きの箱に入れてあったの?」

男「…大事な物だからだよ」

男「て言うか、二人とも、覚えてないのかよ?」

幼・妹「…すいません」




87 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:23:57 ID:iWYBiwqk

男「『この手紙、男くんの18歳の誕生日に読んで』って」

男「そしたら妹が幼を引っ張ってって、自分の部屋に連れて行って…」

男「戻ってきたら『私も書いた!』って言って」

妹「…それじゃ私、小3の時の話しだよね?」

妹「覚えてない…大好きなお兄ちゃんの事なのに…」

男「ともかく、2人から手紙貰ってさ」

男「大事な物だから木箱に入れて、鍵をかけたんだ」

男「鍵は俺の財布の中にちゃんとあったのに…」
チャラッ




88 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:24:26 ID:iWYBiwqk

幼「あっ!」

妹「え?な、何?幼お姉ちゃん?」

男「どうした幼?」

幼「約束、思い出した…」

男「え?」

幼「この手紙の中身も、あの時何があったのかも、全部思い出した!」

妹「本当に?」

幼「その鍵についてるキーホルダーで、思い出した…」




89 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:24:51 ID:iWYBiwqk

妹「何て書いてあるの?」

幼「私も妹ちゃんも、同じ事が書いてあるよ…」

男「そうなん?」

幼「うん。今、完全に思い出したわー」

幼「本当は18歳の誕生日に読んで欲しかったけど…」

幼「もう良いや!今ここで読んでよ、男!」

男「え?今?良いの?あと2ヶ月で18歳ですけど?」

幼「あいや!今こそ!今こそ好機ですぞ!今読んだ方が良いですぞ、殿!」

男「まぁ、書いた本人が良いって言うなら…んじゃ読むぞ?」

妹「何が書いてあるの?」

幼「すぐ解るよ、妹ちゃん」




90 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:26:59 ID:iWYBiwqk

男「…」
ペリペリ
ガサガサ
ペラッ

男「…ぁ」

幼「…解った?」

男「…ぉぉ」

妹「何なに?何て書いてあるの?」

男「…て言うかコレ、妹の手紙も同じ内容なの?」

幼「うん、そうだよ」




91 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:27:26 ID:iWYBiwqk

妹「ねぇ!見せてよ!」

男「ん、見せても?」

幼「いいよ」

妹「何何?『18才の男君へ』」

妹「『お誕生日おめでとうございます』」

妹「『18才になった男君の隣りに、まだ私が居るなら』」

妹「『私と結婚して下さい』…はぁ?」




92 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:28:02 ID:iWYBiwqk

妹「これ、幼お姉ちゃんからのプロポーズ?」

幼「…うん」

妹「あっ!」

幼「思い出したみたいだね?」

妹「…うん」

妹「そうだ、あの時…」

幼「男の誕生日プレゼントに」

幼「私が結婚して下さいって手紙に書いたって言ったら」

幼「妹ちゃんも書くって言い出して…」

幼「同じ内容の手紙書いたんだよ…」




93 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:28:30 ID:iWYBiwqk

男「…」
ペリペリ
ガサガサ
ペラッ

男「『カッコ良いお兄ちゃんへ』」

男「『18才のお誕生日おめでとう』」

男「『私は幼お姉ちゃんと違って、ずっとそばにいるから』」

男「『私とけっこんして下さい』」

男「…」




94 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:29:13 ID:iWYBiwqk

幼「…これが引っかかってたんだ」

妹「私も、約束したつもりになってた…」

男「都合の良い所だけ覚えてたんだな、二人とも…」

男「一番大事な事を忘れてたんだから、な?」

妹「ねぇ、お兄ちゃん」

幼「男っ!」

幼・妹「どっちが好きなの?」

男「はぁ?」




95 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:29:40 ID:iWYBiwqk

男「そんなのさっき答え出ただろ?」

男「俺は昔から幼の事が好きなんだよっ!」

幼「そ、そんなにはっきり言われると照れる…」

幼「でも嬉しいっ!」
ギュッ

男「…俺も想いが通じて、嬉しいよ、幼」
ギュッ




96 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:30:11 ID:iWYBiwqk

妹「…また変な空気作って!駄目だからねっ!」

妹「禁止禁止!その雰囲気は全面禁止です!」

妹「抱き合うのも禁止!」
グイグイ

幼「うふふ。妹ちゃんったら」

妹「…まだだよ!まだ勝負はついてないっ!」




97 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:30:49 ID:iWYBiwqk

男「勝負も何も…」

妹「ブラジル!ブラジル人になろうよ、お兄ちゃん、幼お姉ちゃん!」

男・幼「は?」

妹「ブラジルでね、三人婚っていうのが成立したらしいのっ!」

男「…それがどうした」

妹「ブラジルに亡命して、三人で幸せになろうよっ!」

男「亡命って…」




98 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:31:13 ID:iWYBiwqk

幼「ねぇ、妹ちゃん」

妹「し、幸せな結末になりそうでしょ?」

幼「三人婚の話しは私もニュースで見たけどさ」

幼「…ブラジルは兄妹で結婚は出来るの?」

妹「そ、それは…知らないけど」

幼「なら、どこに行っても一緒だよ、妹ちゃん」

幼「だったら、ここでいいじゃん」

妹「え?」




99 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:33:06 ID:iWYBiwqk

幼「私は男を譲るつもりは一切ないけど」

幼「妹ちゃんも男の事が好きなのは解るからさ」

幼「ここで出来る事をすればいいんじゃないかな」

男「幼…」

妹「幼お姉ちゃん…」

妹「やっぱり私、幼お姉ちゃんの事も大好きっ」
ギュッ

幼「うふふ。本当に可愛い妹だよ、妹ちゃんは」
ナデナデ

男「…これで、いいのか?」




100 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:33:33 ID:iWYBiwqk




幼「…」

男「…」

妹「お兄ちゃん…大好きぃ…」

幼「…」

幼「ドラァ!起きろ!二人ともー!」

男「…んぁ?」

妹「…んー?うるさいなぁ…」




101 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:34:00 ID:iWYBiwqk

幼「目を覚ませ、二人ともぉあぁ!」

男「…ん?あぁ、幼、おはようー」

妹「んにゃー。まだ眠い…」

幼「5秒以内に覚醒しろ!でないと二人ともハッ倒す!」

男「朝から、何怒ってるんだよ…って、妹?」

妹「…もう少しだけ、寝かせてよぅ」
ギュッ




102 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:34:58 ID:iWYBiwqk

幼「男!これ、どう言う事なの?」

男「何で俺と妹が同じベッドで寝てるんだ?」

幼「私が説明して欲しいんですけどっ!」

妹「お兄ちゃん、昨夜は凄かったね…」

幼「男、あんた、まさか…」

男「待て、幼!俺にも訳がわからんっ!」

妹「くふふ。幼お姉ちゃん、お先に失礼しましたよ?」




103 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:35:24 ID:iWYBiwqk

幼「…世の中にはね、言って良い冗談と悪い冗談があるのよ、妹ちゃん?」
プルプル

男「落ち着け!幼!俺は断じて…」

男「て言うか、妹!離れろ!いつまで抱きついてるんだ!アホ!」

幼「そうだよ、妹ちゃんっ!男から離れてっ!」
グイッ

妹「あぁん…」

幼「…ドラァ!説明しろ、このアホ兄妹がぁ!」




104 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:36:18 ID:iWYBiwqk

男「いや、説明も何も…」

妹「幼お姉ちゃん。だから、ね?」

幼「…何よ、その『お察しください』みたいな顔!」

妹「口で言わないと、解らない?」

幼「…いや、待って。説明しなくても解った!」

幼「夜中にこっそり男のベッドに潜り込んだね?」

妹「ち、違うよ?私たちは昨夜未明、ついに気持ちも身体も結ばれて…」




105 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:36:50 ID:iWYBiwqk

男「おい!妹!嘘をつくな!」

男「俺は何もしてない!」

男「昨日から言ってるだろ?俺はお前に恋愛感情は持てない!」

妹「これから徐々に、恋愛感情を持ってもらえるように、私は行動する!」

妹「ここで出来る事をやれば良いって、幼お姉ちゃんも言ってたじゃん!」

幼「言ったけど!こんな夜這いみたいな事は駄目!」

妹「地の利を活かしただけじゃん!」




106 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:37:30 ID:iWYBiwqk

妹「だって、これくらいしないと、お兄ちゃんは私を見てくれないし…」

幼「…解った」

男「おい、幼!そこは解らなくていいだろ?」

幼「男!今日の夜は、寝る時、窓の鍵開けといて!」

男「は?」

幼「今夜は私の番だから!」

男「駄目だ駄目だ!」

男「今日からは、部屋の鍵全部閉めて寝る!」




107 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:38:10 ID:iWYBiwqk

妹「そ、そんな!唯一の私の有利な条件が…」

幼「私は彼女なんだから、良いでしょ?」

男「駄目ったら駄目!」

男「幼とは…もうちょっと時間をかけて」

男「普通にデートとかして、二人の時間を一歩づつ進めて行きたい!」

男「ちゃんと男女として、お付き合いしていきたい!」

幼「男…」




108 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:38:42 ID:iWYBiwqk

妹「わ、私は?私は?お兄ちゃん!」

男「何度も言うが、お前は家族だ!」

男「それ以上の感情は持てない!」

妹「私も幼お姉ちゃんと同じように、一歩づつ進んで行こうよ!」

男「それは、無理だって、何回も言ってるだろう」

男「いい加減聞き分けてくれよ、妹」

妹「…私、絶対諦めないから!」




109 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:39:06 ID:iWYBiwqk

妹「そりゃ兄妹の壁は高くて厚いかもしれないけど…」

妹「お兄ちゃん以上の男の子なんて居ないよ!」

妹「私だって一歩づつ、進むんだから!」

男「妹…」

幼「妹ちゃん…」

妹「あーーーーー!もう!!」

妹「まずはこの微妙な空気をぶっ壊す!」

妹「それが私の第一歩!」

男「い、妹?」

妹「どーーーーん!」
ギュッ
ドサッ




110 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:39:48 ID:iWYBiwqk

男「…重い。妹、どいてくれ」

幼「妹ちゃん、暑い。そんなに抱きつかれたら、暑いよ」

妹「…もうちょっとだけ、このままで…三人で楽しく…」

幼「妹ちゃん…」

妹「ね?幼お姉ちゃん?」

幼「ふふふ。まぁ、男の事は譲れないけどね!」

妹「こっちの台詞だよ、幼お姉ちゃんっ!」

男「俺の意見は聞かねーのかよ!」




111 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:40:13 ID:iWYBiwqk

幼「ふふ。そんな事より、二人とも…」

幼「そろそろ準備しないと、遅刻しちゃうかもよ?」

男「げ!もうこんな時間か!」

妹「やばっ!早く着替えなきゃ!」
バタバタ
ガチャッ
バタン

男「幼、俺も着替えるから、外で待っててくれよ」

幼「えへへ。着替え手伝ってあげようか?」

男「な、何いってんの、お前」

幼「冗談だよ冗談!」




112 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:40:54 ID:iWYBiwqk

幼「でも…Tシャツは脱ぐでしょ?」

男「あぁ、妹に抱きつかれてたから、寝汗かいちまったな」

幼「それじゃそのTシャツ私にちょうだい!」

男「は?」

幼「男の匂いが染み付いたTシャツ…YES!YES!YES!」

男「イエスじゃねえよ!アホか!」

男「だいたい…これからは一番近くで匂いも嗅げるじゃねーか」
ギュッ




113 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:41:22 ID:iWYBiwqk

幼「それはそうだけど、さ」

男「…大好きだぞ、幼」

幼「…私もだよ、男」
チュッ













幼「…でもまぁ、それはそれ、これはこれ!」

男「え?」




114 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:41:56 ID:iWYBiwqk

幼「早くTシャツ脱いで!」

男「は?だから…」

幼「男…Tシャツにはね、Tシャツの良さが、あるんだよ!」

男「はぁ」

バンッ!
妹「その通りだよお兄ちゃん!」

妹「肌着には肌着の良さがあるんだよ!」

男「…妹、着替えるの早いな…髪はボサボサだけど」




115 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:42:25 ID:iWYBiwqk

妹「そしてそのTシャツは私にちょうだい!」

男「は?」

幼「ダメだから!」

妹「譲れない!」

幼「こっちの台詞!」

男「おい!いい加減にしろ!二人とも!変態か!」

幼「そうだよ!」

男「え?」




116 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:43:00 ID:iWYBiwqk

妹「私たち、二人とも、匂いフェチだよ!」

男「え?マジで?」

幼・妹「マジで!」

男「な、なんで二人ともそんなにあっさりと…」

男「自分の特殊な性癖をカミングアウト出来るんだよ!」

幼「だって隠しててもいつかバレるし!」

妹「うんうん!」




117 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:43:27 ID:iWYBiwqk

幼「なら、今のうちに、私の事もっと知って欲しいよ!」

妹「私も!」

幼「だから早くTシャツ!」
グイグイ

妹「やー!私のだから!」
グイグイ

男「お、おい…」




118 : ◆L0dG93FE2w 2012/09/05(水) 22:44:09 ID:iWYBiwqk

男「おい止めろ!二人とも!」

男「止めろってば!」

男「あの、ねぇ?二人とも?」

男「ちょ…ホント、やめて!」

男「や、破れる!破れちゃうから!」

男「ちょ…今、ズボンは関係な…」




男「い、いやぁぁぁーらめぇぇぇぇ!」





おわり




120 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/09/05(水) 22:49:35 ID:I6reKsss

乙です!




121 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/09/05(水) 22:52:46 ID:RYdHD5SA

乙でした!




129 :以下、名無しが深夜にお送りします 2012/09/05(水) 23:32:49 ID:.dGrQQtA






引用元
幼馴染「譲れないっ!」男の妹「こっちの台詞っ!」
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1346848828/
[ 2012/09/06 18:00 ] ハーレムSS | TB(0) | CM(0)
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