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男1「俺が」男2「いるぞ?」

1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/10(月) 06:04:43.53 ID:9cbtELAG0

男1「だれだお前」

男2「お前こそだれだ」

男1「俺は男だ」

男2「俺も男だ」

男ズ『まさかドッペル?!』

男1「本物にあったら消えるはずだな」

男2「俺が本物なのに消えないな」

男1「触れるぞ」

男2「現実か」

男1「どういうことだ」

男2「俺が聞きたい」



引用元
男1「俺が」男2「いるぞ?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1318194283/
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/10(月) 06:12:11.75 ID:9cbtELAGo

男1「お前は男なのか」

男2「お前も男なのか」

男1「うむ、聞いたことがあるぞ」

男2「ドッペルでないとすれば」

男ズ『分裂症か』

男1「この年で患ってしまうとはな」

男2「年齢は関係なかったと思うな」

男1「そういえば登校時間ではないか?」

男2「確かにそろそろ時間だな」

男ズ『……制服は俺が着る!』

男ズ『二着あった』



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/10(月) 06:15:52.97 ID:9cbtELAGo

学校―――

男1「なんとか着いたな」

男2「徒歩通学で助かったな」

男1「財布はひとつだったからな」

男2「定期がなければ詰んでいたな」

友「男ー、おは……よう……?」

男ズ『おはよう、友』

友「な、なんだ。双子かっ?」

男ズ『俺は一人っ子だ』

友「だ、だ、だ、だったらなんなんだよっ」

男1「それがわからん」

男2「俺もわからん」



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/10(月) 06:20:50.33 ID:9cbtELAGo

>>4「定期だったら」ですね……
~~~~~~~~~~~~~~~~~
男1「しかし、これで確定したな」

男2「ああ、夢妄想ではないことがな」

友「お、お、お前、じゃなくてお前ら、落ち着きすぎだろ」

男1「友、すまんが今日はサポートを頼む」

男2「俺一人では対応しきれないかもしれん」

友「二人いるじゃねーか!」

男1「そういえばそうだな」

男2「これは一本取られた」

男1「二人だから二本分だな」

男2「面白いことは二重取りか」

友「なんなんだよほんとに……」



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/10(月) 06:25:47.84 ID:9cbtELAGo

教室―――

女「おはよー……って、え?」

友「ああ、女か」

女「な、なに。なんで男が二人いるの」

友「いや、知らん」

女「なんでひとつの席に二人で座ってるの?!」

男ズ『おはよう、女』

女「普通に話しかけてきたー?!」

男1「心外だな」

男2「おかしいな」

男1「俺も混乱しているんだ」

男2「俺もよく分からないんだ」

男1「ただこれだけは言える」

男2「事実だから言える」

男ズ『俺の席はひとつしかなかった』

女「当たり前でしょうが!」



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/10(月) 06:30:29.05 ID:9cbtELAGo

男1「ひとつの席に二人というのは不恰好だな」

男2「やはりもう一組、机と椅子を調達すべきか」

友「そんなことだろうと思ったよ。特別教室から一組持って来い」

男1「いいのか、友」

友「とりあえず先生が先に来たら、説明してやる」

男2「助かる、友」

男ズ『異常事態に際して分かる、友人のありがたさよ』

友「……なんか楽しんでないか、お前。いや、お前ら」



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/10(月) 06:36:43.25 ID:9cbtELAGo

ざわざわ―――ざわざわ――――

男1「みんな見てるぞ」

男2「好奇の的だな」

男1「双子という発想が自然だと思うが」

男2「まったく同一人物だから困るな」

男1「わき腹にほくろ」

男2「二の腕にあざ」

男ズ『まったく同じだったからな……』

男1「俺が机を持ち」

男2「俺が椅子を持つ」

男1「なんだか不思議な感覚だな」

男2「二重に持っているような感じだな」

教師「おう、おは、よう……」

男ズ『おはようございます。先生』



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/10(月) 06:40:04.57 ID:9cbtELAGo

先生「ど、ど、どうしたんだ。男。親戚か? 同じ学校にいたのか?」

男1「それが先生、こいつは俺でして」

男2「こいつも俺のようなんです」

先生「なななななに言ってんだ」

男1「席がひとつしかなくてですね」

男2「もう一組お借りしたいわけです」

先生「ちょ、ちょ、ちょっと待ってくれ。転校生ならまず職員室へ」

男1「先生、残念ですが」

男2「学生証は二つでした」

男ズ『はい』チラリ



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/10(月) 06:41:55.65 ID:9cbtELAGo

先生「しかし、しかし、しかし……」

男1「よろしいですか?」

男2「また後でお願いします」

ざっざっざっざ……

先生「……俺は夢でも見てるのか?」



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/10(月) 06:49:24.01 ID:9cbtELAGo

男1「席はこれでよしと」

男2「二つ並べると幅を取るな」

男1「すみません、隣のメガネさん」

メガネ(♀)「は、はあ……」

男2「こっちの隣は女だったか」

女「……本当にどうなってそうなったの?」

男2「朝、気がついたら俺がいたんだ」

男1「ありがちなパターンだが、事実だ」



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/10(月) 06:54:20.17 ID:9cbtELAGo

男2「すまんが、女、ルーズリーフをくれないか」

男1「教科書は二人で見るとして、ノートが足りん」

女「いや、いいんだけどさ」

友「男、とりあえず、50枚入りのやつ」

男1「これはすまん」

男2「恩に着る」

女「……」

ガラッ

先生「男……と、もう一人の男、ちょっと職員室にきなさい」

男1「呼び出しがかかったな」

男2「授業がひとつつぶれてしまうな」

友「まあ、よく分からんけど、行ってこいや」



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/10(月) 20:08:03.74 ID:9cbtELAGo

昼休み―――

友「お。戻ってきた」

メガネ(♀)「だ、大丈夫だった?」

男1「ああ、納得はしてもらえなかったが」

男2「さしあたり二人とも通っていいらしいぜ」

女「……」

友「なんていうかさ、確認しておくけど」

男ズ『なにがだ』

友「同時にしゃべるなよ……お前らって別々の人間なのか?」

男1「いや、こいつも男だし」

男2「こいつも男だな」

女「……同一人物なの?」



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/10(月) 21:11:55.91 ID:9cbtELAGo

友「外見はほとんど同じに見えるけど」

男1「それどころか、寝癖の数まで同じだぜ」

男2「考えていることすら似ている感じだな」

友「ひょっとして、同時にしゃべっているのは」

男ズ『同じことを考えているからかな』

友「うーん……」

女「友くん、なにかわかったの?」

友「ちょっと待ってて。男、感覚とかはどうだ?」

男1「感覚というとなんだ」

友「お互いになんか、こう、相通ずるものがあるとか」

男2「そうだな。別々のものを持っていると、二重に持ってる感じがする」

メガネ(♀)「な、なんだかSFみたいだね」



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/10(月) 21:12:26.94 ID:9cbtELAGo

友「よし……お前ら、ちょっと廊下に出ろ」

男1「友が勝負を挑んできた!」

男2「ゆけっ 男1号よ!」

男1「俺か?!」

友「うるせー、早く出ろ」

男2「先制攻撃とは、やるな……」

友「だあああっ、もう助けてやんねーぞ!」

男1「正直すまなかった」

男2「調子に乗りすぎた」


廊下―――

友「まず、二人で背を向けてみろ」

男1「? おう、では俺はこっちへ」

男2「? うん、俺はこっちだな」



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/10(月) 21:24:10.33 ID:9cbtELAGo

友「よし、そのまま別々の方向へダッシュだ!」

男ズ『おう!』

どだだだだ……

ズケーっ!

男ズ『ぬあああああ!』

メガネ「ど、同時にこけた」

女「すんごい滑りっぷりね……」

友「うん……なんとなく推測できた」

男1「友……推測できたなら言ってほしいんだが……」

男2「友……やはり勝負を挑んでくるとは……天才か……」



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/10(月) 21:28:47.12 ID:9cbtELAGo

教室内―――

友「というわけで、俺の推測について話す」

女「わー」パチパチ

メガネ「わー」パチパチ

その他「わーわー」パチパチ

男1「なぜこんなにギャラリーが」

男2「昨日まで目立たぬ男だったのに」

友「男、お前らの、いやお前のことなんだからちゃんと聞け」

男ズ『わかった』

友「ハモるのは怖いんでやめてください」

男1「仕方のないやつだな」

男2「早く話してくれよ」

メガネ「あはは、なんだかコントみたいだね」



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/10(月) 21:51:43.92 ID:9cbtELAGo

友「まず、ここに二人いるように見えるが、お前は同一人物だ」

みんな『な、なんだってぇー?!』

友「……わかってないだろ、お前ら」

男1「ノリで言ったが、よくわからんね」

男2「まあ、どっちが本物ということも感じないが」

友「なんと言ったらいいか、一人の人間だけど二つの体を持っているんだな」

男1「ほおう」

男2「ふうん」

友「感覚や思考は共有しているし、お互いに離れきることもできない」

男1「そうなの…か?」

友「二人でひとつ、じゃなくて、一人が二人、なんだ」

男2「残機制みたいなものか」



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/10(月) 22:05:12.79 ID:9cbtELAGo

女「要約すると、男が二倍に増えたってこと?」

友「そんな感じだな」

男1「なぜだろう、お得感がいっさいないな」

男2「確かに、財布は二倍になってないしな」

クラスメート(♂)「二倍男か……」

メガネ「二倍男だね……」

イインチョ(♂)「二倍男wwwwwwww」

男1「お、お前ら、妙なあだ名をつけるんじゃない」

男2「友! お前の説明が悪いせいだぞ」

友「じゃあカストロのダブル」

男ズ『具現化系じゃねーよ!』



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/10(月) 22:12:48.63 ID:9cbtELAGo

放課後―――

友「男は午後中、『死亡フラグじゃねーか』とつぶやいていた」

男1「死亡フラグだろ……」

男2「カストロとか凹むわ……」

男1「悲しみも二倍だし……」

男2「愛などいらぬわ……」

友「いいじゃねーか。悲しみの代わりに有名人だぜ」

男1「みんなして広めてたからな」

男2「廊下で大騒ぎしたしな」

友「でもさ、昨日、何があったんだよ。何か覚えていることはないのか?」



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/10(月) 22:21:38.00 ID:9cbtELAGo

男1「うーむ、なんかあったような……」

男2「思い出そうとすると、頭が……」

ガラッ

先輩(♀)「うおー、男いるかー」

友「お?」

男1「ああ、先輩」

男2「こんにちは」

先輩「うははは、本当に二人になってるよこいつ」

男1「人を見て笑うとか最低ですね」

男2「鬼畜生にも悖る所業ですよ」



24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/10(月) 22:28:37.85 ID:9cbtELAGo

先輩「ふははは、それより、二人になってラッキーじゃん」

男1「おお、ラッキーは二人分だからうれしいですね」

男2「先輩にしては珍しく人を励ますような発言ですね」

先輩「うちのマンドリンクラブ、ドラが少なかったじゃん? 男が二人に増えたから解消できるじゃん」

男1「それはあんたがうれしいだけですよ」

男2「大体、体は増えても楽器は増えてませんしね」

先輩「え」

友「そういや、お前、そんなマイナークラブに入ってたんだな」

男1「貴様はマンドリンと俺を侮辱した」

男2「俺もマイナーだと言いたいわけだな」

友「体が二倍に増えたら十分個性的だろ?」

男ズ『メジャーではないだろ』



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/10(月) 22:42:48.38 ID:9cbtELAGo

先輩「まあ、メジャーでも巻尺でもいいんだけどさ、楽器は借りれば増やせるじゃん」

男1「根本的な解決じゃないですよね」

男2「部員増やす努力を怠るから」

先輩「クラブがゆるいからって参加しないやつに言われたくないよ?」

男1「いまどき部活に打ち込むとか古いですよ」

男2「青春するには才能が必要なんです」

先輩「昨日もクラブさぼってどこ行ってたんよ」

友「あ、やっぱり部活に行ってたわけじゃないんすね」

先輩「そうだよぉ。まあ、何にも言わず休むことはよくあったけど」

友「そうか……男。今日はちゃんと行ってやれよ」

男1「くそっ裏切られたか」

男2「二倍の裏切り……!」

先輩「なんで男はこんなにノリノリなの?」



28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/11(火) 21:40:36.04 ID:rf08+QTCo

女「あ……男、部活に行くの?」

男1「うん、先輩につかまってな」

男2「ああ、先輩につかまれてな」

女「あ、あああ、そう」

友「どうした、女? 何かあるのか」

女「え、え? や、やだ、なんでもないよ」

友「そうか……?」

先輩「でさー、どっちの男が1号なわけ?」

男ズ『1号?』

先輩「いや、どっちかの男を呼び分ける必要ってあるっぽくね?」

男1「しかし先輩、俺は同一人物でして」

男2「スピーカーが二つついているようなものです」

友「先輩、男は自分同士では区別がつけられないんです」



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/11(火) 21:48:08.71 ID:rf08+QTCo

先輩「じゃあ、君が技の1号ね!」

男1「聞いてませんな」

男2「聞こえてませんな」

先輩「君が力の2号だ」

男ズ『シャッフルタイム!』

先輩「ぬあっ」

男2?「ふふふ、どっちがどっちでしょうなあ」

男1?「ぬふふ、当ててみんさい!」

先輩「くうっ、こっちが本物だー!」

男ズ『どっちも本物だよ!』

先輩「友くん、どっちが1号だっけ?」

友「知りませんよ」



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/11(火) 22:03:38.47 ID:rf08+QTCo

男1?「1号は深爪をしている」

男2?「2号はちょっと福耳」

友「両方ともなってるじゃねーか」

男1?「うむ。実はどっちがどっちか自分でもわからん」

男2?「混ざると自分の視点がどっちなのか区別がつかん」

先輩「ふーん、結局、両方に話しかければいいのかね」

男1でいいや「気になるなら番号札でもつけてください」

男2にするか「別々に話しかけられると逆にわかりません」

先輩「ま、いいか。とにかく部活に行くわよー」ガッシ

男1「おう、強制連行」

男2「両手にバラですね」

先輩「そうそう、男が二人なだけに、ってやかましいわ!」

メガネ「にぎやかだねぇ」



31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/11(火) 22:11:31.72 ID:rf08+QTCo

友「男! なんか思い出したら教えてくれよ」

男1「おう、思い出したらな」

男2「記憶に疑われてる~♪」

先輩「さっさと歩く!」

ざっざっざっ……

メガネ「行っちゃったね」

友「ああ」

メガネ「なんか、男くん、すんごい明るくなってない?」

クラスメート「あー、わかるわ。あいつこんなキャラだっけ?」

友「二人いるから騒々しくなっただけじゃないのか」

メガネ「そうかなぁ?」

クラスメート「あれか、高校デビュー的な。イメチェン的な」

友「デビューしすぎだろ」

女「……」



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/11(火) 22:17:44.37 ID:rf08+QTCo

友「いずれにしても、昨日、なにかあったんだろうな」

メガネ「わかんないよ、朝なんかあったのかもしれないし」

友「……昨日の放課後以降になにかあったんだろうな」

クラスメート「そういや、昨日、中庭でたむろってたぞ。放課後」

友「ふーん。クラブにも行かずに?」

クラスメート「そりゃそうだろ。中庭で立ってるのが活動な部活があるなら別だけど」

イインチョ「あれだな。アブダクションされた」

メガネ「ありそうだよねー」

友「確かに昨日の記憶が曖昧みたいだったな」

クラスメート「お前らマジで言ってんの」

ガタン

女「私、先に帰るね、友くん」

友「おう、またな」



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/11(火) 22:24:36.08 ID:rf08+QTCo

タタタッ……

メガネ「……あからさまに怪しいね」

クラスメート「絶対なんか知ってるだろ、女」

友「まあ、そうだろうけどな。本人が言いにくそうにしてるんだから、そっとしとけよ」

イインチョ「友、やっさし~い」

友「全力でうざい!」

メガネ「あれかな、悪の科学者で男くんを分裂させる実験を……」

クラスメート「いやいや、宇宙人でした! 的な」

友(女、何があったんだ?)



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/11(火) 22:47:40.26 ID:rf08+QTCo

第3音楽室―――

先輩「というわけで、今日から男が二人に増えます」

部員『うわー』

部員A「すごお、本当に二人だ」

部員B「マジで感覚共有してんの?」

部員C「どっちが本体?」

部員A「うわーうわー、両方触っていい?」

部員B「外見はマジで同じに見えるな」

先輩「こりゃー、お前ら! べたべた触るでねぇだ!」

男1「まるで珍獣扱いだな」

男2「実際は二重男だがな」

男1「これまでクラブ休んでも目立たなかったのに」

男2「ちょっと体が増えただけでこの扱いとはな」

部員B「ちょっとかそれ」



35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/11(火) 23:03:49.98 ID:rf08+QTCo

男1「おっと、体重が増えたわけではありませんよ」

男2「悲しみが二倍でも、体重まで二倍に計算するわけにはいきません」

部員B「なに言ってんだか」

男ズ『まあ、Bさんはまた胸元の重量が増えたようですがね』

部員B「な?! ///」

先輩「セクハラは禁止じゃーい!」ドビシ

男ズ『ぬぐあーっ』

男1「くっ、ダブルチョップとは」

男2「同時に、脳天に食らわせただと」

先輩「まったく、いくら二人に増えたからって、調子づいてんじゃないの」

部員B「ま、まあまあ、いいじゃん別に」

先輩「まったく……はいはい、みんなすぐ練習だぜ。男は私が指導するから」

部員『えーっ』 ズルクネ?……

男1「しかし……」ジーッ

男2「これは……」ジーッ

男1「気がつかなかったけど、うちのクラブって眼福ゾーンだったんだな」

男2「おっぱいがいっぱいや。巨乳に豊乳、たわわ乳」

男ズ『先輩以外は』

先輩「おい、お前ら」



37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/12(水) 22:24:12.48 ID:P2E7VvhQo

男1「おおっと、これは失言でした」

男2「ついうっかり本音をもらして」

先輩「男、さすがの私も怒るよ?」

男1「これは1号の仕業ですよ! こんなところにいられるか! 俺は家に帰る!」ダッ

男2「せ、先輩、今ここに俺と同じ顔のやつが逃げていきませんでしたか?! そいつが俺だー!」ダッ

先輩「そーかい」

ラリアット。

男ズ『……』沈。

先輩「男さー……いくら増えたからってはしゃぎすぎじゃね?」

男1「そうですね」

男2「あのですね」

男1「思い出したことがあるんですよ」

男2「思い出したくないことだったんですが」

先輩「ほう」

部員B「気になるわ」



38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/12(水) 22:28:06.90 ID:P2E7VvhQo

男1「俺はですね」

男2「昨日ですね」

先輩「ふんふん」

男ズ『女の子に告白して振られているんです』

部員B「えーっ!」

先輩「は?」

男1「昨日、俺は女の子を中庭に呼び出し」

男2「思いの丈をぶつけて打ち返されました」

先輩「それが何か関係あるの?」

部員B「好きな女の子がいたことにまず驚きだわ」

男ズ『回想再現!』



39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/12(水) 22:32:58.26 ID:P2E7VvhQo

~~~回想~~~~~~~~~~~~
男『来てくれたのか』

女『なに、こんなとこ呼び出して』

男『実は、言っておきたいことがあって』

女『早く言ってよ』

男『俺は、女が好きだ。付き合ってほしい』

女『はぁ……え? は?』

男『俺は、女が好きだ。付き合ってくれ』

女『え? は? マジ? 罰ゲーム?』

男『マジだし、罰ゲームでもドッキリでもないから安心しろ』

女『マジの方が安心できないわよ』

男『それで、返事が聞きたい』



40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/12(水) 22:37:29.02 ID:P2E7VvhQo

女『……あのさ、私のどこがいいって言うの?』

男『俺はハキハキしたおねえちゃんタイプが好きだ。特に学園祭の監督っぷりにほれた』

女『明確すぎてツッコミようがないわ……』

男『返事を聞かせてくれ。曖昧でもいい』

女『いや、私は、好きな人いるし』

男『……そうなのか』

女『だから、その、あんたとは考えたこともなかったから』

男『確かに俺は目立たないやつだったかもな』

女『ごめんね? 気ぃ悪くした?』

男『だが、女。その好きなやつは女を好きなのか?』

女『あ?』

男『女、俺はお前が好きだ。それはアドバンテージにならないか』

女『なにいってんのあんた』



41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/12(水) 22:44:29.61 ID:P2E7VvhQo

男『だからだな、そいつはお前にとって魅力的なやつだ』

女『そうね。だから?』

男『だけど、人間、自分を好きでいてくれる方がうれしい』

女『……だから?』

男『俺は、女を好きでいる分、魅力が上乗せされているはずだ』

女『はああ?』

男『足りない分はつきあってれば埋まると思うんだが』

女『アホか!』

男『そうでもない、大体、そいつは女の好意に気づいてないのでは……』

女『あんたねぇ、バカにしないでくれる?!』

男『まったくバカにしていないが』

女『あんたなんかより、その人の方が何倍も魅力的よ! クラスで空気のくせに上乗せとか言ってんじゃねーよ!』
~~~回想終わり~~~~~~~~



42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/12(水) 22:48:59.44 ID:P2E7VvhQo

先輩「……」

部員A「……ないわ~」

部員B「……」

部員C「……えーっと」

男1「というようなことがあり、ショックで忘れてました」

男2「衝撃的なあまり、家に帰る道も覚えてません」

先輩「え? これ突っ込めばいいの」

部員B「突っ込むべきだな」

先輩「なに、ナンバイモミリョクテキヨーって言われちゃったから増えちゃったってこと?」

男1「記憶からすると」

男2「そうなりますね」

先輩「えーっと、友にメルっとくか」



43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/12(水) 22:58:13.23 ID:P2E7VvhQo

部員A「はい」

男1「おっとクラブで二番目パイのAさん」

部員A「(パイ?)男くんは、どうして女さんにそんな失礼なこと言っちゃったのかな」

男2「いい質問ですねぇ、1号さん」

男1「そうですねぇ、1号さん」

男2「失礼だったんですかあれ」

部員一同『たりめーだよ!』

男ズ『おおう』

部員A「ふつーさ、好きな人がいるって断られてだよ。自分は君を好きな分、そいつよりマシ、みたいな言い方されて気分いい?」

男1「そんなつもりは毛先のほども」

男2「まあ、最近、枝毛が多いですが」

部員B「冗談言ってる場合じゃないよ」

部員C「言ってるよね? 意味的にはその好きな人と告白相手をバカにしてるよね?」



44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/12(水) 23:06:20.58 ID:P2E7VvhQo

男ズ『滅相もない』

先輩「つーか、女ってクラスのあの子? なんかキツメ系の」

男1「姉御肌と言っていただきたい」

男2「姉貴と呼んで慕いたい」

部員C「それは憧れ感情じゃない? 恋愛じゃなくて」

男1「肩を並べたかったわけです」

男2「今は並べる肩が多いのですが」

先輩「まあ、なに? 好きになったのは悪くないと思うよ」

部員B「けど、言葉がまずい」

男1「そ、そうですか」

男2「非難轟々ですね」

先輩「それで? 他に思い出したことはないの?」



45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/12(水) 23:19:57.82 ID:P2E7VvhQo

男1「空気と呼ばれて悔しかったこととか」

男2「エアーはいつわり、虚偽の大きさ」

男1「その辺りから記憶が曖昧で」

男2「まあ、昨日全体、曖昧なのですが」

先輩「要するによくわからないってわけね」

部員B「その後にも何かあったのかも」

先輩「可能性はありうるわね」

男1「ああ、検証される自分」

男2「疑惑の調査報告」

男1「食い違う証言」

男2「同一人物で」

男1「そりゃただの記憶違いや」

先輩「あと、空気って言われたからノリノリになってるのかも」

部員A「かわいそうな男くん……」



47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/14(金) 19:56:48.70 ID:gyTuwaH1o

男1「心配ご無用です」

男2「私は元気です」

先輩「まあ、でもこれでなんとなく原因がつかめたわ」

部員B「どうする?」

部員C「男は戻りたいの?」

男1「一人にですか?」

男2「独りにですか?」

男ズ『いや、特に戻りたくないです』

先輩「戻りたくないのかよ」

男1「正直、不便はないですし」

男2「前より、キャラも立ってますし」

男1「しかし、ご迷惑ならば」

男2「努力しましょう、全力で」

部員一同『う~ん……』



48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/14(金) 20:02:35.17 ID:gyTuwaH1o

部員A「ねぇねぇ、このままでいいんじゃないかな?」

部員B「本気で言ってるのか」

部員A「前はさ、すごい地味だったけど」

先輩「こっちのほうが明るいわな」

部員B「しかし、明るいを通り越してうざいぞ」

部員C「セクハラされて怒ってるの?」

部員B「うるさい!」

先輩「なんつーか、こいつも恋が実れば戻りそうなんだよね」

部員A「いいじゃん! 後輩の恋を応援とか」

部員B「私はありえんな。修復不可能だと思うし」

先輩「新しい恋でも探してやればいいんじゃん?」



49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/14(金) 20:12:42.17 ID:gyTuwaH1o

部員C「でも、それじゃ元に戻すの?」

先輩「いまだとダブルでうざさ倍増だよな」

部員B「二人でもまともにしてやれば……」

部員A「更生させるのも先輩の務めだよね~」


男1「蚊帳の外だな」

男2「女子の壁だな」

男1「それじゃどうする?」

男2「帰るべきかな?」

男1「しかし、フェイドアウトしたら後が恐いな」

男2「ハーレムって、実際ありえないよな」



50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/14(金) 20:19:23.26 ID:gyTuwaH1o

男1「男一人じゃ話題も合わないしな」

男2「さっきみたいに意見も合わないし」

男1「2号がいてよかったぜ」

男2「おっと、お前が2号だろ」

男1「俺だ」

男2「お前か」

男ズ『俺だけどな』


先輩「……あんたは一人でなにやってんのよ」



51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/14(金) 20:24:40.58 ID:gyTuwaH1o

男1「これは失礼」

男2「一人芝居です」

男ズ『体は二人ですがね』

先輩「はいはい、わかった」

男1「おっと先輩、スルーが早すぎますよ」

男2「女性も早すぎるのは嫌われますよ」

ごんっ

男ズ『ぬああっ』

先輩「ほふーん、一人を殴っても両方痛がるのか」

男1「くっ、さすが暴力趣味」

男2「暴力キャラにルートはないですよ!」



52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/14(金) 20:28:47.32 ID:gyTuwaH1o

部員A「まあ、それよりさ、私たち、男くんを応援するよ」

男ズ『いらねぇ』

部員A「ひっどぉ」

先輩「即答かよ」

部員B「正直、ダブルはうざいし」

先輩「指導してやろうと思ったら、全然話し聞かないし」

男1「ですが、先輩方」

男2「お手を煩わせるわけには」

部員C「いま、煩わせてるよね?」

男1「くっ、まずいぞ、この手の『応援』は」

男2「罰ゲーム告白の予感がする!」



53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/14(金) 20:35:40.24 ID:gyTuwaH1o

男1「正面突破が失敗したのに」

男2「いまさら策を弄してなんになる」

先輩「うへへ、楽しめればいいんだよーん」

部員A「え~、私は本気だけどぉ」

部員B「まあ、セクハラしなければどうでも」

男1「くそ、こんなところにいられるかっ」

男2「死亡フラグでも俺は家に帰るっ」

ダダダッ

先輩「あっ逃げた」

部員A「ほらあ、先輩ちゃんが脅すから」

先輩「脅してねーよ」



54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/14(金) 20:40:47.56 ID:gyTuwaH1o

帰り道―――

男1「しかしあれだな」

男2「まずいことになったな」

男1「マンドリンは好きだし」

男2「おっぱいも好きだが」

男ズ『面白がられるのは嫌だな……』

男1「……女に振り向いてもらうか」

男2「今日の様子では難しそうだが」

男1「女が好きなやつは誰なんだろうな」

男2「嫉妬の炎がとまりません」



55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/14(金) 20:44:34.50 ID:gyTuwaH1o

男1「友に相談するか」

男2「困ったときの友頼みだな」

男1「適応が早かったしな」

男2「笑いながら見に来た人もいたが」

 プルルルル

友『おー、どうした?』

男1「俺だ」

男2「俺もいるぞー」

友『おー、先輩さんからのメール見たぞ』

男1「メール?」

男2「なんかあったか?」

友『思い出したんだろ』



56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/14(金) 20:50:08.70 ID:gyTuwaH1o

男1「おお、昨日の話な」

男2「友人にするには照れくさいな」

友『せめて動揺しながら言えよ』

男1「ああああ、男にも知られてしまった」

男2「恥ずかしい、恥ずかしい」

友『……まあ、いいや。それで、女ちゃんに振られて増えたってのか』

男1「そんな特異体質を持った記憶はないがな」

男2「代々伝わる伝説も聞いたことがないけど」

友『けど、その、ナンバイモとか言われてショックだったんだろ』

男1「うむ」

男2「そうだな」



57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/14(金) 20:55:18.89 ID:gyTuwaH1o

友『俺はやっぱり、それは関係あると思うぜ』

男1「それなんだが」

男2「ちょっと気になるんだ」

友『なんだよ?』

男1「増えてもしょせん、俺が二人でそいつ一人分」

男2「つまり、そいつの半分男だったことに変わりはない」

友『インパクトは勝ってるんじゃねぇの』

男1「何を言う、俺が告白したら、女は驚いていたぜ」

男2「悲しいことに、インパクトがあったと思う、あの時も」

友『ああ、お前、地味だもんな……』



58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/14(金) 21:00:48.23 ID:gyTuwaH1o

男1「哀れまれると本気で凹むわ」

男2「友人の納得が心に痛い」

友『まーでも、もう一回やってみれば?』

男1「軽いな」

男2「他人事だな」

友『他人事だろ、特に恋愛なんてな』

男1「友人事にしてくれ」

男2「お前の助言なら聞けそうだ」

友『いや、でもな……』

男1「せっかくこんな体になったんだ」

男2「やるだけやってみたいのも本音だ」



59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/14(金) 21:07:13.81 ID:gyTuwaH1o

友『そういうなら……でも、女はお前のこと気にしてたと思うぞ』

男1「ほ、本当か?」

男2「神に感謝するぞ!」

友『俺に感謝しろよ……女、今日一日変だったしな』

男1「そうか、気にしてくれたんだな」

男2「いや、気まずいだけだったんじゃないのか」

友『いや、男がいなくなってからもそわそわしてたし』

男1「それは、俺を気にしてたのか?」

男2「みんなに言いたいけど言えなかった的な」

友『おいおい、あまりマイナスに考えるな』



60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/14(金) 21:12:46.55 ID:gyTuwaH1o

男1「しかし、正面からぶつかってもダメだったんだ」

男2「この体で、なおかつ女のハートをつかむ方法がやりたい」

友『うーん……』

男1「友達からはじめたい、と言っても」

男2「この段階では断られそうだ」

友『うーん……そうだなぁ、Wデートとか』

男ズ『ダブル……だと?』

友『お前だったら一人でWデートできるだろ』

男1「それはそうかもしれんが」

男2「もう一人はどうするんだよ」



61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/14(金) 21:43:00.09 ID:gyTuwaH1o

友『だから、もう一人に協力してもらうんだよ』

男1「失敗フラグだろ」

男2「相手がいません」

友『そのくらい、勢いで頼み込め』

男1「大体、ばればれじゃないか」

男2「そうだ、女に嫌われるぞ」

友『いまの時点で嫌われてるだろ。いまさらマイナスが増えてもどの道赤字じゃん』

男1「くっ、しかし、ばればれでも」

男2「チャンスがありそうな気がする……」



69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/15(土) 20:23:57.90 ID:spokPSaro

男1「よしっ、やるぞ! ダブルデート!」

男2「早速、女を誘うぞ!」

友『明日にしとけよ。まあ、骨は拾ってやる』

男1「後悔するなよ?」

男2「二人分だぜ?」

友『そっちを後悔させるつもりかよ……』

男ズ『じゃあ、明日な』

友『おう』

~~~~~~~~~

友「……」

友(まあ、女の出方次第だろ)



70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/15(土) 20:29:32.23 ID:spokPSaro

翌日―――

男1「おはよう、友」

男2「おはよう、女」

友「はよー」

女「……おはよう。なんか一日ですっかり慣れちゃったわね」

男1「ああ、そうだな」

男2「それより、女」

男ズ『デートしないか。俺と』

友「おま、はえーよ、早すぎだよ!」

女「……」ジトー

男1「むろん、体は二つだからな」

男2「もう一人つれて、遊びに行こうぜ」



71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/15(土) 20:33:38.28 ID:spokPSaro

女「でも、あんたって同一人物なんでしょ」

男1「そうだな」

男2「そうだが」

女「一人で女の子二人相手にするつもり?」

男1「手は四本あるぜ」

男2「ハートも二つだ」

女「はぁ……しょうがないわね」

男ズ『やった?!』

女「いや、遊びに行くのはいいけど、その代わり」チラ

友「お?」

女「……友くんも一緒だったらいいかな」



72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/15(土) 20:39:13.09 ID:spokPSaro

男ズ『なん……だと……』

友「おい、いいのか」

女「だって、同一人物ってやつが女の子二人つれて遊びにいくとかなめすぎでしょ」

友「そうかもしれんが……」

友(まあ、何をたくらんでるか知らんが、望むところだ)

男1「友、きさまが敵だったのだな」

男2「友人がラスボス! コレが狙いか!」

友「男、俺が直接フォローできるチャンスだろ(ヒソヒソ)」

男1「うそつけ、狙いがばればれじゃないか」

男2「チャンスっていうか、俺がダシだぞこれは」

友「それだけじゃない、俺は女が何か隠していると見ている(ヒソヒソ)」



73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/15(土) 20:44:34.46 ID:spokPSaro

男1「女は直球ストレートタイプなんだが」

男2「変化球にチャレンジしてこけるんだよな」

女「……あんたも正直よね、大概」

友「まあ、いいから、俺に任せておけ(ヒソヒソ)」

男1「くそ、後には退けない」

男2「受けて立つ、この申し出を」

女「まあ、いいけどね、それで、他には誰が来るの?」

男ズ『ん?』

友「ん?」



74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/15(土) 20:49:14.63 ID:spokPSaro

男1「お、おい、友、さっそくピンチだ」

男2「お、俺は友以外に友達がいないんだぞ」

友「いやお前、そこはがんばれよ」

男1「……女、これは当日のお楽しみだ!」

男2「いわばサプライズだ!」

女「私がメインなのに、サブをサプライズにしてどうすんのよ」

男1「くそう、的確だな!」

男2「そこがいいんだけどな」

女「う……あんた、分身してから、正直になりすぎでしょ」



75:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/15(土) 20:55:43.53 ID:spokPSaro

昼休み―――

男1「メガネさん、今度の日曜日、遊びに行きません?」

メガネ「う、うえ?!」

男2「ちょっとしたイベントスタッフ的な感じですよ」

メガネ「え、えーと」

男1「お仕事は俺の恋のお手伝い」

男2「どうです、ひとつ。お金も持ちます」

メガネ「あ、あの、私好きな人いるし!」

男1「ちょ、ちが、そういう意味じゃなくて」

男2「告白じゃなくて、手伝ってほしいと」

メガネ「ナニを手伝わせる気ー?!」



76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/15(土) 21:02:59.79 ID:spokPSaro

昼休み 2 ―――

男1「クラスメート(♀)さん、今度の日曜日は暇ですかね?」

クラスメート(♀)「なに、男くん、私を誘ってるの?」

男2「そうなんですよ、あの、女と付き合いたくて」

クラスメート「えー、ないわ~。誘ってるのに他の子の話を出すとか」

男1「いや、つまりフォローというか」

男2「クラスメートさんには下支えをですね」

クラスメート「せっかく最近増えたり、はっちゃけたりして、男くん、面白かったのにー」

男1「いや?! 俺もクラスメートさんは魅力的だと思いますよ」

男2「胸もありますし……じゃなくて、女さんと仲いいでしょって」

クラスメート「そりゃ二人に増えたら二股じゃないかもしれないけどー」



77:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/15(土) 21:06:49.66 ID:spokPSaro

放課後―――

男1「なぜだ、なぜうまくいかん……」

男2「こんなときに限って友は手伝ってくれんし……」


友「とりあえず多人数だし、遊園地でいいじゃろ」

女「やっぱり? ジェット乗ろうよジェット」

友「俺、速い系は苦手なんだよ……」

女「じゃあ、こっちの水でボーンするやつ」

友「まあ、それなら……」


男1「……おかしいだろこれ」

男2「……おかしいよな俺」



80:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/15(土) 21:12:20.00 ID:spokPSaro

男1「あいつら、イベント前なのにクリアしてね?」

男2「な、完全に俺がおまけ状態になってろ」

男1「負けフラグが乱立」

男2「負けイベントに奔走」

男ズ『いかん、このままでは!』

男1「だが、どうする。手がないぞ」

男2「うむ。もっと友達がいれば……」

ガラッ

先輩(♀)「うおーいい、男どもはおるかー」



81:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/15(土) 21:16:43.59 ID:spokPSaro

男1「また、先輩か……」

男2「しかし、先輩ではな……」

男1「待てよ」

男2「そうか」

男ズ『これは天佑(=天の助けのこと)!』

先輩「な、なんだ。急に立ち上がって。昨日も逃げたから捕まえにきただけで……」

男1「先輩、一足お先に音楽室に行ってきます」

男2「なぁに、先輩にはご迷惑をおかけしませんよ」

ダダダッ

先輩「あ、おい!」


友「……だから、ここの観覧車は高すぎ……」

女「友くん、高所恐怖症なの?」



82:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/15(土) 21:20:00.84 ID:spokPSaro

第3音楽室―――

ガラッ

男1「ちょいと先輩方!」

男2「皆さんおそろいですか!」

部員一同『お?』

男1「おーっと、これはAさん」

男2「Bさんもいる、勝てる!」

部員A「なにー?」

部員B「どうしたんだ」

男1「かわいい後輩の頼みです」

男2「どうか助けてください!」

男ズ『俺とデートをしてください!!』



83:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/15(土) 21:27:48.00 ID:spokPSaro

部員A「え、えー、えー、それは困るよぉ」テレテレ

部員B「お前マジで言ってるのか」カーッ

男1「大マジです!」

男2「あなた方が頼り!」

部員C「しかも二人なの?」

男1「そりゃそうでしょう」

男2「数的に合わないですし」

部員A「そのぉ、二股はよくないと思うよ」

部員B「言っていいセリフじゃないだろ」

ドーン!

先輩「ちょっと待ったお前ら!」



84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/15(土) 21:34:10.04 ID:spokPSaro

男1「なんですか先輩」

男2「期待できない先輩」

先輩「デートだなんだって言ってたが……」

部員A「先輩ちゃん、嫉妬してるの?」

先輩「ちげーよ! そいつは本命がいて、Wデート用の人員がほしいだけなの!」

部員B「……は?」

男1「最初からそう言ってますが」

男2「誰も勘違いしてませんよ」

部員A・B『……』

男1「あの、お二方」

男2「気迫がすごいですね」

部員C「男くんは、一度死んだほうがいいの?」



85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/15(土) 21:38:37.85 ID:spokPSaro

ボコボコにされました。

男1「みふぉとなふぉんふぉでひた」

男2「あひゃやかなあっふぁーでひた」

先輩「……まあ、Aちゃん、Bちゃんの怒りはさておいてだ」

部員A「さておかないでよぉ、本気にしちゃったし」

部員B「マジでびっくりしたし」

先輩「さておいて。普通、ここは私が選択肢に入るべきじゃね?」

部員A「え?」

部員B「え?」

部員C「え?」

男ズ『ないない』

先輩「おうい、ちょっとお前ら」



86:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/15(土) 21:42:00.85 ID:spokPSaro

部員A「あのさぁ、もしかしてさぁ……」

部員B「まあ、そうだとは思ってたけど……」

先輩「いや、こんな面白そうなイベントを私抜きとかありえんでしょ?」

部員A「あ、あー、そういう」


男1「……先輩、あのですね」

男2「……女は、そのですね」

男ズ『巨乳、なんですよ』


部員一同『……』



88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/15(土) 21:50:30.65 ID:spokPSaro

男1「先輩、恥ずかしながら、俺は女性の胸に惹かれるんです」

男2「女にまず見惚れたというのも、その巨乳からでした」

男1「そして容姿から性格に目が行き」

男2「当時空気キャラだった俺はかっこいい女に憧れ」

男ズ『恋に落ちた……』

先輩「いや、小芝居はいいよ。それで」イライラ

部員A「切れてるねぇ、先輩ちゃん」

部員B「自分も胸好きを公言してたのに」

男1「つまり、女と並んだときに、惨めな気持ちになってはかわいそうじゃないですか」

男2「その点、AさんもBさんも、並んで胸を張っても、違和感はないわけです」

先輩「うがー!!」

男ズ『おう』ビクッ



89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/15(土) 21:59:03.50 ID:spokPSaro

先輩「男! この私が徹底的にフォローしてやるからよぉ、絶対に連れて行けよ!」

男1「ひぃ、先輩が鬼の面を」

男2「真剣にこえぇ」

先輩「Aちゃん、Bちゃん!」

部員A「な、なに」

部員B「は、はい」

先輩「いつも『ぐへへ、おっぱい大きいね、みんな』とか言ってるけど……」

部員C「言ってるだけじゃなくて揉んでるよね?」

先輩「……本当は、本当はうらやましいんだからねっ! うえええん」だきっ

部員A「わ、先輩ちゃん」

部員B「え、マジ泣き? マジ泣きなの?」



90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/15(土) 22:07:03.53 ID:spokPSaro

部員C「まあ、でも先輩が入るのはいいとして?」

男1「いや、Cさん、よくないです」

男2「かき乱す気満々でしょこの人」

先輩「乙女の心を深く傷つけておいて、拒否権が残されていると?」

男ズ『乙女(笑)』

先輩「……」ゴゴゴゴゴゴ

部員A「男くん、これ以上煽ったらぁ、日曜日まで生き残れないよ?」

部員B「お前、自分で言ったことには責任を持てよ」

男1「え、ええ、そうですね」

男2「お、お二人も目がマジですね」

部員C「……トリプルデートだったら、もう一人必要なんだよね?」



91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/15(土) 22:12:36.87 ID:spokPSaro

男1「そ、そうなんですよ」

男2「繊細なフォローができる人が」

男1「他所に出して恥ずかしくない人が」

部員C「とりあえず行きたい人?」

部員一同『ハーイ』

男2「お、おお、けっこういますね」

部員A「まあ、男くんの好きな子も見てみたいしぃ」

部員B「男の友達もいるんだろ」

部員D「下級生少ないしねーこのクラブ」

わいがやわいがや

先輩「ならば、じゃんけんで決めなさい」

部員A「えー? じゃあ、先輩ちゃんもじゃんけんしようよ」

先輩「私は特別顧問だからオッケーなんだよ」



92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/15(土) 22:19:39.05 ID:spokPSaro

じゃんけん後―――

部員C「というわけで」

部員B「私に決まったぞ」ニコリ

部員A「ちぇー」

先輩「よし、私とBちゃんのお金は男持ち、ただし、他のみんなも見学は自由だからな」

部員一同『ひゃっほう!』

男1「な、何を言ってるんですか先輩」

男2「そ、そうですよ、これは俺の大舞台で」

先輩「貴重な後輩をいじるチャンスだぞー!」

部員一同『おおおおおおお!!』



98:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/16(日) 20:56:05.21 ID:IZgupeyko

先に重要な設定を晒しておくか……

女:F
メガネ:D
先輩:B?
部員A:F やわらかめ
部員B:E 張りがある
部員C:E 
クラスメート(♀):E
部員D:D



100:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/16(日) 21:04:49.62 ID:IZgupeyko

デート前日―――

男1「まずいな」

男2「ああ、まずい」

男1「メールで聞いたら友が場所と時間を設定していたし」

男2「ワンデーパスもすでに準備されていた」

男1「友に当日の相談をしようとしたら」

男2「『俺に考えがある』の一点張り」

男1「最後の手段で、先輩に聞いたら」

男2「『あんたに任せきりにはしない』などと供述」

男1「完全に楽しむ気だぜ、あいつ!」

男2「俺の目的を無視してやがる!」



101:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/16(日) 21:10:49.40 ID:IZgupeyko

男1「頼みの綱でBさんに聞いたら」

男2「『楽しみにしてるよ』という的外れ」

男1「Bさん……楽しませるのは確かに俺の仕事です」

男2「でも、楽しませるのはBさんじゃなくて女なんです」

男1「女もいつもの調子できりっとしてるし」

男2「まったく俺の方を見ていないぜ」

男1「このままでは」

男2「先輩係りになってしまう……」

男ズ『……』

男1「どうしてこうなった……」

男2「女も友も先輩も、何考えているんだ」



102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/16(日) 21:18:02.24 ID:IZgupeyko

男1「待てよ……そもそも、俺が目立ち始めたのは」

男2「この分裂した体を持ったから故」

男1「しかし、今はこの体が桎梏だ」

男2「持て余している状態だ」

男1「しかし、一人に戻れば」

男2「ひとつになってしまえば」

男ズ『こんな面倒は起きないはず……』

男1「あとはそこそこのテンションで接すれば」

男2「女に空気扱いされることもないのでは?」

男1「そうと決まれば合体だ!」

男2「ゆくぞ! 2号!」

男ズ『フュージョン!』



104:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/16(日) 21:26:37.75 ID:IZgupeyko

男ズ『しません!』

男1「くそっ、前日になってあがくことになるとはな」

男2「なにかヒントはないのか、ヒントは!」

男1「女に振られたあと……」

男2「ショックを受けてフロフロになり……」

男1「確か」

男2「俺は」

男ズ『誰かに会った!』

男1「ような気がする」

男2「記憶が曖昧だからな」

男1「会ってもおざなりにしか受け答えしてないと思う」

男2「だが、誰かが何かをするチャンスはあった、はずだ」



105:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/16(日) 21:33:17.67 ID:IZgupeyko

男1「悲しみのあまり、分裂したと思ったが」

男2「確かにそれだけでは説明できん」

男1「誰か、不自然なやつはいなかったか……」

男2「何か、隠し事をしているようなやつ……」

男ズ『お、女か?!』

男1「いやいやいや、ありえんありえん」

男2「単に後ろめたい……だけだろ」

男ズ『じゃあ、友か?!』

男1「うむ、うむ……あいつ、なんか歯切れが悪いしな」

男2「だけど……俺の分身を検証してくれたしな」

男1「ぬお、そうこういっている内に深夜か」

男2「くそ、とにかく、明日は全力でやるしかない……」



107:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/16(日) 21:56:54.03 ID:IZgupeyko

当日―――

男1「……来たか」

男2「……来たな」

友「おう、待ったか、男」

女「おはよう、男」

男ズ『二人で来てんじゃねぇえええ!』

友「え? ああ、駅のところで一緒になってな」

男1「それ、あれだろ、実は駅で待ってました的な!」

女「うざいよ、男」

男2「ばっさり切られて悲しいです!」



108:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/16(日) 22:01:47.09 ID:IZgupeyko

先輩「待たせたか、諸君」

部員B「どうも、こんにちは」

友「あ、先輩さんとBさんですか」

女「えーと、初めまして」

先輩「私はいつもクラス来てるから知ってるがな」

部員B「初めまして、まあ、あまり気を使わないで」

部員B(これが男の好きな人か……でかいな)

先輩(くう、Bちゃんに交互に見比べられてる)

男1「やっと来ましたか先輩」

男2「お待ちしてましたよBさん」

先輩「おい、態度違いすぎだろ」



109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/16(日) 22:10:24.43 ID:IZgupeyko

男1「女、友、改めて紹介しておくけど」

男2「クラブの先輩です。遊びたいって言うんで連れてきました」

友「ああ、そうですか。お二人ともかわいいですね」

先輩「お、おお、ありがとよ」

部員B「こいつも無自覚か」

先輩「ほら、男、こういうところをもっと見習え」

男1「カワイイデスネー」

男2「イイトオモイマスー」

男1「まあ、女もかわいんだけどな」

男2「今日はみんな活動的な感じなんだな」

女「ああ、はいはい」



110:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/16(日) 22:14:11.30 ID:IZgupeyko

友「うし、じゃあ、パス配りますよっと」

男1「すまんな、友」

男2「俺なんか二人分だもんな」

友「お前も不便だよな」

女「合体できないの? 合体」

部員B「自由に分裂できれば便利だな」

男1「その手も考えましたが」

男2「合体はなかなか難しく」

先輩「いや、中で増えるのに受付は一人で入ったら詐欺じゃん」

男ズ『同一人物ですよ?』



111:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/16(日) 22:19:29.52 ID:IZgupeyko

内部―――

友「はい、それじゃあ早速ですが……」

女「ジェットに行くわ! ……あ、いいですよね、先輩方」

先輩「あー、全然いーよ私らは」

部員B「適当についていくさ」

男1「ちょ、ちょっと待っていただきたい」

男2「俺はスピード系が苦手で、苦手で……」

先輩「ほぉう、それは楽しめそうだ」

部員B「女ちゃんは絶叫得意なの?」

女「大好物です!」



112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/16(日) 22:23:45.62 ID:IZgupeyko

先輩「じゃあ、一緒に楽しもうぜぇ」

女「じゃあ、フルコースで行きましょう!」

男1「ぬぐっ、こいつ」

男2「しかし、友も苦手だろう」

友「避けてばかりでは前には進めん」

男1「おい、そんな覚悟は決めなくていいんだ!」

男2「あ、Bさん、Bさんはどうなんですかっ!」

部員B「割と好きなタイプだな、本場のバンジーもやったことあるし」

男ズ『ノォオオオオオオ!』

部員B「2人が同じ動きだと面白いな、本当」



113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/16(日) 22:30:15.56 ID:IZgupeyko

女「まあ、ここは結構いろんなタイプがそろっているのよ」

先輩「基本形、着水系、直下降系、回転系もあるね」

部員B「フリーフォールがいいな」

女「お、Bさんはそういうの好きなんですか?」

男1「友、フルコースは危険だ!」

男2「今からでも遅くない、反対しろ!」

友「避けてばかりでは……」ガタガタ

男ズ『青ざめてる?!』

友「水でボーンするやつだけって言ってたのに……」ガタガタ

男1「くそっ役に立たない」

男2「ここは俺が食い止める!」



114:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/16(日) 22:34:00.68 ID:IZgupeyko

先輩「お、どうしたわけ」

男1「恥を忍んで訴えます」

男2「ここに心臓弱い子がいまして」(→友)

男1「危険ですよね」

男2「フルコースは」

先輩「大丈夫だろ」

男1「根拠ないだろ!」

男2「リアルに死人出るわ!」

女「男……ひょっとして怖いの?」

男1「お」

男2「う」



115:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/16(日) 22:38:23.01 ID:IZgupeyko

女「まあ、男が怖いなら、待っててもらってても」

男1「やってやるぜ!」

男2「何しろ二つの心臓だからな、俺は!」

部員B「おーい、もう並んでるよ」

友「がまんがまんがまん」

先輩「友くんも面白いのう」

男1「ちくしょう!」

男2「なむさん!」


絶叫ラリーを行いました。しばらくお待ちください。



116:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/16(日) 22:44:21.73 ID:IZgupeyko

結果―――

男ズ&友『……』しーん

先輩「だらしがないな、男どもは」

部員B「いや、3周はちょっと私もな」

女「ま、でもよく付き合いましたよね」ニヤニヤ

先輩「このくらいで吐くやつは初めて見たけどな」ニヤニヤ

男1「吐くだろ、普通……」

男2「おかしいだろ……」

友「昼時だけど、なんも食べる気しない……」



117:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/16(日) 22:49:03.36 ID:IZgupeyko

女「あ、じゃあ、私、お水でも買ってくるね」

部員B「私も行ってくる」

先輩「おお、お願いねー」

男1「ああ、女が行ってしまう……」

男2「さっきからいいとこないし……」

男1「途中からそれどころじゃなかったが……」

男2「さっきから乗り物は友の隣に座るし……」

先輩「そりゃ、あんたはどっちが座るのって感じだからじゃん」

男1「しかし、先輩」

男2「どちらも俺です」

友「……うおぇ」



125:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/19(水) 22:58:14.75 ID:N/lE6VKro

男1「それではですね」

男2「友も復活しましたし」

友「いやー、お恥ずかしいところを」

男1「午後の部と……」

男2「行きたいところですが……」

先輩「4周目いこっかー」キャッキャ

女「いいですね、それー」ウフフ

部員B「じゃあ、今度はフリーフォール三連発な」ムーチョ

男1「おい待て」

男2「盛り上がるな」



126:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/19(水) 23:01:32.42 ID:N/lE6VKro

先輩「何よ、面倒だな」

男1「おかしいだろ、前半がんばりすぎたんだから」

男2「後半はゆっくり親交を深めるタイムでしょう?」

先輩「いや、私は別に……」

女「まあ、男の言うことにも一理あるかなー」

男1「だしょ?!」

男2「さすが女。ここぞというときに話が分かる」

友「……そうですね、さすがに俺も4周目はアウトしたい」

先輩「え、えー。Bちゃん!」

部員B「私もゆっくりでもいいよ」



127:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/19(水) 23:06:13.45 ID:N/lE6VKro

男1「ですよね! それでここはひとつ」

男2「超巨大観覧車はどうでしょうか」

男1「密室空間で二人」

男2「積もる話もできます」

先輩「ええー? 観覧車ぁー?」

女「あ、いいですね。ね、友くん」

友「あ、あああああ、ああ、いいぜ。ちょうどやりたかったんだ」ガタガタ

男1「こいつ、高いのもダメなのかよ」

男2「顔に似合わず度胸のないやつめ」

友「正直に言うなよ! くっ、飛ぶ鳥に地を這う獣の気持ちなどわかるまいッ」

男ズ『厨二病乙』



128:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/19(水) 23:10:45.76 ID:N/lE6VKro

男1「そういうことなら、女」

男2「俺と……乗ってくれッ!」

女「あ、その前に、友くん、一緒に乗ろうよ」

男1「ちょ、女さん、ほら、フラグは俺と立ってるぜよ?」アタフタ

男2「イベント発生しないと、終了条件も起きないんだよ?」ドタバタ

男ズ『友、なんとか言ってやってくれ!』

友「いいよ、俺も聞きたいことがある」

男ズ『友さーんッ?!』

女「あ、ほら、もう乗れるよ」

友「男、俺に任せろ」

男ズ『任せらんねーよ!』



129:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/19(水) 23:14:27.67 ID:N/lE6VKro

係員「はーい、二名様ー」

友「乗りまーす」

男1「ちょ、友おおお?!」

男2「今日、俺に何もフォローしてないよッ?!」

ガシャコン

係員「はーい、二名様ー。男同士ってのも珍しいね」

男1「え、ちょ、ちが」

男2「おい、そもそも」

ガシャコン

先輩「男ー、私ら地上で待ってるからー」

部員B「ソフト食べてくる」



130:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/19(水) 23:16:17.64 ID:N/lE6VKro

ぐいんぐいん

男1「……」

男2「……」

ぐいんぐいん

男1「……」

男2「……」

ぐいんぐいん

男1「なあ、俺よ」

男2「ああ、俺よ」

ぐいんぐいん

男ズ『涙が止まりません……』



131:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/19(水) 23:20:13.84 ID:N/lE6VKro

地上―――

男1「やっと、戻ってこれた……」

男2「超巨大だから、すげー時間食った……」

先輩「おお、お疲れさん」

部員B「はい、ジュース」

男1「ありがとうございます」

男2「Bさんはなんだかんだでやさしいですね」

男1「まさしく清涼剤ですよ」

男2「やはり胸の大きさは心の大きさなのですね」

先輩「おい、てめぇ」



134:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/10/20(木) 17:47:50.84 ID:3msi8UhB0

男1「それで、その、女は」

男2「ここはひとつ、2周目としゃれこんで」

部員B「女ちゃんなら、友くんともう一周行ったよ」

男ズ『訳が分かりません』

先輩「真剣な顔してた」

男1「黙れ、悪魔の女め!」

男2「ソフト食ってる場合か!」

先輩「あのさ、男……さしもの私も怒るぜ?」

部員B「女の子に言うセリフじゃないよね」

男1「じゃあ、魔性の女……?」

先輩「まあ、ある意味ね。ある意味そうかもしれないけど」

部員B「ぷっ」

先輩「Bちゃああああん?!」



135:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/10/20(木) 17:53:08.53 ID:3msi8UhB0

男2「くそっこんなやつにかまってる場合じゃない!」

部員B「もう一回乗ってくればいい」

男1「いやBさん、正直、もう一人で乗るのは結構です」

部員B「私と乗るか?」

先輩「ええ?!」

男2「くっ、魅力的な提案」

男1「魅力的な肉体」

先輩「だ、ダメに決まってるがな」

部員B「じゃあ、先輩と乗ってきなさい」

係員「はーい、三名様ー」



136:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/10/20(木) 17:58:22.39 ID:3msi8UhB0

一方、その頃―――

女「ふ、二人きりになったわね」ドキドキ

友「そ、そうだな」ガクガク

女「あの、ええと」

友「ちょ、ちょっと待ってくれ」ガタガタ

女「だ、大丈夫?」

友「すーはー、すーはー」

女(高所恐怖症の友くんもかわいい)

友「よし、落ち着いた」

女「う、うん」



137:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/10/20(木) 18:00:47.97 ID:3msi8UhB0

友「女、俺に言いたいことがあるんだよな」

女「そうだよ。あの……」

友「言いにくいことかもしれないが、言ってくれ」

女「言うよ、あの、私は友くんが……好きです」

友「うん……」

女「……」

ぐいんぐいん

友「それで?」

女「えっ?」



138:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/10/20(木) 18:03:46.30 ID:3msi8UhB0

友「いや、それだけってことはないだろ?」

女「えーと、なに? 何を言えばいいの?」

友「隠していることを全部言ってくれ」

女「隠しているって……友くんと付き合いたいってこととか」

友「ふむ」

女「長身だけど、料理もできるよ、とか」

友「おう」

女「け、結婚とか視野に入れてみちゃったり……とか」

友「なるほど」

女「……」



139:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/10/20(木) 18:08:29.24 ID:3msi8UhB0

友「それから?」

女「いや他には何もないわよ」

友「なんで?」

女「なんでって、ここまで言ったら友くんが答えを言う番でしょ?」

友「違うだろ、女。お前は肝腎なことを隠している」

女「な、なによ」

友「男が分裂した、その本当の理由だよ」

女「……」



140:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/10/20(木) 18:12:47.45 ID:3msi8UhB0

友「男が女に告白した、ここまではいい。だが、その後は謎のままだ」

女「あ、あのね……」

友「何かがあったのは間違いない。そして、真実に近いのは、女、お前だろう?」

女「だ、だから……」

友「男には言えない、だから俺に話を持ちかけてきた、そうだろう」

女「そ、それはね……」

友「話してくれ! 俺の友人のために」

女「……知らねーつってんでしょうが!」


友「……お前が隠したがる気持ちは分からんでもないが」

女「違うわよ! 隠すものなんか何もないわよ!」



141:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/10/20(木) 18:18:04.00 ID:3msi8UhB0

友「いやだって、俺に話したいことがあるって」

女「だから、さっき言ったじゃない! その……好きだって」

友「うん。話のとっかかりだろ」

女「話のとっかかりで告白する馬鹿がいるかっ!」

友「え? いやだって」

女「わ、私は友くんが好きなの! 優しいし、私をバカにしなかったし」

友「はぁ、まあ」

女「ちょっと鈍感だけど、かっこいい、し……」

友「ありがとう。だが、俺が聞きたいのは」

女「だから、男のことなんか知らないって!」



142:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/10/20(木) 18:22:39.64 ID:3msi8UhB0

友「え? マジ?」

女「ど、どこをどう見たら、私がなにか知ってるように見えたのよ」

友「だって男をあからさまに避けてたし」

女「そ、そりゃ、告白された翌日にあんなことになってたら、普通に話せないじゃない」

友「なんか言いたそうにこっち見てたし」

女「男に触発されて、と、友くんに告白しちゃえって」

友「じゃあ男のことは?」

女「だから、そんな風には見れないわよ……」

友「ええー?」

がっこん

係員「っかれしたー」



143:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/10/20(木) 18:27:13.75 ID:3msi8UhB0

友「あ、待ち列ないんでもう一周いいすか」

係員「はーい、2名さまー」

がっこん

女「あ、えーと」

友「とりあえず、もう少し詳しく聞いていいか?」

女「い、いいけど、その……」

友「なに?」

女「告白したんだから……返事」

友「保留」

女「う、うわあん、やっぱり友くんはホモくんなんだ」

友「なんか聞き捨てならないことを言われたよ?」



144:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/10/20(木) 18:32:20.72 ID:3msi8UhB0

女「だって、だって……全然彼女つくらないし」

友「女の子に縁がないだけだろ」

女「そのくせ、地味な男といつも一緒にいるし」

友「……男二人並んだらカップル認定かよ」

女「こ、今度男が増えたときにも親身に相談に乗ってたし」

友「おい、友人が妙なことになったら普通だろそれ」

女「……男のこと、好きなんでしょ?」

友「恋愛感情はいっさいありません」

女「……ホント?」

友「当たり前だろうが! えー、つーか、なに、やっぱりってなに」



145:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/10/20(木) 18:37:10.80 ID:3msi8UhB0

女「みんな、そう言ってるけど」

友「えー、マジ? 本気でマジ? 冗談とか嘘じゃなくて?」

女「そう、だけど……」

友「えー。えー。えー、ショックだわ。ここ数年で一番のショックだわ」

女「ホモじゃないんだよね?」

友「ちげーよ! ……う、うう、凹むわ」

女「私は、本気だったらあきらめようかなって」グス

友「泣くところが違うよ?!」

女「でも、本気だったら、応援しようかなって」

友「応援しないで?!」



146:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/10/20(木) 18:45:43.49 ID:3msi8UhB0

女「でも、それじゃあ、私にもチャンスあるよね」

友「そんなことで前向きになられると苦痛なんだが」

女「同性愛の人に失礼じゃん?」

友「そうじゃねーよ! なんで俺が男に恋愛感情抱いていることになるのかって所だよ!」

女「こんなに真剣に男のことを考えて」

友「真剣に考えますよ? あいつが能天気に戻んなくてもいいやって感じだからこそ」

女「恋人に向ける目線?」

友「ちげーよ! なんで須らくホモの大海にたどり着くんだよ!」

女「じゃ、じゃあ、私、友くんの恋人に立候補!」

友「保留じゃー! 邪悪な目で俺らを見ているやつには保留じゃー!」



147:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/10/20(木) 18:47:15.32 ID:3msi8UhB0

一旦切ります。これで女と友のルートは回収な感じで。



153:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/20(木) 22:53:08.38 ID:jGXRQYy7o

行くぜ……ラストスパートだ。がんばれば今日終わる……!
あとエロっておっけーなんだっけここ
~~~~~~~~~~~~~~~
先輩「」ムスー

男1「あのー、先輩さん?」

男2「機嫌直しましょうや」

先輩「うるさいな」

男1「これだからヒステリーは困る」

男2「女とはおわんいっぱいくらいある差だな」

先輩「おい、お前ら」

男1「何です、貧乳先輩」

男2「哀れ乳でも希少価値(笑)」

先輩「哀れじゃねーよ! 十分あるよ!」



154:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/10/20(木) 22:55:20.16 ID:BtBg66Klo

注意書きみたいなもんさえあれば大丈夫じゃねーの?



156:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/20(木) 23:01:22.48 ID:jGXRQYy7o

>>154 ありがと、じゃあ、おまけにエロが入るかも。申し訳程度だけど。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
男1「女が好きな」

男2「人、だと?」

先輩「ふふーん、お前らが吐いてる間にいろいろ聞いたんだよん」

男1「それを知りながら、俺には協力しない」

男2「さすがです、先輩。嫌がらせ2段ですね」

先輩「なんとでも言え。ほーら、謝ったら教えてやるぞ」

男1「いや、友でしょ」

男2「たぶん、友だよな」

先輩「な、なんで知ってる」

男ズ『見りゃバレバレでしょ』



155:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/20(木) 22:57:34.53 ID:jGXRQYy7o

男1「大体、今日は俺が女にアピールする日でしょ?」

男2「なんか先輩含めて、フォローどころか邪魔されてますよね」

先輩「……」

男1「なんとか言ってくださいよ」

男2「トークできないのは人としてどうかと」

先輩「うっせーな、だったら教えてやろうか」

男1「おっと、ここで小動物が戦闘体勢」

男2「牙を剥き出し、きゅーきゅーと構えています」

先輩「茶化すな!」

男1「そりゃ、先輩ですし」

男2「先輩ですからね」

先輩「ふん、そんなこと言って。女ちゃんが好きな人を教えてやろうかと思ってたのに



157:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/20(木) 23:05:05.31 ID:jGXRQYy7o

先輩「ふん、あっそー」

男1「くそっ、今頃告白されてんだろうな」

男2「2周目ってことはべろちゅーしてるかもしれん」

男ズ『くそったれ!』

先輩「……」

男1「はあ、俺には女に縁がないのかな」

男2「一生独身かもしれんな」

男ズ『おっと、今は二人身だったな、はっはっは』

先輩「……」

男1「どうしました、先輩」

男2「ぽんぽん痛いんですか」

先輩「ちげーよ、変な気遣いするな」



158:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/20(木) 23:08:07.22 ID:jGXRQYy7o

男1「気遣いじゃありませんよ」

男2「密室空間でゲロられたりしたら」

先輩「するわけねぇだろ」

男1「じゃあ、何なんです」

男2「早く言ってくださいよ」

先輩「……ごめんね」




男1「勘弁してくださいッ!」

男2「いま地上からぐんぐん離れているところなんですよ?!」

先輩「その反応はおかしいだろ、お前ら」



159:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/20(木) 23:12:26.20 ID:jGXRQYy7o

男1「じゃあ、説明してください」

男2「気遣いはしませんから」

先輩「……だからさ、男が分裂したの、私のせいかも」

男1「はあ」

男2「へえ」

先輩「反応うっすいなー」

男1「いや、別に」

男2「驚けませんし」

先輩「……もう少し、私に興味を持ってくれたって」ジワ

男1「あー、いま女性の身の上話がすごく聞きたくなっちゃったー」

男2「今すぐ誰かの話をべらべら聞かないと死んじゃうかもー」



160:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/20(木) 23:18:48.33 ID:jGXRQYy7o

先輩「……」

男1「せ、先輩。聞きますから」

男2「話してくださいっす、マジで」

先輩「……あのさ。私、あんたが好きなんだよ」

男1「聞き流していいですか」

男2「本当に信じられません」

先輩「うるさいな。私だってここまで好きになるとは思わなかったもん」

男1「……おい、俺。目の前の小動物が精神攻撃を」

男2「……耐えろ。衝撃は一度ではすまんぞ」

先輩「まあ、いいけどさ。聞いて?」ダブルツネリ

男ズ『はい』



161:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/20(木) 23:26:20.93 ID:jGXRQYy7o

先輩「だけどさ、あんた、ほら、私のことを彼女にしたい、とかではないじゃん?」

男1「そうですね」

男2「怖いです」

先輩「だからさ、せめて、男が二人に増えたら、別の女と付き合っても、一人取れるじゃん?」

男1「すみませんが、意味がわかりません」

男2「もう少し科学的に説明してください」

先輩「……だから、願掛けしたの。あんたが女ちゃんに告白しにいくって日に」

男ズ『……』

先輩「そしたらさー、なに? 二人になったのに、一人ひとりを遠くに引き剥がせないとか」

男ズ『ええと』

先輩「それどころか、巨乳が好きだったり、私のことはっきり好きじゃないって言ったり」

男ズ『突っ込みたいんですが』



162:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/20(木) 23:33:24.17 ID:jGXRQYy7o

先輩「文句言いたいのは、こっちだよ。女ちゃんに振られてるのに、まだ一生懸命だし」

男1「あのね」

男2「先輩ね」

先輩「私なんか、入る隙間もないでやんの」グスッ

男1「いやー、それより願掛けて」

男2「そんなんで増えるわけないでしょ」

先輩「うるざいなぁ、どうせ、わたじは」グスッグスッ

男1「ちょっと先輩!」

男2「まだ半分行ってないですよ」

男1「この密室空間で大泣きとか」

男2「ほ、ほら、なんで俺を好きになったとか言いましょうや」



163:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/20(木) 23:37:13.69 ID:jGXRQYy7o

先輩「……私がクラブに引っ張ったじゃん、あんたを」

男1「ああ、あれは不覚でしたね」

男2「女の園にまさかの突入でした」

先輩「でも、他の子より私と一番話してたじゃん」

男1「そりゃあ、先輩が旧スク○ェア信者だったからですよ」

先輩「バハラグいいよね!」

男2「フレデリカちゅっちゅ!」

先輩「ばか、エカテリーナだろ!」

男1「……まあ、ドリンの演目も必然的にそっち系中心で」

男2「いわば魂が揺さぶられたから仕方ない」



164:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/20(木) 23:42:48.38 ID:jGXRQYy7o

先輩「だから、趣味、合うし、あんたも私を好きだとか思ってた」

男ズ『それはない(笑)』

先輩「……ねえ、一応、私、本気で告白うってんだけど」

男1「そ、そうですね。強いて言うならですね」

男2「なんていうか、合いすぎて恋愛対象っていうか、同士?」

先輩「知ってるよ。おっぱいもやなんでしょ、こんなんじゃ」

男1「そ、そうですね。強いて言うならですね」

男2「性的魅力も低いからこそ、親密になれたというか」

先輩「うううううううう」グズッグスッ

男1「ちょーっと待った! 待ってください」

男2「キャラ崩壊してませんか?!」



165:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/20(木) 23:49:50.76 ID:jGXRQYy7o

先輩「ねえ、私、2号とかでもいいよ」

男1「ええと、先輩?」

男2「本気で冷静になりやがれ」

先輩「あんた、体二つあるじゃん。彼女できたって大変だろ」

男1「あんたは浮気する男がオッケーなのか」

先輩「技の1号、力の2号ってね」

男2「ナニもうまいことは言ってませんよ」

先輩「振り向かない女よりヤれる女だろ?」

男1「これはひどい」

男2「これはまずい」



166:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/20(木) 23:55:15.66 ID:jGXRQYy7o

先輩「なんでよ! アドバンテージ、アドバンテージ!」

男1「ぎゃあ! 自分の言葉が痛い!」

先輩「お前、ここで食わなかったら一生童貞かもよ?!」

男2「ちょ、先輩、ここ狭いから! 空中だから!」

がったん、ばったん

先輩「女ちゃんにチャンス要求するなら、私にもくれ!」

男1「そ、それとこれとは話が別です」

男2「後は、ゆらすなーっ揺らすんじゃない!」

先輩「いやじゃあ!」

男ズ『二度と話しかけませんよ?!』

先輩「うっ」



167:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/20(木) 23:59:49.31 ID:jGXRQYy7o

男1「と、ともかく……」ハァハァ

男2「落ち着けと……」ゼェゼェ

先輩「……」

男1「出禁くらいますよ」

男2「こんな揺らしたら」

先輩「……ごめん」

男1「わ、わかればいいんです」

男2「とにかく、急に言われても困るんです」

先輩「……うん」

男1「別に先輩が嫌いなわけじゃないですから」

男2「ただ、その、つきあうとかはちょっと」

先輩「……わかってるよ」



168:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/21(金) 00:07:11.55 ID:wEqGPzOpo

男1「とにかく、無理やり押し通しても、ダメです」

男2「俺は女が好きなんですから」

先輩「……」

男1「自分が好きだから相手も好きになってるだろって」

男2「そういうもんじゃないでしょ、こういうのは」

先輩「ふん」

男ズ『な、なんですか』

先輩「いま言ったの、全部あんたと女ちゃんにも当てはまるなーってさ。うへへ」

男1「う」

男2「お」



169:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/21(金) 00:10:00.32 ID:wEqGPzOpo

がっこん

係員「したー、せー」

男1「つきましたね」

男2「降りますよ」

先輩「……うん」

部員B「おー、お帰り」

男1「ああ、友と女はまだですか?」

男2「2周目は終わったでしょう?」

部員B「3周目行った」

男ズ『あのやろうども……』

先輩「ふあぁ~あ。私はそろそろ帰ろうかな」



170:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/21(金) 00:13:38.42 ID:wEqGPzOpo

男1「え~?」

男2「空気読めてます?」

先輩「読んでるから帰るんじゃん。今日はきっともう、進展ないよ」

部員B「あ、先輩ちゃん」

先輩「じゃあ、Bちゃんは適当に男の相手しといてよ」

男1「敵前逃亡ですか」

男2「恥を晒しただけなんじゃないですか」

先輩「なんとでも言え」

男1「貧にゅ」ぼぐしゃ

先輩「……私は帰る」



172:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/21(金) 00:28:45.43 ID:wEqGPzOpo

先輩「……」

部員B「いいのか」

先輩「いーの……」たたっ


先輩「……」

先輩「うへへ」

先輩(かっこわるいなー)

先輩(でも、しょうがないしなー)

先輩(私は諦めが肝心なタイプだし)

先輩「う……」

先輩(男。ばか。好き)



173:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/21(金) 00:37:04.78 ID:wEqGPzOpo

先輩「うえ……」

先輩(なんでなんで)

先輩「うぇぇん」

先輩(私じゃないんだ)

先輩「ふぐっ、うぅー」










男1「いや、空気読んでくださいよ」

男2「ここで帰らせたら俺がクズみたいだし」



174:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/21(金) 00:48:09.94 ID:wEqGPzOpo

先輩「男……」

男1「泣いてないで、早く来てください」

男2「後でうらまれたくないですから」

先輩「私、迷惑なんだろ。放っておけばいいのに」グスッ

男1「いや、あのね」

男2「先輩ね」

先輩「私だって、引き際くらい知ってるわい」

男1「あんた、ここまで人を追い込んどいて」

男2「さしもの俺も怒っちゃいますよ」

先輩「……ごめん。謝るから」



175:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/21(金) 00:56:09.32 ID:wEqGPzOpo

男1「謝るなら戻ってください」

先輩「ダメ、ダメ……いま、変な顔してる」

男2「別にいいですから」

先輩「ゆ、許して。ホントに……」

男1「先輩。逃げるのはなしです」

男2「2号でもいいとか自分で言ったでしょ」

先輩「お、おっぱい小さいもん、私」

男1「揉んであげますから」

先輩「バカ」

男2「自分のことですか」



176:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/21(金) 01:03:01.66 ID:wEqGPzOpo

先輩「バカ、バカ」

男1「……先輩が俺を好きなのは分かりました」

男2「そして、ここで先輩を逃がしたら完全に俺は悪者です」

先輩「……」

男1「しょうがないから、彼女にしてあげます」

男2「それで、その後で女を本妻に入れます」

男ズ『完璧でしょう?』

先輩「……ドン引きだよ!」

男1「まあ、幸いに、体は二つありますから」

男2「ひとつを先輩にあげるわけには行きませんが」



177:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/21(金) 01:07:19.03 ID:wEqGPzOpo

男1「アドバンテージ論者ですからね」

男2「先輩みたいに逃げたりしませんし」

先輩「うるさい」

男1「はいはい」

男2「帰りますよ」

先輩「うわっ、両脇で抱えるな!」

男1「おお、軽い軽い」

先輩「後悔するんだからね、こんなの」

男2「望むところですよ」



182:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/21(金) 21:18:27.41 ID:wEqGPzOpo

翌日―――

男「おはよう」

友「おう」

男「……」ストン

友「ん?」

男「昨日は悪かったな」

友「ああ、いや、つーか、お前」

メガネ「男くんが一人になってるー?!」

男「戻った」

友「戻ったじゃねーよ。どうなってんだよ」



183:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/21(金) 21:21:29.67 ID:wEqGPzOpo

男「ふむ……」

友「……」

男「安心して気が抜けたとか」

友「ああ、そうかい」

メガネ「な、なんかテンション戻っちゃったみたいね」

友「ああ、そうだな。ていうか、男、お前、いつもはワンテンポ止めてからしゃべってたよな」

男「うん」

友「……」

男「あれだ、脳内でかけあいをしてからしゃべってる」

友「そ、そんな理由かい」

男「おう」



184:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/21(金) 21:25:23.40 ID:wEqGPzOpo

友「ひょっとしてあれか? 分裂状態だと脳内かけあいをそのまま見せてたとか」

男「ふむ」

友「……」

男「そうなんだが、わからなかったか?」

友「わからねーよ」

女「おはよー、友くん。と、男……?」

男「おお、女。昨日はありがとう」

友「女相手だとちゃんとしゃべれてるじゃないか……」

男「おう」

女「えーと、もう一人は?」

男「置いてきた」

女「置けるんかい!」



185:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/21(金) 21:29:49.38 ID:wEqGPzOpo

男「冗談だ。一人に戻ってしまった」

女「そ、そう、よかったね?」

男「ああ」

友「……なあ、男。この際、もう少しテンションあげていこうぜ」

男「つまり、一人でも掛け合いをしろと?」

友「そういうことだ」

男「まあ、他人が相手だと、タイミングが合わないから遠慮していたんだが」

女「私も分裂してたときのほうが、付き合いやすかったかな」

男「いっちょテンションあげるぜ!」ビシ

友「わかりやすくて涙が出るよお前」



186:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/21(金) 21:35:50.43 ID:wEqGPzOpo

男「しかし、これでは机も二つはいらんな」

男「何しろ身一つ心一つに逆戻りだからな!」

女「やたらいい笑顔ね」

友「でも、いいのか? 戻ってしまって」

男「何あろう、俺にはどっちでもいいのさ」

男「分裂は方便。だが愛の量は変わらないんだぜ、女」ウインク

女「全力でウザイ」

男「ハートに傷一つ!」ズブシュウ

友「いや、それだけじゃなくて、彼女」

男「うん?」

友「昨日できた彼女がこっち見てるぞ



187:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/21(金) 21:42:27.14 ID:wEqGPzOpo

先輩「おはよう、男」

男「こ、これは先輩」

男「あ、朝からどうしたんです」

先輩「うん、私の二人いる彼氏が一人に戻ったって聞いてさあ」ニコリ

男「昨日の今日で彼女づら、だと……」

男「そ、それがどうしたんです」

先輩「これだと、もう一人女の子と付き合ったら二股になっちゃうネ☆」

男「にげろぉおおおおおお!」ダダダッ

先輩「二股は良くないよなぁあああ、男ぉおおおおおお!」ダダダッ

ずだだだだだだ……



友「い、行っちまいやがった」



188:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/21(金) 21:51:51.20 ID:wEqGPzOpo

女「まあ、楽しそうだからいいじゃない」

友「あれが楽しそうなら代わってやれよ」

女「私は友くん一筋だし」

友「いや、男がかわいそうだろ……」

女「や、やっぱり友くん」

メガネ「なに、マジバナだったの?!」

イインチョ「俺は応援するぜ」

友「やめろ、お前ら!」

~~~~~~~~~~~~~~~

男「クーリングオフ! クーリング期間だから!」

先輩「くへえへへへへへへ! 後悔させてやるぜ、男お!」

男「意味が違うだろ! ちくしょう、身がもたねぇ!」

先輩「分裂してもいいんだぜ?」

男「誰がするかあ!」

おひまい



189:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/21(金) 21:53:55.35 ID:wEqGPzOpo

まったく中途半端な感じですが、おひまいでございます。

この後はおまけになります。



190:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/21(金) 21:59:32.20 ID:wEqGPzOpo

夜―――


部員A「え~、それではですね。先輩ちゃんの恋愛成就を祝しまして」

部員一同『かんぱ~い』

部員D「やったねー」

部員B「フォロー間に合ったな」

部員C「間に合ったっていわなくね?」

部員A「まあまあ、固いこと言いっこなしですよ」

部員D「いやあ、それにしても」

部員一同『まさか、分裂薬なんて効くとは思わなかったよ……』



191:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/21(金) 22:05:31.92 ID:wEqGPzOpo

部員A「ちょっと飲ませるときにぶん殴っちゃったけど、いいよね~」

部員D「先輩ちゃんが男が二人だったら、一人もらえるのにとかいうからさー」

部員A「まあ、それでどうなるかは分からなかったけど」

部員B「まさか、男がおっぱい星人とは思わなかった」

部員D「意外すぎだよ」

部員C「そうでもなくね? 男性はみんなおっぱいに惹かれるんじゃね」

部員A「そりゃあ、私たち、みんな先輩ちゃんに比べれば大きいけどお」

部員B「しかし、それならどうして男は先輩を取ったんだ?」

部員A「そりゃあ、おっぱいよりま○こ! 高翌嶺の花より幼馴染ですよ~」

部員一同『あっはっはっは!』



192:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/21(金) 22:09:04.29 ID:wEqGPzOpo

部員D「Aちゃん、下品だよー」

部員A「おっとぉ、ついつい本音がね」

部員B「でも、あんなうれしそうなら、ひと揉みくらいさせてもよかったかな」

部員C「NTR?」

部員B「ちげーって。まあ、当日はあまり活躍できなくてごめんね」

部員D「大丈夫。Bちゃんの盗聴器で逐一聞けてたし」

部員B「そりゃよかった」テレ

部員A「はい、はい、そんな不健全な私たちのために、現在中継がつながっております



194:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/21(金) 22:13:19.33 ID:wEqGPzOpo

先輩『……男ぉ~? お風呂あがったよぉ~」

男『……』


部員D「うお、いきなりラブシーン直前!」

部員B「きたな」

部員A「男くん、ガッチガチですな~」

部員C「先輩ちゃんがエロいな」

部員A「友達のセッ○スを見ながら祝勝会……これが淑女のたしなみですよね



195:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/21(金) 22:17:51.33 ID:wEqGPzOpo

先輩『男……ほれ、女の子の裸だぞ』

男『まあ、ここまできたら、やるだけやりますけど』

男『気が合わなくなったらやり捨てますよ、俺は』

先輩『そしたらレ○プされたって言う』

男『……』


部員B「女は相変わらず小さいな」パリパリ

部員D「マスコットキャラだよね」コクコク

部員C「自分ではリーダーのつもりだけどね?」ムシャ

部員A「そこがまたかわいいんだよね~」アグアグ



196:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/21(金) 22:21:18.68 ID:wEqGPzOpo

男『とりあえず涙が出そうですけど、まずおっぱいですよおっぱい!』

先輩『い、一応あるんだぜ』

男『冗談はいいですから』


部員A「ないよ~、先輩ちゃん」

部員B「マジで泣けてきた」


男『はい、前向いてー、背中預けてー』

先輩『なんかお前、手馴れてないか』

男『はい、揉みますからねー』

先輩『おい』



197:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/21(金) 22:25:50.63 ID:wEqGPzOpo

男『はい、どうですか~』モミモミ

先輩『ん……んう……』

男『おっぱいおおきくなーれ、おっぱいおおきくなーれ』モミモミ

先輩『あ、あう……』カァ

男『おっぱいおおきくなーれ、おっぱ……』

先輩『うるせーよばかやろう!』バキッ


部員C「なんでセッ○スじゃなくてコントしてんの?」

部員B「体に染み付いてしまったんだな。ツッコミ癖が」

部員A「ああ、もう、ちゃんとカメラ正面撮ってよ~!」

部員D「先輩ちゃん、毛が薄いね」



198:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/21(金) 22:34:59.87 ID:wEqGPzOpo

先輩『もう、おっぱいはいいから、早く、しよ?』


部員A「くあ、上目遣い来ました~」

部員D「これ、そろそろやるよね、やっちゃうよね!」


がらっ


友「なにしてんですか、あんた方は」

部員一同『うおーい! バレター?!』

部員A「と、と、友くんだったね」

部員B「お、男のクラスのやつか」

部員D「これは、これはクラブのビデオ鑑賞会だよ!」

友「アホか」



199:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/21(金) 23:12:21.58 ID:wEqGPzOpo

女「ねえ、その、友くん……なんか、男が裸で裸の女の人と一緒に……」

友「女、実況してないで、中継器を奪え!」

女「わ、わかったわ」

部員A「くっ、しまった」

部員C「私らの楽しみを奪うとかひどいよね?」

友「人をおもちゃにするのがあんたらの楽しみか!」

部員B「失礼な。おもちゃではなく」

部員A「本気で楽しむだけだよ~」

友「なお、性質が悪い!」

女「友くん、取った!」

友「パスだ、女!」



200:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/21(金) 23:16:42.76 ID:wEqGPzOpo

女「はい、それっ」

部員D「きゃっち」

友「うお、取られた!」

部員B「こっちも必死なんだ」


先輩『う、う~、男、早くしてってば』

男『はいはい、分かりましたよ』


部員A「うっひょ~、こんな時にいい場面とか」

部員C「余所見はまずいよ?」

友「取ったぁ! 友人の恥ずかしいところ、晒してなるものか」



201:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/21(金) 23:20:19.48 ID:wEqGPzOpo

部員B「やめろ、やめてくれ」

部員A「友くん、こうなったら一緒に見ようよ~」

友「知るかっ、ここでたたきこわしてや……」



先輩『……ん。男?』

男1『ふむ』

男2『なるほど』

先輩『……』


先輩+一同『ふ、え、てる?!』



202:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/21(金) 23:26:06.80 ID:wEqGPzOpo

男1『これは、二人で3Pの予感』

先輩『お、男……初めてで二本挿しとかないよね?』

男2『まさかまさか。ただ予感がね』

先輩『ちょ、怒るよ、無理やりは』


友「うわああああ」

部員C「これはひょっとしてひょっとする?」

部員B「来たね、これは」

女「うわーうわーうわー」

部員A「これはもう、みんなで鑑賞するしかないよ~」



203:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/21(金) 23:26:51.31 ID:wEqGPzOpo

男1『これは、二人で3Pの予感』

先輩『お、男……初めてで二本挿しとかないよね?』

男2『まさかまさか。ただ予感がね』

先輩『ちょ、怒るよ、無理やりは』


友「うわああああ」

部員C「これはひょっとしてひょっとする?」

部員B「来たね、これは」

女「うわーうわーうわー」

部員A「これはもう、みんなで鑑賞するしかないよ~」



204:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/21(金) 23:33:17.94 ID:wEqGPzOpo

友「おい、カメラ止めろ!」


男1『無理やりなんかしませんよ』

男2『二人がかりでがんばるだけで』

先輩『お、おお。やさしく、ね。やさしく』


部員B「せーっくす、それ、せーっくす」

パチン

部員A「誰ー? 電気消したの」

女「あわわわ」

友「ばかやろう、カメラ止めろって」

部員D「いやあ、いいところなのに」


わいがや、わいがや……

おしまい



212:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/22(土) 10:29:35.98 ID:GVctaoWXo

いちおつ



214:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県):2011/10/24(月) 04:31:20.40 ID:EFofUAono

乙!面白かった!



引用元
男1「俺が」男2「いるぞ?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1318194283/
[ 2012/07/21 20:00 ] 男女SS | TB(0) | CM(0)
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