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女「幽霊がいる」

1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/13(水) 00:16:57.11 ID:dT2pw1E50

男「何いってんだよ」

女「ほら、あんたの背中に」

幽霊「・・・」

男「はぁ?冗談だろ?」

友「よお、男、その後ろの、青白く光ってる女の子は、何だ?」

男「何だよ友、お前まで・・・顔色悪いぞ、大丈夫か?」

先生「おい男、背中にひっついているのは、誰だ?」

男「」



引用元
女「幽霊がいる」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1310483816/
2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/13(水) 00:19:04.91 ID:dT2pw1E50

男「」ガバッ

先生「うおっ、どうした、しがみついてきて」

男「取って・・・取ってぇ」ガタガタ・・・

女「男!心配しないで、離れてる、離れてるから!」

幽霊「あの…」

友「喋った!」びくっ

幽霊「あぅ…」おどおど

先生(あら、かわいい)



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/13(水) 00:21:34.24 ID:dT2pw1E50

―保健室

男「はっ!」

友「おお、起きたか」

幽霊「だいじょうぶ?」

男「おはよう、友。恐ろしい夢を見た・・・悪霊にとりつかれた夢だ」

友「今もいるよ」

男「何処にっ!?」

友「俺からベッドを挟んで反対側に」

男「」ガバッ

幽霊「あぅぅ・・・」

友「布団を被るなよ、幽霊ちゃん悲しんでるじゃないか」



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/13(水) 00:24:03.74 ID:dT2pw1E50

―放課後

女「結局一日保健室に居たのね」

友「小さいころからホラーとかの類には絶対に拒否するやつだったが、あそこまで怖がりだったとはなぁ」

幽霊「・・・」ぐすっ、ぐしっ

友「君の所為じゃないよ」

女「そうそう!男があんたを見れたら怖がるなんてことはないわ!」

女友「ほんっともう、可愛すぎて食べちゃいたくなるくらいっ」

友・女「「・・・」」



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/13(水) 00:26:00.96 ID:dT2pw1E50

男「今は、本っ当に居ないんだな」

友「ああ居ないから布団から出てこい」

男「あっつがった」がばっ

友「・・・お前、なにか心当たりはないのか?」

男「ない。心霊スポットには行ったことないし、お墓で罰あたりなことをしたこともなかったはずだ」

友「じゃあ、人間関係で。小さいころ女の子と何かなかったか?」

男「ない。女子を泣かせたことはない。むしろ泣かされる方だ・・・恨まれることは、なかったはずだ…」

友「うーん、あの子が悪霊だとは思えないんだけどなぁ」

男「よし、御祓いだ。ぱっぱと成仏して貰おう」

友「えー、もう少し幽霊ちゃんとお話ししたいよう」

男「イ・ヤ・だ。うちのクラスの巫女さんにお出で頂く」

友「あ、それ無理だわ。女友さん幽霊ちゃん気に入ったみたいだもの」

男「」



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/13(水) 01:04:08.04 ID:CWeKjxKn0

女友「幽霊たんスキスキちゅー」

幽霊「ひゃぁぁぁ~」

女「こら、女友!幽霊ちゃん怖がってるでしょ」

幽霊「女さ~ん!」ふよふよ

ガラッ

男「おい、女友!神社の娘の癖に幽霊気に入るってどういうことだよ!」

幽霊「!」ふよふよ

女友「え~っ、あたしが誰を好きになろうがあたしの勝手でしょ」

男「いくらなんでも幽霊はねぇべ、とっとと成仏してけろ!」

女友「今後ろに幽霊ちゃんがいるよ」にっしっし

男「うぅわぁぁ!」

幽霊「・・・」



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/13(水) 01:06:39.48 ID:CWeKjxKn0

女「ほんとに男の後ろがいいのね」

友「・・・もしかして守護霊とかじゃないか?」

男「しゅごれい・・・だと・・・?守護霊様!」どげざっ!

女「男、幽霊ちゃんこっち」

幽霊「ぼ、ぼく守護霊じゃないです」

友「!・・・守護霊なんだってさ!」

男「そうだったのですか!数々のご無礼をお許し下さい!」

女友「三点倒立してくれたら許してあげるって」

男「マット下さい!」



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/13(水) 01:26:15.23 ID:CWeKjxKn0

男「気付いたら私の所にいたと。そういえば通学中じろじろこっちを見ている人いたなぁ
  信じられないものを見ているかの様な顔をした人もいた。まったく失礼な」

女「今までの態度と全然違うんだけど」

男「今までが馬鹿だったのだ。私を守って下さっているのだから感謝しなくては。守護霊様!」

女「幽霊ちゃんこっち」



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/13(水) 01:50:43.63 ID:CWeKjxKn0

男「守護霊様は何代前の方だったりするのでしょうか、もしかして、ひいばぁちゃん?」

幽霊「ご、ごめん。何もわからないんだ」

友「なにも分からず、なにも覚えていないんだそうだ。ただ、お前の後ろが落ち着くらしい」

男「守護霊ですものね。どうぞ、私の後ろにとりついて下さい」

幽霊「う、うん!」ふよふよ

女友「幽霊ちゃーん、スキあり!」

幽霊「ひゃあっ!?」



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/13(水) 01:52:37.09 ID:CWeKjxKn0

男「こらっ、女友!どうしているのか知らないが守護霊様にちょっかいだすな!」

友「・・・男、お前にはどう見えている?」

男「え?女友が何かに抱きついている、のは分かる」

女「幽霊ちゃんには触れる?」

男「えっ――、失礼します」

幽霊「///」

スカッ

男「・・・」



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/13(水) 02:04:50.18 ID:CWeKjxKn0

―校門

友「幽霊ちゃんに悪さすんなよwwwwww」

男「できないししません」

女友「ああ、やっぱり心配だよお!」

女「あんたと一緒にいる方が心配よ。じゃあね幽霊ちゃん」

幽霊「ばいば~い」ふりふり



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/13(水) 02:05:58.84 ID:CWeKjxKn0

男「・・・」

幽霊「・・・」ふよふよ

男「・・・」

幽霊「・・・」ふよふよ

男(やっぱり怖い・・・!)



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/13(水) 06:41:00.75 ID:NZ83nP7E0

―男宅

男「いただきまーす」

男父「姉はまだなのか?」

男母「ええ、部活で遅くなるって」

男(どうやら父ちゃん母ちゃんにも見えてないらしい。まあ、俺も何処にいるのかさっぱり分からん  のだが)

幽霊「・・・」男の背後にいる



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/13(水) 06:43:22.98 ID:NZ83nP7E0

―男宅

男「いただきまーす」

男父「姉はまだなのか?」

男母「ええ、部活で遅くなるって」

男(どうやら父ちゃん母ちゃんにも見えてないらしい。まあ、俺も何処にいるのかさっぱり分からん  のだが)

幽霊「・・・」男の背後にいる



28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/13(水) 06:57:38.74 ID:NZ83nP7E0

やっちまったい


姉「ただいまー」

男母「あら、お帰り、すぐご飯出すから手を洗ってきなさい」

姉「はーい・・・」

ドサッ

男父「どうした、鞄落としたぞ?」

男(顔色が悪い・・・!まさか、姉上は視えているのか!?)



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/13(水) 06:59:42.66 ID:NZ83nP7E0

―姉の部屋

男「姉上!まさか守護霊様が視えていらっしゃるのですか!?」

姉「きゃっ・・・!?着替え中だろーが!」

男「うわ、ばっちぃ!」バタンッ

幽霊「・・・」

姉「・・・」



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/13(水) 07:01:58.13 ID:NZ83nP7E0

コンコン

男「姉上ー、着替えは終わりましたでしょうか?あれは私の守護霊様ですので害はありません。早く
  降りてきてご飯を食べて下さい。母ちゃんに怒られてしまいますぅ」
コンコン

男「・・・姉上?・・・姉さん、入るよ」

姉「・・・」ぎゅー

幽霊「」むぎゅー

男「姉上、何ですかそれ?エアー何?ダイエット?」



31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/13(水) 07:03:23.24 ID:NZ83nP7E0

姉「男!幽霊ちゃんは可愛いな!小犬の様だ!」

幽霊「お、おねぇちゃん///」

姉「何だい妹よ!」

男「おい、もしかして守護霊様に抱きついているんじゃないだろうな?」

姉「ん?何言ってんだ男。こいつは幽霊。なんだか知らんがお前にとりついたんだそうだ」

男「」



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/13(水) 07:16:03.91 ID:NZ83nP7E0

―父母の部屋

男「この人は?」バッ

姉「違う」

男「この人!」バッ

姉「違う」

男「これだ!」

姉「まだ生きてる」

男「うばぁぁぁ~!!!」ガリガリガリ



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/13(水) 07:18:41.40 ID:NZ83nP7E0

男「何でっ、そんなっ、呑気なんだよっ!」

姉「だって幽霊ちゃん可愛いんだもん」

男「一家全体が滅びるかもしれんのだぞ!」

姉「ないない、幽霊ちゃん何もしないって言ってるし」

幽霊「・・・」コクコクッ



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/13(水) 07:21:34.35 ID:NZ83nP7E0

男「ぬぐぐ…」

姉「男は可哀そうだなー。こんな可愛い子と触れもできないし見ることすらできないなん
  て」

幽霊「そんな…お姉さん///」

姉「んー?おねぇちゃんでいいぞー。幽霊ちゃんが見えていたら、振られたことなんて忘
  れちゃうんじゃないかなぁ?」

男「・・・!」ぐっ

幽霊「・・・」



35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/13(水) 07:25:33.25 ID:NZ83nP7E0

―男部屋

男「えーっと、心霊 幽霊 怨霊で…」カチカチ

男(これが駄目なら父さんのパソコンと、図書館で調べるか)

男(苦手とかいってられん、俺一人でも除霊法を見つけてやる)

男「」



36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/13(水) 07:26:50.73 ID:NZ83nP7E0

―姉部屋

ヒィィィィ・・・

幽霊「!?」びくっ

姉「またあいつ、怖いもの嫌いな癖して」



37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/13(水) 07:29:32.55 ID:NZ83nP7E0

幽霊「あの…おねぇちゃん」

姉「はい、ポッキー食べれる?」

幽霊「はい、ありがとうございます」ポリポリ

姉「わたしは、幽霊ちゃんが好きだよ」

幽霊「えっ・・・、はい」

姉「ここにいてもいいんだ」

幽霊「ありがとう、ございます・・・あの、男、さんの」

姉「ん?」

幽霊「あの、男さんの・・・好きだった人って・・・」



40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/14(木) 18:35:11.23 ID:LoUZX/SD0

読みづらいね すんません


姉「ん?」

幽霊「あの、男さんの・・・好きだった人って・・・」

姉「・・・」にやっ

幽霊「え・・・?」

姉「可愛いなぁぁっ!」ぎゅうううう

幽霊「きゃっ!?」

姉「『気付いたら男の隣にいた』、『何でここにいるのか、何をしたいのかわからない』、
『でも危害は加えません、ぼくを信じて下さい』なんて、うるうる目で言われたら
 誰でも信じちゃうよー!」

幽霊「は、はいっ!」



41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/14(木) 18:37:56.31 ID:LoUZX/SD0

姉「それでさ!男の近くにいたいっていうことは・・・」

幽霊「やっ、ダメ!」

姉「むぐっ」

幽霊「自分でもよく解らないんです。でも、後ろから見ていたいって思って、できれば傍
   にいたいって思っていて・・・話したくて・・・・・・」

姉「ごめんね。自分勝手に」

幽霊「いえ、ぼ、私は別に」

姉「男の好きだった、ううん、まだ好きなんじゃないかな。その人についても、わたしの口から
  は言えない」



42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/14(木) 18:42:01.17 ID:LoUZX/SD0

幽霊「そうなんですか・・・」

姉「明日、一緒にいたら分かるだろうし」

幽霊「えっ・・・?」

姉「ついていってみなよ、気が済むまでさ。他の人に見られるのもっていうなら、
  できるだけ気配っていうのか?もう少し薄めてみたりして」

幽霊「は、はい!やってみます」



43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/14(木) 18:45:27.96 ID:LoUZX/SD0

姉「まあ、うちの家族は私と婆ちゃん以外霊感ゼロだから。少なくとも意中の人には見えないよ。
  さ、寝よ寝よ」

―男部屋

男「寝付けねぇ・・・トイレにも、行けねぇ・・・」

男「怖い・・・暗闇怖い・・・あの画像が頭から離れない・・・」ガタガタ…



44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/14(木) 19:32:22.40 ID:gMRFZZ+b0

―翌日

男「」

幽霊(・・・すごいクマ)

幽霊(ごめんね、ぼくの事、嫌いなんだろうけど、それでも後ろから・・・)

幽霊(ううん、傍にいたいんだ)

男「」



45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/14(木) 19:34:12.00 ID:gMRFZZ+b0

幽霊(今度は、もう少し、霊感が少しでもある人にも、見られない様に・・・)

幽霊(今は・・・最大限、実体化して、触る)スー

スカッ

男「」

幽霊「…」



46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/14(木) 19:37:18.22 ID:gMRFZZ+b0

―姉部屋

姉「朝はお楽しみでしたね」

幽霊「なっ、何もしてないよっ!」

姉「わたしは朝練行くから、後は幽霊ちゃんの好きなように」

幽霊「はいっ!」

姉「あ、もし好きだった人が現れても、落ち込まないで。チャンスは絶対にあるから!」

びしっ

幽霊「了解っ!」びしっ



47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/14(木) 19:39:10.57 ID:gMRFZZ+b0

男「」

男父「男、おはよう。少しは眠れたか?」

男母「まぁた怖いもん見たんでしょう、しっかりしなさい!」

男「」モグモグ

幽霊(あ、ご飯粒ついてる・・・取ってあげるね)スカッ

幽霊「・・・」



48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/14(木) 19:40:39.76 ID:gMRFZZ+b0

ガチャ

男「」

幽霊「いってきまーす」

男母「いってらっしゃーい」



49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/14(木) 19:42:19.93 ID:gMRFZZ+b0

男「」とぼとぼ

幼馴染「男ーっ!おはよう!」ぶんぶん

男「・・・!おはよう」

幽霊「男君?」

幼馴染「うわっすごいクマだよ?・・・もしかして、またホラー映画でも観たんでしょ」

男「まあ、そんな感じ」



50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/14(木) 19:44:03.61 ID:gMRFZZ+b0

幼馴染「ほら、やっぱり!」

男「ははは…」

幽霊(この人には、見えないんだね)ふりふり

男「幼馴染は朝練行かなくてもいいのか?マネージャーだろ?」

幼馴染「今日は休みなんだよー。男君昨日休んでたからわかんないよね」

男「まあ、色々とあって・・・」



51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/14(木) 19:45:39.48 ID:gMRFZZ+b0

幼馴染「具合悪くしちゃったんでしょ?ごめんね、行けなくて」

男「いいよ、別に」

幽霊(男君の態度が女さんや女友ちゃんと違う・・・)

幼馴染「携帯に連絡したの、迷惑だったかな?」



52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/14(木) 19:46:53.41 ID:gMRFZZ+b0

男「あ…」(そういえば、どう返事しようか考えて、結局後回しにしたんだった)

男「ごめん、正直忘れてた」

幼馴染「ははは、『男』らしいね」

幽霊(むぅ…)



53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/14(木) 19:49:54.49 ID:gMRFZZ+b0

男「・・・あのさ、幼馴染」

幼馴染「ん?」

男「あんまり、俺と二人だけで話すの、止めた方がいいと思う」

幼馴染「そ、そうかな?私たちの事は知ってるし・・・」

男「いや、俺が友に申し訳なく思う。あいつが良い奴だって知ってるけど、
  その優しさに甘えるべきではないんだ」

幽霊(・・・!)



54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/14(木) 19:51:02.35 ID:gMRFZZ+b0

幼馴染「そう、かな?」

男「俺、ちょっと立ち止まってるから幼馴染はいつも通り、歩いて行って」

幼馴染「・・・わかった、ごめんね」

タッタッタッ・・・

男「・・・謝らなくちゃいけないのは、俺の方なのに・・・!」

幽霊「あの人が、男君の・・・」



55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/14(木) 21:46:40.43 ID:gMRFZZ+b0

―学校

男(そういえば今日はじろじろ見られなかったな)

男(ボーっとしてたし、幼馴染のこともあったからつい忘れてた)

男(成仏してくれたのか、姉上を気に入ってたみたいだからそっちいったか)

男(何でもいいからいないでくれ・・・あの後みっともなく泣いたんだぞ・・・!)

幽霊(男君、泣いてた・・・ずっと、ずっと大好きだったんだ)

幽霊(ぼくも、泣いちゃった・・・。そしてはっきりわかった。ぼく、男君のこと、好きなん
   だ・・・)

幽霊(でも、どうして好きになったんだろう・・・いつから?)



56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/14(木) 21:48:11.82 ID:gMRFZZ+b0

女友「おおう!」

男・幽霊「!?」

女友「びんびんくるよ~っ幽霊ちゃんの霊気がっ!隠れてもあたしの力からは逃れられん!」

女「ちょっ、女友!興奮しすぎ」

女友2「いつものことでしょ」



57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/14(木) 21:49:42.20 ID:gMRFZZ+b0

幽霊(や、やっぱり女友ちゃんからは無理なんだ)あせあせ

男(ええい…、あれが女友に知れれば、大変なことになるっ!)

男(一か八かっ・・・!)カキカキカキ・・・びりっ

バンッ

幽霊(!?―紙に何か書いてある)

『今朝のことは、他言無用でお願いします』



58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/14(木) 21:51:05.19 ID:gMRFZZ+b0

友2「今朝って、何があったんだよ、男~wwwwww」

男「ついついホラー映画を観てしまい、眠れず、通学中に通行人とぶつかりそうになったことだ。
ごめん、ホント寝かせて。きついの、ホントにきついの」

友3「お前、まだホラー映画ダメなのかよ~」

幽霊(・・・わかったよ、男君)

友「・・・」



59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/14(木) 21:52:53.95 ID:gMRFZZ+b0

―1時間目終了後

男「ひぃっ、ひぃっ、授業中先生のおかげで全く眠れなかった

男「次の教科書出して寝よう」

はらり

男「ん?机の中に紙切れが・・・」

『約束は守るよ 幽霊』

男(筆談できたのかよッ―!字綺麗だな)



60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/14(木) 22:39:19.84 ID:gMRFZZ+b0

―放課後

男(今日は図書館で心霊関係について調べよう)

男(まだ日は落ちないし、周りに人もいるから怖さが薄れるはず)

男(そして寝る前に痛快娯楽劇を観れば怖いもの忘れてぐっすり眠れるはず。対策が分か
  れば尚良しだ)



61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/14(木) 22:41:10.85 ID:gMRFZZ+b0

ガラッ

友「失礼しましたー」

男「!・・・友じゃないか。どうしたんだ?職員室になんて」

友「ああ、男か。先生に幽霊ちゃんについて相談してたんだよ」

男「相談?なんの?」

友「幽霊ちゃんの正体・・・かな?自分の目的や身元がわかってないから、どう調べればいい
  かなって」



63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/14(木) 22:52:14.32 ID:gMRFZZ+b0

友「男も気にならないか?幽霊ちゃんがどうして自分にとりついたのかって」

男「気にはなるけど、まずは幽霊にどう対処するかだ。いつ何が起こるか分からないし」

友「う~ん、幽霊ちゃんはそんなことしないと思うけどなぁ。ちゃんと「約束」も守って
たんだぞ?」

男「!!知ってたのかよ!?」



64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/14(木) 22:53:30.56 ID:gMRFZZ+b0

友「あはは…。朝、幼馴染が暗い顔してたから、理由を聞いて・・・幼馴染は悪くない。俺が
  問い詰めたのがいけないんだ」

男「・・・」

友「ごめん」

男「頭下げるなよ・・・」(なんか俺がどんどん惨めになっていくじゃないか)



65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/14(木) 22:56:46.32 ID:gMRFZZ+b0

男「それで、どうやって調べるかってのは決めたのか?」

友「ああ。とりあえず町内で幽霊ちゃんくらいの年頃に亡くなった人を調べることにした
  んだ」

男「町内?なんで?」

友「手掛かりがあったんだ」

友「幽霊ちゃんが南高の生徒を見て、『懐かしい』と言ったんだよ」



66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/14(木) 22:58:21.44 ID:gMRFZZ+b0

男「何でそんなの・・・」

友「女友が幽霊ちゃんを追いかけまわしてな、学校外にまで出たんだよ」

友「女はそれを追いかけて、女友と合流したとき、幽霊ちゃんが呟いたのを聞いたんだと」

男「成る程・・・」

友「幽霊ちゃんを見てるとさ、なんか助けたくなっちゃうんだよな」

友「女も、女友も、先生も協力してくれるって」



67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/14(木) 23:00:57.59 ID:gMRFZZ+b0

男「お前、部活は・・・?」

友「ああ、俺今日も休むわ。顧問と部長に断って来た」

男「はあっ!?レギュラーが続けて休んでどうすんだよ!昨日だって俺とかの所為で休ん
  だじゃないか」

友「だってほっとけないんだもん」

男「お前・・・!」

友「男も協力してくれないか?幽霊ちゃんの目的には必ずお前が関わっているはずなんだ」



68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/14(木) 23:03:01.66 ID:gMRFZZ+b0

男「何でだよ。俺はあの幽霊につかれる覚えが全くないんだ」

男「やっぱり怖いし…、友たちみたいに考えることはできない」

友「そう、だよな…ごめん」

友「それなら、部活の方にいったらどうだ?みんな心配してるぞ」

男「・・・!いや、いい。帰る」

男(大会メンバーに入られなかった為に、部活の練習に全く来なくなった奴が
  今更どの面下げて行けばいいんだ)

友「・・・」



69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/15(金) 00:44:45.35 ID:9Fce7T7P0

女「あ、友~っ」

友「よう、女。男には断られたよ」

女「そっか・・・」

友「女友は?」

女「幽霊ちゃんを見失って、疲れたから帰るって」

友「そっか、じゃあ二人でやるか」

女「う、うん!」(やった!二人っきりだ///)



70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/15(金) 00:46:58.04 ID:9Fce7T7P0

―図書館

男「・・・」

男(怖くて全く読めない)

男(よくよく考えれば目的達成→成仏という流れが一番「らしい」よな)

男(頼みの女友もあんなだし・・・。あ、神社に御祓いして貰いにいけばいいか!神主さん居
  るかどうかわからん人らしいが)



71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/15(金) 01:06:44.92 ID:9Fce7T7P0

(回想)

友「幽霊ちゃんを見てるとさ、なんか助けたくなっちゃうんだよな」

友「ああ、俺今日も休むわ。顧問と部長に断って来た」「だってほっとけないんだもん」


男(クソっ!何の意地を張ってんだ、俺は)

男(どんどん自分が惨めになる・・・俺自身の所為なのに・・・!)



72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/15(金) 01:09:26.71 ID:9Fce7T7P0

(回想)

女「ほんとに男の後ろがいいのね」


男(・・・。何だ?何を考えてる?惨めな気持ちになったから、「幽霊ちゃん」に慰めて貰お
  うとしているのか?)

男(けど・・・俺はあの幽霊のことを何も知らない)

男「・・・幽霊、いるのか?」

幽霊「!・・・男君、いるよ!」ぱあっ

男(何いってんだろ)テクテク

幽霊「あうう」



73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/15(金) 01:10:58.46 ID:9Fce7T7P0

―男宅

男(全部アホらしくなって帰って来てしまった)

ばふっ

男(今の俺も充分アホらしいっつのな・・・寝よ)

幽霊「・・・」

幽霊「そうだっ!」



74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/15(金) 01:14:58.50 ID:9Fce7T7P0

バサバサッ

男「ん…?なんか頭に落ちて・・・紙?」

『男君へわたしは―』

男「うわぁぁあぁあああ!!!」ドタドタッ

幽霊「!?」びくっ

男「何だこれ・・・?幽霊?あの幽霊の仕業か?ついに、悪さを・・・!」

幽霊(今まで怖がるだろうと思ってやらなかったけど、朝、話してくれたから、できたか
   ら、お話しできるかなって・・・思ったけど・・・)

男「・・・」ガタガタ・・・

幽霊(ダメか、な・・・)



75:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/15(金) 01:17:01.75 ID:9Fce7T7P0

男「・・・」

幽霊『男君へわたしは幽霊といいます。』

幽霊『わたしは気付いたら寝ている男君の傍にいました。』

幽霊『何でここにいるのか、何をしたいのか、わたしには全くわかりませんでした。』

幽霊『でも、男君の所へ来れたこと、男君の傍にいれることが、何故だかとても嬉しいの
   です。』

幽霊『すごく自分勝手だと思いますが、わたしには男君以外あてがありません。』

幽霊『男君やお姉さん、友君、女さん、女友さん、先生さん、みんなに危害を加える気
   がありません。』

幽霊『どうかわたしを信じてください。わたしを嫌いにならないでください。』



76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/15(金) 01:18:35.07 ID:9Fce7T7P0

幽霊「読んで、くれた…」ぽろぽろ・・・

幽霊「机に向かってる・・・」

男「・・・」カリカリカリ・・・

バッ

男『話しかけてくれてありがとう。あと、朝の約束守ってくれて、ありがとう。』

カリカリカリ・・・バッ

男『悪霊と悪口を言ってごめんなさい。幽霊さんを信じさせてください。』



77:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/15(金) 01:21:39.90 ID:9Fce7T7P0

幽霊「うん、うん・・・!」ボロボロ・・・

すう~

男(鉛筆が浮かんだ!?)びくっ

パサッ

男「ノートが・・・浮かんでる」

幽霊『ありがとうございます!とっても嬉しいです!』ボロボロ・・・

男「いや、別に・・・悪いのは俺なんだ、と思うけど」

幽霊「・・・!」あせあせ



78:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県):2011/07/15(金) 01:22:54.48 ID:9Fce7T7P0

サラサラサラ・・・バッ

幽霊『そんなことないです!わたしがかってに押しかけたんです!』

男「俺は声でいいのか・・・そういえば文だと『ぼく』ではないんだね。姉う、姉さん
  から僕っ娘だと聞いたんだけど・・・」

幽霊「」ピタッ

男「ノートが止まった・・・あはは…」

幽霊「え、えへへ…」テレッ


姉「ぬっふっふ、微笑ましいの~」



81:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/29(金) 00:23:50.70 ID:rqe1ts670

―翌日

友「いや~ありがとうな協力してくれて」

男「役に立つかわからないけどな。電話でも言ったけど」

女友「いいんだよ~役立たずでも。男がいると幽霊ちゃんもくっついてきてくれるからね」

幽霊「ひぃっ」ビクッ

女「それに、身元は判明したし」

男「判明したのか!?随分あっさりだな」

友「女友が調べてくれたんだよ。な!」

女「逃げる幽霊ちゃん追いかけていなくなっちゃった」



82:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/29(金) 00:25:37.09 ID:rqe1ts670

男「そうか。幽霊ちゃんのお墓って女友の神社で管理してたのか」

友「先生が問い合わせてくれてた頃には女友からメールが来てたんだ」

女「こっちが行動起こす前に色々と終わっちゃってたね」

男「それじゃあ後は成仏の方法か」

友「やっぱり男はそっちか・・・」

男「えっ、何でだ?ダメなのか?」



83:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/29(金) 00:27:26.20 ID:rqe1ts670

友「あは、ははは…いや、男の方が正しいよ」

女「男はまだ幽霊ちゃんのこと、怖いかな?」

男「怖いさ。でも、良い幽霊なのはわかった。会話も・・・筆談でだけど楽しかった」

男「でも幽霊なんだ。成仏した方がいい。勿論、幽霊ちゃんの目的を達成してから」

女「そっか・・・そうだよね」

友「このまま友だちでいたいって思ったけど、自分勝手過ぎなのかもな」



84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/29(金) 00:29:35.19 ID:rqe1ts670

男「・・・で、次はどうするんだ?身元がわかったのはいいけど、全く赤の他人が死んだ
  人について聞くのは親御さんらに悪いと思うし、南高の人に聞くのも気が引けるん
  だよな」

友「そこで男の出番だ」

男「俺の?」

友「そうだ。幽霊ちゃんの目的はお前が必ず関わっている」



85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/29(金) 00:30:56.68 ID:rqe1ts670

男「本っ当にそうなのかな?南高の知り合いなんて中学で一緒だったのしかいないぜ」

女「じゃあ幽霊ちゃんがあんたについてる理由はなんなのよ?」

男「それは・・・」

友「男のいつも行ってる所とか、幽霊ちゃんとまわってみるんだ。もしかしたら、どちら
  か思い出すかもしれない」

男「成る程・・・」



86:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/29(金) 00:32:50.16 ID:rqe1ts670

友「それでダメなら俺が南高の友人に聞くさ。俺も気が引けるがな」

男「身体張るなぁ・・・。例え病死らしくても死んだ人のことをあれこれ聞くのは良い印象
  持たれないだろう?」

友「幽霊ちゃんのためになるかもしれない。ま、そうならない為にも男には頑張ってもら
  うぞ」

男「わかったよ。頑張る」



87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/29(金) 02:17:39.45 ID:rqe1ts670

幽霊「はあっはぁっ」

女友「幽霊ちゃ~ん、追いつめたよ~」

幽霊「ま、まだだよ!壁抜けすれば・・・」

バチッ

幽霊「うわぁっ!?」

女友「やっぱり!御札って効くんだね~」

幽霊「まさか、ここまで誘導したの?」



88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/29(金) 02:19:12.71 ID:rqe1ts670

女友「さあね~♪さあ、思う存分抱きつかせておくれ!」わきわき

幽霊「い、嫌だ!女友さんのなんかねちっこい感じがするもん!」

女友「だって冷やっとして気持ちいんだもん!抱き心地もばっちり!女友2並みだよっ!」

幽霊「うう・・・嬉しくないよう」

女友「さあさあ…抱き締めるだけだから、ナデナデするだけだから…ひひひ」じりじり

幽霊「うぅ、少しだけだよ・・・」



89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/29(金) 02:20:03.92 ID:rqe1ts670

女友「やった、ついにデレた!幽霊ちゃ~ん!!」

幽霊(透明化、最大っ!)

スカッ

女友「あり?」

スゥ―

幽霊(あれ?吸い込まれて―)

女友「」



90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/29(金) 02:21:05.88 ID:rqe1ts670

男(おい、まだ女友帰ってきてねえぞ)

女(もうすぐ一時間目始まっちゃうんだけど)

女友「・・・」スタスタ

友(あ、帰って来た)

女友2「あ、女友、おはよう」

女友「おはよう」

女友2「あれ?」

女(朝のハグがないっ!?)

友(何か雰囲気が・・・)



91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/29(金) 02:58:26.02 ID:rqe1ts670

女友「・・・」じっ

男(やべぇ、宿題どこやったっけ)ガサゴソ

女「男を見てる・・・幽霊ちゃんがいるのかな?」

女友2(あれ、なんか物足りない)

女友「・・・」じぃ―

男(あ、ノートに挟まってた)ふぅ

女友「・・・」



92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/29(金) 03:00:03.18 ID:rqe1ts670

男(次は移動教室か)

女友「・・・」うずうず

女「女友、どうしたの?」

女友「え?あ、その・・・ぐ、具合が・・・」

女「えっ・・・保健室行く?」

女友「う、うん」

友2「女友が保健室・・・?」

友「・・・」



93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/29(金) 03:00:30.46 ID:rqe1ts670

―昼休み

友「女友、大丈夫かなぁ」

友2「珍しいよな、いつも騒がしいのにwwwwww」

友3「wwwwwwwwwwwwwwwwww」

男「なあ、友。幽霊って今いるのか?」ヒソヒソ

友「いないな。気配を消しているのかも、そうすると女友にしか見えなくなる」ヒソヒソ

男「そうなのか」



94:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/29(金) 03:56:55.32 ID:rqe1ts670

―放課後

友「結局女友は一日中保健室にいたんだな」

女「うん・・・」

友「こりゃー女友は無しで行くしかないか」

男「友もだよ」

友「何で!?」



95:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/29(金) 03:58:22.32 ID:rqe1ts670

男「いい加減部活に行けよレギュラー。大会だってあるんだぞ」

友「えーっ、今は幽霊ちゃんの方が大事なんだけど」

男「今日は最低でも俺と幽霊がいればいいだろ。これ以上欠けたら迷惑どころか、レギュラ-剥奪さ  れんぞ」

友「あーでもな」

幼馴染「友―、今日は部活どうするのー?」

友「あ、えーと・・・」



96:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/29(金) 03:59:40.97 ID:rqe1ts670

男「・・・」じろっ

友「うっ・・・行くよ」

幼馴染「わかった!じゃあ一緒に行こ!」

友「ああ」

幼馴染「男も・・・」

男「今日は用事あるから」

幼馴染「わかった・・・」

女「・・・」



97:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/29(金) 04:00:55.66 ID:rqe1ts670

男「幽霊って今いる?」

女「ううん」

男「んー、女友に聞くか・・・」

女「男ってさ、何で部活に行かなくなったの?」

男「えっ?」

女「友との会話を聞いてさ、すっごく部活に対して真面目だったから」

男「いや、レギュラーだったら何日も休んじゃいけないだろ。責任っつうのがあると思う
  し」

女「ほら、ずっと部活をサボってる人が言うことじゃないよね?」



98:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/29(金) 04:02:09.04 ID:rqe1ts670

男「・・・言わなきゃダメ?」

女「まあ、何となく察しはついてるけど」

男「ごめん、言いたくない」

女「そっか」

男「あー、女はどうする?幽霊さえ見つかれば、二人で行くけども」

女「手伝うよ。幽霊ちゃんが見える人がいる方がいいでしょ?」

男「まあ、その方が楽なんだけども・・・見た目二人きりだし、友もいないよ?」

女「な・・・///別にいいわよっ!友無しでも」

男「そーう?」ニヤニヤ

女「何よっ!帰るわよ!」



99:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/29(金) 04:03:19.50 ID:rqe1ts670

男「待った!女友に幽霊見つけて貰うまではいてくれ」

女「?わかった」

男(苦手なんだよな、女友。ノリについていけないというか、俺をイジリ倒すというか)

―保健室

女「女友、大丈夫?」

女友「う、うん」

男「・・・失礼しまーす」ガラッ

女友「!」ガバッ



100:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/29(金) 04:04:32.10 ID:rqe1ts670

ドタドタドタ

男「え?何?」

女友「男君!」

男「!?」ひょい

スカッ、ズデン

女友「あうぅ」



101:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/29(金) 04:05:46.64 ID:rqe1ts670

女「え?え?」

女友「・・・」じっ

男「だ、大丈夫?」じぃっ

ペタ、ペタペタ

男「」

女「お、男のほっぺを・・・」

女友「えへへ・・・」じわっ

男「だ、誰だお前はっ!?」顔真っ赤

女友「あ、あの・・・その…」おろおろ

男「誰ぇっ!?誰なのぉ!?」

女友「ゆ、幽霊、です・・・///」カァ~ッ



102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/01(月) 19:14:28.73 ID:RacKM0Rx0

女「憑依!?」

女友〈幽霊〉「う、うん。なんか、わかんないけど」

男(やべぇ、まだドキドキしてる・・・女子にあんなことされたことないもの)

女(何この子、女友ってこんな可愛くなるんだ)

男(くっそ声変わってないのに、髪形変わってないのに、奇抜なカッコしてないのに)

女友〈幽霊〉「ご、ごめんなさいっ!その、ずっと男君を触ってみたかったから!」

男「え``っ」ダラ~

女「ちょっ、鼻血鼻血っ」



103:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/01(月) 19:15:36.56 ID:RacKM0Rx0

男(超やべぇ、女性経験ないのバレバレやないの・・・まあだからどうしただけれども)

女友〈幽霊〉「ごめんね、ごめんね!」ボロボロ・・・

女「・・・」

女「男、幽霊ちゃんと二人で行ってきなさいよ」

男「ふぇっ!?」

女友〈幽霊〉「ど、どこにですか?」

女「幽霊ちゃんは女友の身体を借りてさ。男とデートするの」



104:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/01(月) 19:17:11.46 ID:RacKM0Rx0

女友〈幽霊〉「そ、そんなデートだなんて///それに、女友さんに悪いよ・・・」

男「そ、そうだぞ!女友に後で何言われるかわかったもんじゃない!」ハァッハァッ

男(鼻ティッシュで呼吸が、心臓がバクバクする!)ハァ―、すうーはああ―っ

女「女友には良い薬よ。それに、幽霊ちゃんの記憶を取り戻せるかもしれない、一石二鳥
  じゃん」

女友〈幽霊〉「あうぅ…///」

男「」すうーっはああーっすうーっ

女「そこ、うるさい」



105:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/01(月) 19:18:22.00 ID:RacKM0Rx0

男「コ、ココガヨクイクホンヤデス」

女友〈幽霊〉「男君はどういう本読んでるの?」ワクワク

男(落ち着け、落ち着くんだ相手は外見女友、中身幽霊じゃないか。どっちも
  苦手なモノじゃないか)

男「ここの・・・心霊関係とか、UMA関係とか、かな」

女友〈幽霊〉「男君、幽霊苦手じゃないの?」

男「怖いもの・・・みたさって、あるじゃん」

女友〈幽霊〉「ふーん」じぃー

男「その隣に、スポーツ関係もあるからそっち見たり・・・」

女友〈幽霊〉「カッコイイ・・・」

男「ん?」



106:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/01(月) 19:19:53.52 ID:RacKM0Rx0

男「」

女友〈幽霊〉「すごい・・・手足にパーツがくっつくんだ・・・」ぱらぱら

男「・・・女友じゃねーや、幽霊って、そんなの、好きなの?」

女友〈幽霊〉「か、カッコいいじゃん!それに、なんだか懐かしい感じがするというか」

男(スカイゼルに似てるからな)

女友〈幽霊〉「こういうの好きだなー、男君は?」
 
男「ソンナヨウチナモン、コノトシデミテルワケナイデショ」

女友〈幽霊〉「えっ・・・?」

男「いや、その・・・女の子なんだし、ほら!服屋とか、喫茶店とか連れて行くよ」



107:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/01(月) 19:37:40.00 ID:RacKM0Rx0

女友〈幽霊〉「別にいいもん。ぼく、幼稚だし」ムスッ

男「いや!幼稚呼ばわりはごめん!ヒーロー物は子どもに向けてのものだけれども
  大人になっても変わらない大事な事を教えてくれる教科書というか・・・」

女友〈幽霊〉「・・・」

男「いや!そうじゃない!俺のよく行くところってそういう男向けのとこだからっ」

女友〈幽霊〉「それでいいよ」

男「えっ・・・?」

女友〈幽霊〉「ぼく、男君とこうやって話せるの嬉しいし、男君のこと、もっとよく
      知りたいから・・・///」テレッ

男「」ドキ―ン

女友〈幽霊〉「それに、ぼくの記憶捜しを手伝ってくれてるんだから・・・」

女友〈幽霊〉「えへへ…すごく嬉しいんだ」

男「」ドキドキ―ン

男「よし・・・よし、わかった!次はゲーセン行こう!」



108:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/01(月) 19:39:10.16 ID:RacKM0Rx0

男「俺がよくやってるのはここのクレーンゲームだな」

女友〈幽霊〉「へー、何を狙っているの?」

少年「あ、お兄ちゃん。ライダーのキーホルダー取れるようになった?」

男「・・・まだ」

少年「このお兄ちゃんね、何回やってもあれ取れなかったんだよ」

女友〈幽霊〉「そうなんだ」

少年「それで諦めて今度はあのゲームすんの!」

女友〈幽霊〉「が、ん、ば・・・」

少年「いい年してだっせぇよな!」ケラケラ

男「」



109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/01(月) 19:41:14.00 ID:RacKM0Rx0

女友〈幽霊〉「良かった~」

男「え?」

女友〈幽霊〉「ぼくと男君、好きなモノ一緒だ」

男「――思い出したのか?記憶」

女友〈幽霊〉「うぅん、よくわからないけれど、同じことをしていた気がする」

男「・・・俺と?」

女友〈幽霊〉「うん!カードも集めてて・・・」

男「そうなのか」

女友〈幽霊〉「クレーンも・・・そうだ、取ってあげようか」

男「取ってくれるの?ホント!?」



110:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/01(月) 19:44:54.00 ID:RacKM0Rx0

男「いや~ありがとう!こんなに一杯」

女友〈幽霊〉「えへへ…結構失敗しちゃったし、男君のお金だよ?」

男「いいよ、取って貰ったんだから!欲しかったんだよな・・・」

女友〈幽霊〉「日が暮れてきたね」

男「そうだな…そうだ!幽霊に見せたいものがある!」

女友〈幽霊〉「えっ・・・!?」

男「女友の家も近い・・・はずだし、行ってみないか?」

女友〈幽霊〉「うん、いいよ!」



111:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/01(月) 19:48:27.86 ID:RacKM0Rx0

男「ゼェ~ハァ~ゼェ~・・・体力、無くなってるなぁ」

女友〈幽霊〉「はぁ、はぁ・・・ここは?」

男「ああ、神社に続く階段から・・・裏道にでたのかな」

男「ゼェ、ここの・・・はぁ、上、登る」

女友〈幽霊〉(あれ・・・ここ・・・)

男「ん~、今は子どもいないっぽいな・・・はぁ」

女友〈幽霊〉「うわ・・・夕日が・・・」

男「うん。綺麗でしょ?結構高いし、あそこの木に登るともっと高い所から見られる」



112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/01(月) 19:51:34.16 ID:RacKM0Rx0

女友〈幽霊〉「梯子…」

男「そう!誰かが忘れてったんだろうな。小さいころからあったけど」

女友〈幽霊〉「うん、あった…」

男「ここを上ってだな…結構枝が太いし、この辺も良い感じに隠れているから・・・」

男・女友〈幽霊〉「「秘密基地」」

男「うぇっ!?」

女友〈幽霊〉「思い出した・・・全部」

男「幽霊もここへ遊びに来てたのか・・・」

女友〈幽霊〉「うん・・・。小さい頃からずっと、ここに来てた」

女友〈幽霊〉「男君を見に」



113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/01(月) 19:53:08.82 ID:RacKM0Rx0

男「は?・・・え?」

女友〈幽霊〉「ち、小さい頃っていっても、小学生位からだよ!」

男「え?」

女友〈幽霊〉「いっつもね、ヒーローごっこしているのを見ていたの!」

女友〈幽霊〉「ワイドショット!」L字っ

男「」

―数年前

男(小学生)「こう、ジャララって回して、カードをこうスラッシュするんだよ!」

男(小学生)「それで、コンボを決めて、キックを」

幼馴染(小学生)「どこがカッコイイの?」

男(小学生)「うぇぇ~い…」



114:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/01(月) 19:56:32.11 ID:RacKM0Rx0

幽霊(小学生)「いた…!ぼくと同じヒーローが好きな人!」

幽霊(小学生)「友だちになりたいなぁ。一緒に遊びたい…」

男(小学生)「ブラストエンドッ」

幽霊(小学生)「でも、女の子がこういうの好きだなんて…変に思われるかな?」

―――――――――――――――――――――――――――――


男(中学生)「ファイナルレスキュー!」

幽霊(中学生)「早く…早く、でも…」

男(中学生)「あれ?手の振りはこうだっけ?えー」ぶつぶつ

幽霊(中学生)「嫌われたら…」

―――――――――――――――――――――――――――――

幽霊(中学生)「・・・今日も来てない・・・」



115:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/01(月) 19:58:46.03 ID:RacKM0Rx0

男「ずっと…見てたのか…」

女友〈幽霊〉「い、いや、毎日じゃないよ…!それに、中学生になって暫くしたら私も
      行かなくなったし」

男「まあ、部活で忙しくなってから、めったに来なくなったからなぁ」

女友〈幽霊〉「ご、ごめんなさい!ずっと、後ろにいたんだ。模型店とか、ゲーセンとか」

男「いや…俺気付かなかったし、その、それはいいんだ。ただ…」

男「ただ、辛くなかったのか?近くにいるのに、話しかけられないなんて」

男「それで気が済むならいいけど…あ」

男(もしかして…)



116:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/01(月) 20:16:06.37 ID:RacKM0Rx0

女友〈幽霊〉「うん…ずっと、苦しかった。面と向かって、話したかった。触りたかった。
       遊びたかった」

女友〈幽霊〉「高校にいった頃すぐに病気になって、治らなくて、ずっと入院してて…」

女友〈幽霊〉「すごく苦しかった時にね、思い浮かんだのは男君のことだったんだ」

女友〈幽霊〉「その時は、名前も知らなかったな。ヒーローが好きな男の子」

女友〈幽霊〉「幽霊になって、男君について、女ちゃんたちに見つかって、その時に名前を
      知った」

女友〈幽霊〉「色々と聞いたんだ、みんなから。ぼくの知らない男君」

女友〈幽霊〉「頑張り屋で、健気で、すごく怖がりで…」



117:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/01(月) 20:20:33.54 ID:RacKM0Rx0

男「あ…え、なんか、照れるな」

女友〈幽霊〉「幼馴染さんの事、大好きだったんだよね?」

男「…!あれを見てたら、わかっちゃうか」

女友〈幽霊〉「それだけじゃないよ…女ちゃんとか、友君にも、聞いちゃった」

男「全部?…いや、バレてるか。バレてたのか。そうか…」

女友〈幽霊〉「…うん」

男「…誤解も入ってそうだから、人に言われるのも、俺は嫌だから、俺から言わせてくれ」

女友〈幽霊〉「う、うん」



118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/01(月) 20:23:59.80 ID:RacKM0Rx0

男「俺、小さい頃から幼馴染が好きだったんだ…」

男「ずっと一緒にいた。友だちにからかわれても、幼馴染は気にせず俺といてくれたから」

男「中学に入って、部活に入ったのも、ただ幼馴染がそのスポーツを好きだったから」

男「ルールもまったく分からなくて、姉上と違って運動神経良くなかったし、何度辞めよ
  うかとも思った」

男「でも幼馴染が応援するんだ。それだけで、頑張れちゃってさ。部活の為に何でも
  やった」

男「何でも、は語弊があるな。朝練とか、居残りとか、自主練とか、準備片付けとか…」

男「レギュラーになる為に、先生とかにおべっか使ったっけ…。幼馴染の前では
  特に頑張ってた」

男「だから頑張り屋と健気は違うな。ズルっぽいことばっかりしてるから」



119:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/01(月) 20:26:21.21 ID:RacKM0Rx0

男「それで、頑張って勉強して、幼馴染と一緒の高校に入った」

男「そこでも同じ部活で…幼馴染がマネージャーになってさ」

男「すごく嬉しかった。一緒にいられるんだ、もっと頑張ろうって思った」

男「そんで、友と、会ったんだよな」

男「友ってすごいだろ?顔が良くて、スラッとしてて、勉強が出来て、気遣いがよくて…」

男「女の子にもモテてさ、幼馴染もよく、友の話をしてた」

男「友もそう…。幼馴染のこと、好きになってた。可愛いもんな。性格も、全部」



120:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/01(月) 20:28:17.55 ID:RacKM0Rx0

男「すごく…悔しかった。そんな感情を抱いちゃいけない。嫉妬なんか見苦しいって」

男「思って…。だから、勝とうって、レギュラーになって、活躍して、少しでも…」

男「俺に、振り向いて欲しくって…。でも、勝てなかった。レギュラーにすら、俺は
  なれずに…」

男「それで、友と幼馴染は付き合った。告白は友からだったらしい。二つ返事で、抱き合
  って…」

男「へ…へへ、それで、さ。呼び出したんだ。幼馴染を、それで、いまさら、言ったんだ
  よ。告白したんだ」

男「とんでもねぇことしちまった…。幼馴染は驚いた顔で…悲しい顔になって、
  『ごめんなさい』って…、泣かせちまった」



121:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/01(月) 23:48:43.25 ID:RacKM0Rx0

男「みんな知ってたんだな…。その上で、俺があんなことした上であの二人は」

男「俺に付き合ってたのか!みんな…みんな…」

男「惨めすぎる…!何も悪くない人を何度逆恨みしたかもわからない!」

男「幽霊。俺はこんな奴だ。友だちになりたいと思われる理由なんてないんだ」

男「幽霊にまでさせちまって、ごめんな…俺も、気付いてやれれば…」ボロ、ボロ…

女友〈幽霊〉「・・・」



122:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/01(月) 23:50:37.63 ID:RacKM0Rx0

女友〈幽霊〉「そんなことない…。幽霊になって、良かった」

女友〈幽霊〉「男君がそういう人だって、今わかって、良かった…」

男「…え…?」

女友〈幽霊〉「男君はすごいことしたんだよ。幼馴染さんの為に、頑張ったんだ」

男「違う…。俺は自分のことしか、考えてなかった」

女友〈幽霊〉「そう、でも…ぼくは…この話を聞いて、男君の事格好いいって、思ったんだ!」

男「いや…そんな、俺は…」

ピト

男「…!」

女友〈幽霊〉「えへへ…、男君の事、また知れた」

女友〈幽霊〉「幽霊になって、本当に良かった!男君に会えて、本当に良かった!」



123:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/01(月) 23:52:52.93 ID:RacKM0Rx0

男「あ、ああ…」ぐすっ

ぐしぐしっ

男「はあ…、俺も、幽霊に会えて、良かった」

男「この事、話せて…胸のつっかえ、取れたみたいだ」

男「幽霊、ありがとう」

女友〈幽霊〉「~~~~///!!?」

男「えっと…お礼、しなきゃな。何がいい?」

女友〈幽霊〉「え、ええと…ご」

男「ご?」

女友〈幽霊〉「ごっこ遊び…///」



124:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/01(月) 23:54:18.40 ID:RacKM0Rx0

男「女友は神社に置いておけばいいんじゃないだろうか?」

男「家知らないしな…」

女友〈幽霊〉「じゃあ、ここに寝かせておくね」

男「すぐ目覚めるよな?神社で罰当たりな事する人なんていないよな?」

女友〈幽霊〉「わかんないよう…」

男「なんかあったら俺が祟る」

スゥ

女友「…」

バタン



125:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/01(月) 23:55:34.35 ID:RacKM0Rx0

―男宅

男「ただいま~」

姉「あ、お帰り~」

幽霊「えい」

スゥ…

姉「」



126:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/02(火) 00:02:18.14 ID:0GNOTYjK0

姉〈幽霊〉「男!メダルだッ!」ぶんッ

男「うわ、危なっ…変身ッ」
―――――――――――――――――――


男「あれ?フォトンストリィムってこうじゃないっけ?」

姉〈幽霊〉「違うっ、こうだよこう!」

男「こう?」
―――――――――――――――――――

男「まだ動くかな…パルセーバー」

姉〈幽霊〉「え?そんなの、何処で手に入れたの?」

男「…親父の」

姉〈幽霊〉「…」
―――――――――――――――――――

男「ぐっへへ…」

姉〈幽霊〉「とうっ!」

スカッ

幽霊「あれ?」

姉「極星けぇん!」

ドゴォ

男「ぐふっ」

バタン



127:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/02(火) 00:04:26.05 ID:0GNOTYjK0

姉「いや~ごめんね、男」

男「本気パンチとは、幽霊、中々だな…!」よろ…

姉「ん~ん、姉だよ」

男「えっ!?」

幽霊「・・・えへへ」



128:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/02(火) 00:07:47.76 ID:0GNOTYjK0

男「ふぅ…久々に遊んだ」

男「童心に帰っ――いつも通りだな」

男「幽霊の目的、達成できたんだろうか…?」

男「ま、明日考えよう」



129:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/02(火) 00:11:15.48 ID:0GNOTYjK0

姉「いや~良かった良かった。記憶が戻ったんだね」

幽霊「はいっ!おねぇちゃんたちのおかげです」

姉「んふふ・・・。後は幽霊ちゃんの願いを叶える時だね」

幽霊「…もう、十分に叶いましたよ」

姉「まぁたまた~、あの様子じゃ、こ・く・は・く、まだなんでしょ?」

幽霊「そんな…///告白なんて…」

姉「しておきなさい。後悔残して、〈あっち〉へ行くのは悔しいでしょ」

幽霊「でも…」

姉「男も、私もまだこれからずっと生き続けるの。幽霊ちゃんの告白はその中の一つ。
  気にすることないよ」

幽霊「…はい」



130:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/02(火) 00:12:48.69 ID:0GNOTYjK0

―深夜

幽霊「・・・」

すぅ…

姉「・・・」スゥ…スゥ…

幽霊「もう、終わりだね」



131:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/02(火) 00:17:12.93 ID:0GNOTYjK0

「こ――とこくん――男君」

男「ん?」

「・・・」ペコリ

男(可愛い…)ペコッ

「えへへ…」もじもじ

男「あの…俺に何か用ですか?」

「う、うん!大事な事を伝えに来たんだ!」

「――ぼく、男君の事、大好き!」



132:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/02(火) 00:19:31.04 ID:0GNOTYjK0

男「えっ…何言ってるのかな!?いきなり」

「ぼく、ずっとね、ずっと…見続けて、友だちとしてじゃなくて、恋人になりたいなって、思っ
 たんだ!」

男「そう、なんだ…。ずっと…照れるなぁ」

「それで、すごく短い間だったけど、男君とお話しして、触って、遊んだら、もっと
 もっと大好きになっちゃった!」

男「そっか…。ありがとう!すごく嬉しいよっ!」

「・・・!」

ぎゅう

男「ちょッ…///」

「んッ――えへへ、ありがとう、男君。大好き――」



133:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/02(火) 00:22:06.54 ID:0GNOTYjK0

男「ん――夢か」

男「可愛い、女の子だったな。す、スキだって、えへへ…」

ガチャ

姉「男、幽霊ちゃん―いなくなっちゃった」

男「え?そう、なのか・・・親御さんの所にでもいったのかな」

姉「ううん…いなくなったの。〈あっち〉に行ったんだよ、幽霊ちゃん」ボロボロ…

男「・・・そんな――」



134:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/02(火) 00:23:45.70 ID:0GNOTYjK0

ゴソゴソ

姉「――着替えるの?まだ早朝だよ?」ぐしっ

男「あそこに行ってくる」

姉「何処?」

男「秘密基地。女友も連れて」

姉「えっ?なんで?」

男「幽霊、いるかもしれないだろ?」

姉「そんな・・・幽霊ちゃんは消えたんだよ。夢に出てきたでしょ!」

男「―――!・・・知らない。俺は見てない」

ダッ



135:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/02(火) 00:25:18.87 ID:0GNOTYjK0

姉「男!」

ブルル…ブルル…

ピッ

友『――男か?幽霊ちゃん、成仏しちまったな…』

姉「あ…友君、だよね」

タッタッタッタ…



136:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/02(火) 00:27:47.26 ID:0GNOTYjK0

男(嘘だ…信じるもんか!)

男(そんなお別れないだろッ!こんなあっけない終わり方)

男(もっと…俺にもちゃんと見えるようになるとかさ」

男「夢じゃなくって…本当に、面と向かって…!」

トン、トン、トントン…

男「はあっ―ハァっ―ハァ―――っ」

男「つ、着いた…神社…!ん?」



137:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/02(火) 00:30:20.86 ID:0GNOTYjK0

女友「・・・」

男「よ、よう女友。早いな…まあいい好都合だ」

女友「・・・」

男「お願いが、あるんだ。幽霊を「もういないよ」

女友「もう、成仏した。夢枕、立たれたんじゃないかな?」

男「―――いや、見てない。俺、霊感ないもん。ていうかさ、まだ「した」

女友「成仏した。もう、あたしにも見えない」



138:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/02(火) 00:32:02.92 ID:0GNOTYjK0

男「いや、四十九日まで経ってないんだったら…」

女友「うぅん、無理――きっと、お墓に行っても、秘密基地に行っても、もう見えないよ」

友「男ぉーッ!」

女友「!」

トン、トン、トントン…

友「はぁっはぁはぁっ…!」

姉「ふぅ…ふう…」

女「はあっはぁっ!みんな``、はや``いっ…!」



139:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/02(火) 00:33:21.94 ID:0GNOTYjK0

男「そっかあ――」

友「!・・・」

トントン

女「ハァ―ッハァ―ッ!な、何?」

姉「・・・男を、1人にさせてやってくれないか?」ボソボソ

女「えッ…?」

トントン

姉「友くんも、女友ちゃんも――お願い」

友「・・・わかりました」

女友「・・・」



140:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/02(火) 00:35:05.95 ID:0GNOTYjK0

男「ふんっ、姉上め、余計な気ぃ遣いやがる」

男「成仏したんだな?良かったじゃないか」じわ…

男「あっちに行けば、誰でも触れるだろうし・・・あの性格だから・・・」

男「一杯・・・いっぱい、友だちが出来るだろ・・・」ボロボロ…

男「じゃあな、幽霊・・・怖かったけど、楽しかった・・・う」ボロボロ…

男「うぅ…ううぅ・・・」ボロボロ…



141:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/02(火) 01:34:58.34 ID:0GNOTYjK0

―――墓地

男「おはよう、幽霊――元気か?」

男「今日はさ、すごく嬉しいことを伝えにきたんだ!」

男「今度の練習試合、俺、使ってもらえるかもしれないんだよ」

男「えへへ…まぁ、友部長のお力添えもあってかな…まあ、それだ」

男「――えーっと、そうだ!俺ようやくここの階段をあんまり息切らせずに
  上がれるようになれそうなんだよっ!」



142:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/02(火) 01:36:25.74 ID:0GNOTYjK0

女友「嘘つけ」

男「うっ…!女友…おはよう!」

女友「幽霊ちゃ~ん、この男はね、幽霊ちゃんに嘘ばっかりつくんですよ?」

女友「こんな奴よりあたしと…、一度ひとつになった仲じゃなぁい♪」

男「えっ…?あんたそっちの人?うわ…」

女友「おい、祟るぞ」

男「おっかな!」

女友「そ~れ~と~も、ア・レ、バラしちゃう?」

男「何をっ!?」

女友「エメリウム」

男「望みを言え」



143:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/02(火) 01:37:57.41 ID:0GNOTYjK0

女友母「女友~、掃除は終わった~?」

女友「は、はいっ!只今~!」

タッタッタッ…

男「助かった…」

女友母「男くん…」

ヌッ

男「うわはぁぁぁっ!!?」

女友母「あら、ごめんなさいね」

男「いえっ、こちらこそ…」ガタガタ…



144:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/02(火) 01:39:26.93 ID:0GNOTYjK0

女友母「幽霊ちゃんのご家族様からね、男君のこと、とても感謝していましたよ」

男「いえっ…、毎日ではないですし、朝練も兼ねているので…」

女友母「ふふふっ…、そんな謙遜なさることもないですよ」

女友母「こっちとしても、うちの娘が早起きする様になって、感謝しているんですから」

男「あー、そーですか…」

女友母「ふふふっ・・・、あ、そういえばこれを」

ピラッ



145:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/02(火) 01:40:29.93 ID:0GNOTYjK0

男「――これは…この子が、幽霊、さん」

女友母「ええ…、確か、あなたは彼女の姿を見られなかったのでしょう?」

男「…ええ。夢も、おぼろげで」

女友母「ご家族様が、差し上げるそうです」

男「あ…そうですか、ありがとうございます…とお願いします」

女友母「わかりました。では」

男「はい、ありがとうございます」ペコッ



146:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/02(火) 01:42:59.62 ID:0GNOTYjK0

ピラッ

男「…確かに美少女だな。こんなんじゃ、あっちで彼氏でも出来てるだろうな」

男「あ、そういえば…あの告白の返事、まだしてなかったや」

男「へへへ…その、俺が〈そっち〉へいってからでいいかな?」

男「直接言いたいから…っていうか、まだ…」

男「…俺、もっと格好よくなるから。幽霊が自慢できる様な、そんな人間になってから、
  胸を張って、会いにいくよ」

男「じゃあ、またな」




おわり



149:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします():2011/08/02(火) 01:58:42.97 ID:Q/BdxbTIO





150:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/02(火) 12:55:35.69 ID:kcyXqmYDO

乙!!
楽しませてもらったよ



引用元
女「幽霊がいる」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1310483816/
[ 2012/08/09 12:00 ] 妖怪系SS | TB(0) | CM(0)
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