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魔王「勇者遅いなぁ……」

4:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 02:20:55.60 ID:OV7O5/0IO

〈魔城〉

魔王「ふふふ……よくぞここまできたな……歓迎するぞ……」

魔王「我が呪文にて塵と消えよ!」

魔王「ばきっ! くくく……その程度か……どかっ!効かぬ、効かぬぞ!」

魔王「喰らえ!You're asking for it! (自業自得!)どっかあああああーーーーーん!!」

魔王「はっはっは!どうだ!参ったか!はっはっはっはっは………」

魔王「…………」

魔王「…………」

魔王「…………」

魔王「……遅い……」

魔王「勇者おそーーーーーーい!!!」



引用元
魔王「勇者遅いなぁ……」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1313773437/
5:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 02:22:54.97 ID:OV7O5/0IO

魔王「どんだけ遅いんだよあいつ!信じらんないよ!遅すぎだろ!」

魔王「今何時だと思ってんだよ!ねえ!」

魔王「2時だよ!? 正確には午後2時19分24秒!あ、今一秒過ぎたから25秒!」

魔王「遅すぎでしょこれ!なにあいつ、午後ティーでもまったり飲んでんの!?」

魔王「なんだよそれ!午後ティーは午後に飲まないとダメみたいなルールあるわけ!?三秒ルールみたいな感じで!?やかましいわ!」



6:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 02:24:07.56 ID:OV7O5/0IO

魔王「ペットボトル入りの似非紅茶如きで魔王を待たせるってなにごと!?こっちは硬い石の椅子のおかげでお尻が超痛いんですけど!」

魔王「おまけにこの椅子冷えるし!なんなのこれ!大理石の椅子とか座り心地最悪じゃん!」

魔王「設計者制作者計画者まとめて出てこい!私の超絶爆裂炸裂究極最強呪文でノシイカにしてやる!!」

魔王「はやくきてよ勇者!こーい、brave man(勇者)こーい!!」

魔王「…………」

魔王「語呂が悪いな……」



7:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 02:25:01.76 ID:OV7O5/0IO

三十分後

魔王「こーい、Messiah(救済者)こーい」

魔王「ダメ、しっくりこない……」

??「……あのー、魔王様……?」

魔王「!!? 何奴!!」シュビッ

??「うをっ!!?あっぶね!!!」バッ



8:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 02:25:45.41 ID:OV7O5/0IO

魔王「ちっ……はずしたか……もう一発!」

??「ちょ、ちょい待ち!!俺、家臣!!家臣ですって!!」

魔王「家臣?お前だったのか?」

家臣「そうですよ。あの攻撃、当たってたら死ぬとこでしたよホント……」

魔王「むう、それはすまんな。で、私に何の用だ?」

家臣「あ、はい。そのことなんですけど……」



10:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 02:27:48.12 ID:OV7O5/0IO

回想・・・

家臣『あー、いい天気、たまには外を散歩するのも悪くないな……ん?』

家臣『誰か門の前で倒れてる……おい、しっかりしろ!』

??『うーん……もう食べる……むにゃむにゃ……」

家臣『あっ!お前、門衛じゃないか!おい、なに寝てるんだ!起きろ!!』



11:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 02:28:48.88 ID:OV7O5/0IO

門衛『でもその妙にどす黒い部分は食べたくないよ……むにゃむにゃ……』

家臣『一体どんな夢を見とるんだ!?起きろ!!サボるな!!』

門衛『あ……そのケーキは生臭いからいらない……むにゃむにゃ……』

家臣『一体どんな夢を起きろ!!』

門衛『えへへ……お口いっぱぁい……むにゃむにゃ……』

家臣『一体どんな夢がおきるんだー!!?』



12:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 02:29:38.39 ID:OV7O5/0IO

門衛『むにゃむ……はっ、か、家臣様!?し、しゅいましぇ……すいません!そのこれは春の陽気に誘われて……』

門衛『こ……』

門衛『タンポポの種を飛ばしていたら…………こ?』

家臣『このー!カワイイぞー!!』ガバッ

門衛『え、ちょ、きゃああぁぁあ!!?』



13:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 02:31:34.31 ID:OV7O5/0IO

回想終了・・・

家臣「いけね、これ妻との出会いだった」

魔王「なにをやっとるか馬鹿者!!」

家臣「ひっ、怖い……鬼婆……」

魔王「その発言についてはあとにしてやるからさっさと話を進めろ!!」

家臣「あっ、それでですね……」



14:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 02:32:23.27 ID:OV7O5/0IO

回想・・・

家臣『あー、嫌な天気、何か悪いことがおきそうな予感……ん?』

家臣『また門衛が寝てやがる……おい、起きろ!!サボるな!!』

門衛『か……家臣様……な……何者かが……』

家臣『なん……だと……?』

門衛『ま……魔城に……侵入しました……』

家臣『なん……だと……?ヤバいなそれは……魔王様に早速連絡しなければ!誰かおらんか!!事態は急を要するぞ!!』



15:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 02:33:30.51 ID:OV7O5/0IO

回想終了・・・

家臣「で、目下探索中です」

魔王「……さらっと言う割にはなかなか深刻な事態ではないか……それで、その侵入者は見つかったのか?」

家臣「いえ……それがまだ……」

魔王「城の周りには強力な結界を張っておいたはず……となると、それを破り、尚且つ見つからずにここまで来れるものとなると……」

家臣「……勇者がついに……ウラギリノユウヤケーヤッカイニカラミツクアセヲー♪

魔王「!?なんだ……!?この音は……!」



16:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 02:34:37.13 ID:OV7O5/0IO

家臣「あ、俺ですー、あーはいはいどうもその節は、あ、はい、じゃ、今度飲みにでも……」

魔王「お前か!!!」マオー!

家臣「……ええ、ええ、あ、そうですかー、はいはいわっかりました。あ、それではー、はいー」

魔王「……なんの電話だったんだ?」

家臣「部下からなんですけど、侵入者発見して拘束しましたって」

魔王「部下かよ!しかも発見したのかよ!そして拘束できたのかよ!!」マオー!

家臣「なにか不都合でも?」

魔王「……いや……なんでもない……(普通にスルーされた……)」



17:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 02:35:56.07 ID:OV7O5/0IO

家臣「でもあれですね、また勇者じゃなかったみたいですね」

魔王「ああ、そうだ……な…………」

家臣「全くいつ来るんだか……あ、それと、その侵入者はここに連れてくるように言っときましたから」

魔王「…………」

家臣「……どうかされました?」

魔王「勇者おそおおおぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーいんだったああぁぁぁああーーーーーー!!!!!」



18:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 02:37:09.83 ID:OV7O5/0IO

家臣「ひっ!?」ビクッ

魔王「こーい!!hero(英雄)こーい!!!」

魔王「ちょっと外行ってくるーーーーー!!!!」ダダダダダダ

家臣「…………」ポカーン

家臣「あ……自由な物だ……」



19:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 02:38:11.88 ID:OV7O5/0IO

部下「家臣様、侵入者を連れてまいりました」

家臣「ん?ああ!そうか、じゃあこっちにきて顔を見せ……」

??「……」

家臣「…………」

家臣「………う」

部下「……家臣様?」



20:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 02:38:54.47 ID:OV7O5/0IO

家臣「っぎゃあああああぁぁぁああああああ!!!!!!!!!????」

部下「ひっ!!!?」

家臣「ででででででで出たああああああぁぁぁあああ!!!!!!!」

部下「ちょっ、ど、どうなさったのですか!!?」

家臣「こわあああぁぁぁぁぁぁぁああああああああああい!!!!!!!!」ドドドドドドドドドドドド



21:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 02:39:35.61 ID:OV7O5/0IO

部下「かっ、家臣様ーーーーー!!??」

部下「い……行っちゃった……」

??「……」

部下「一体どうしたっていうの……?」

??「……」



22:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 02:40:28.25 ID:OV7O5/0IO

〈外〉

魔王「勇者こーい!!!勇者こーい!!」

魔王「勇者はどこだーー!!!」

魔王「待ちくたびれたぞー!!!」

魔王「ゆう……」

っぎゃあああああぁぁぁああああああ!!!!!!????



23:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 02:41:09.25 ID:OV7O5/0IO

魔王「!!?何事だ!?」

ででででででで出たああああああぁぁぁあああ!!!!!!!

魔王「この声は家臣の……ついに勇者がきたか!!」

こわあああぁぁぁぁぁぁぁああああああああああい!!!!!!!!

魔王「よっしゃあああぁぁぁああ!!!!!待ってろ勇者ああぁぁぁああ!!!!!」ダダダダダダダダダ



24:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 02:41:48.50 ID:OV7O5/0IO

〈魔城〉

魔王「うおおおぉぉぉぉおおおお!!!!!」ダダダダダダ

魔王「私の部屋かああああぁぁぁぁあああ!!!」ダダダダダダ

魔王「おらぁ!!」バーン!

部下「ひっ !!?また!!?」

魔王「ふふふふふふふ!よくぞここまできたな!!!!勇者!!!!」

魔王「我が呪文にて塵と消え……よ……」



25:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 02:42:45.37 ID:OV7O5/0IO

??「……」

魔王「…………」

??「……」

部下「……?」

魔王「…………あ」
 
部下「またこのパターン……」



26:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 02:43:17.74 ID:OV7O5/0IO

魔王「んぎゃああああぁぁぁぁぁああああああああ!!!!!!!!!!!!!」 

部下「やっぱり!?」

??「……」

魔王「あああああああああああああ、ああああああありえんんん!!!!」

魔王「ななななななななな、なんでええええええええええ!!!!!???」



27:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 02:43:46.63 ID:OV7O5/0IO

部下「ど、どうしたんですか!?」

魔王「どどどどどどうしたてててて、ここここ、こいつ、み、みみ見てよ!!」

部下「お、落ち着いてください!どうしたんですか!?」

魔王「おおおおおお前、ばばばばばばばか?みみみみみみ見てよ、ここここここ、こいつつつつつ!!!!!」

部下「なにがどうしたっていうんですか!?しっかりしてください!」

??「……」



28:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 02:44:16.02 ID:OV7O5/0IO

魔王「こここここここいいつつつ、見て、みみみ見てよ!!!!」

部下「こいつは侵入者ですよ!?なにも怖くありませんよ!?」

魔王「よよよよよよ、よく、く、見て!!!か、考えろ!!!考えるんだ!!!」

??「……」



29:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 02:44:53.96 ID:OV7O5/0IO

部下「はあ!?こいつはただの侵入者ですよ!?どこにもおかしいところなんてありませんって!確かにどこかで見た顔だけど……」

部下「…………」

部下「あ」

部下「先代魔王様ーーーーーーー!!!??」



30:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 02:45:26.70 ID:OV7O5/0IO

先代魔王「いや……遅すぎるぞ……気づくのが……」

部下「すすすすみません!!久しくお会いしたものですから……」

部下「…………あれ?」

部下「…………」

部下「確か死んだんじゃなかったっけ?」



31:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 02:46:03.79 ID:OV7O5/0IO

先代魔王「いや……そんな言い方しなくても……」

部下「・・・」フラッ

部下「きゅう」バタン

先代魔王「バタンきゅうとはこれまた古典的な倒れ方を……」



32:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 02:46:45.13 ID:OV7O5/0IO

先代魔王「よいしょっと……」

先代魔王「おい」

魔王「!!??ひゃい!!?」

先代魔王「この子気絶してしまったからお前のベッドに寝かせてもいいか?」

魔王「どどどどどどうぞどうぞ」

先代魔王「そうか、すまんな」ポスッ



33:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 02:48:28.82 ID:OV7O5/0IO

部下「……スゥ…スゥ……そのエロ眼鏡……牛乳瓶の底みたい……スゥ…スゥ……」

先代魔王「一体どんな夢をみてるんだか……さて、久しぶりに帰ってきたことだし、一つ昔話でもしてやろうか?」

魔王「はははは、はい!!!」

先代魔王「落ち着けって……」

魔王「はい」

先代魔王「切り替え早っ!……まあいい。その話なんだが……」

先代魔王「昔々あるところに、一人の何の変哲もない勇者がいた」



34:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 02:49:11.43 ID:OV7O5/0IO

先代魔王「その勇者は何かに秀でているわけでもなければ、これといった特徴があるわけでもなかった。敷いて言えば、魔城に辿り着くまでの時間が他の勇者と比べて四倍もかかったことぐらいだった」

先代魔王「だが、それを除けば勇者はあくまで平凡なヤツだった。平均以下はあっても平均以上はない、そんなヤツだった」

先代魔王「で、まあ平凡なりに様々な冒険を経て、なんとか魔王のもとへ辿り着いたわけだ。さっきもいったように、本当に長い長い道程を越えてな」

先代魔王「そこで、魔王は勇者に向かってお決まりの文句を言う。よくぞここまできたな、歓迎するぞ……と。それに対して、勇者もお決まりの文句で切り返す。そっちのセリフは……忘れた。あんまりにもくだらな過ぎて忘れてしまったよ」



35:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 02:49:51.64 ID:OV7O5/0IO

先代魔王「そしていよいよ対決だ……と、その時、誰かの声がした。待て!だったかな。その声の主は剣士だった。どうやら勇者に加勢にきたらしい。まあ、妥当な判断だろ。あいつ一人じゃ俺に勝つなんて絶対に無理だし。ストーリー漫画
の最終回を全3Pで全ての伏線を回収してから終わらせるのと同じくらい、無理だ」

先代魔王「で、まあ一人の援軍くらいいいだろと思って勇者と剣士をまとめて相手してやることになったわけだ」

先代魔王「私にとってそれはちょっとしたハンデみたいなよのだった」

先代魔王「だが、それがまずかった」



36:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 02:50:51.80 ID:OV7O5/0IO

先代魔王「湧いてくる湧いてくる、後から後から勇者を助けに仲間が大量にやってくるんだよ」

先代魔王「剣士に続き、魔法使いに武闘家に魔導士に錬金術師に竜騎士に……挙句の果てには勇者に助けられたとかいう魔物が何百人とやってきやがった」

先代魔王「その上、勇者に魔王退治を依頼した王様にその娘に遊び人に歴代勇者に歴代魔王の霊魂……もう魔城は勇者の仲間で溢れかえったよ」



37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/08/20(土) 02:55:51.65 ID:3DqgIvAso

あれ、なんかこの先代魔王のお話はどこかで見たような…



38:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 02:57:42.16 ID:OV7O5/0IO

先代魔王「その様子を見て、魔王はひたすらイラついたわけだよ」

先代魔王「なんでこいつのまわりにはバッタの大群みたいに人がいやがる?いや、どこからこんなに湧いてきた?こいつはなにをしてここまでの人数を集めた?」

先代魔王「だが……魔王はそのうちあほらしくなって考えるのをやめた」

先代魔王「決まっている。あの四倍がこうなっただけだ。他の勇者が四人、魔城にたどりついて魔王に挑んでいる間、そいつはただひたすら人助けに終始していたんだよ。人数は集めたんじゃない。集まってきたんだ」



39:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 02:58:34.51 ID:OV7O5/0IO

先代魔王「魔王はそいつに何かを見た」

先代魔王「強いヤツならいくらでも見てきたし、正義のために身を滅ぼす馬鹿なんかどれだけ見てきたかわからない」

先代魔王「だが、そいつのような人間魔物問わず人助けをしまくる……そこまで突き抜けた馬鹿を見たことがなかった」



40:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 03:01:20.58 ID:OV7O5/0IO

先代魔王「あいつが弱いのは当たり前だった。魔物を倒して得る経験値がほとんどなかったんだから」

先代魔王「その突き抜けた馬鹿が……あの大群を、バッタどもを作りあげたんだ」

先代魔王「善悪とはなにか?何故戦うのか?これはかつて魔王が持っていた疑問だったんだが、それに一つの選択肢が浮かび上がった」

先代魔王「無いんだよ。あの弱っちい勇者には善悪なんかなかった。人はそれぞれ尺度ってもんがある。その尺度にぶち当たると、そこから先は極端に走るしかなくなる」



41:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 03:06:58.47 ID:OV7O5/0IO

先代魔王「あいつの場合、その尺度が常人の比じゃないくらいにでかかった」

先代魔王「善悪とはなにか?何故戦うのか?その答えは……」

先代魔王「そんな問題、あいつに言わせればなかったんだ」

先代魔王「土俵が違うとでもいうのかね。ただ、あいつが俺たちが持っている常識という尺度でものを見ていなかったのは確かだ」

先代魔王「ただ、俺はあいつのことを立派に思っても真似する気にはならないよ」

先代魔王「素質とでもいうのか?その点においてあいつは天性のものを持っていたのかもな」

先代魔王「長くなってしまってすまないな。昔話はこれでおしまいだ」



42:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 03:10:54.76 ID:OV7O5/0IO

魔王「……あの」

先代魔王「ん?」

魔王「……先代様は結局なにが言いたかったんですか?」

先代魔王「……」

魔王「……悪いんですけど、なにがしたいかさっぱりで……」

先代魔王「……」

魔王「焦げたもやしを洗面器に浮かべているような気分になりました」

先代魔王「……!!!!!!!!!!!!!!!!!」


??「いよう!!久しぶりだな!!」



43:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 03:11:46.45 ID:OV7O5/0IO

魔王「!!だっ、誰!?」

??「俺!!俺だよ!!」

魔王「……本当に誰……?」

??「かーっ、ひっでーな、お前!!魔導士だよ、魔導士!!ほら、最強の魔導士!!」

魔王「魔導士……あ!お前!!」

魔導士「思い出したか!!改めて久しぶりだな!!」



44:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 03:12:53.07 ID:OV7O5/0IO

魔王「何故ここにいる!?」

魔導士「そこのおっさんと一緒にきてたんだよ!まあ、途中で変なヤツにぶつかってそいつと鬼ごっこしてたせいで遅れちまったけどな!」

先代魔王「おっさんとは失礼な……」

魔導士「おっさんだろうが!魔物に人間の常識が当てはまるかわかんねーけどな!」

魔王「おい……お前ら二人の関係はなんなんだ?」



45:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 03:14:45.42 ID:OV7O5/0IO

魔導士「ああ、しいて言えば仕事仲間かな!」

魔王「な、仲間!!?最強の魔導士と世界転覆を目論む魔王が仲間!?」

魔導士「世界転覆ってなんだよ、それ!俺たちの住む世界は丸いんだぞ!」

魔王「えええええ!!!!?? 」

魔導士「なんだ、知らなかったのか!?」

先代魔王「人間界ではあれからいろいろとあってな……」

魔導士「ま、最強の魔導士は俺で大正解だけどな!」

先代魔王&魔王「(自画自賛……)」



46:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 03:15:49.56 ID:OV7O5/0IO

魔導士「あっ、そうだ!魔王、お前も一緒に仕事しようぜ!」

魔王「えええ!!!??」

魔導士「昔っから気にいってたんだよ、お前!なんか変なテンションしてるし!」

魔王「ええ!!?そうかな……ってそんなわけあるか!!」

魔導士「いいぞいいぞ!全然いい!そのテンションが好きなんだ!」

魔王「ええええええええ!!!!??」



47:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 03:17:57.43 ID:OV7O5/0IO

先代魔王「もともとここにはそういう目的できたんだしな……」

魔王「えっ!!?それってどういうこと!?」

魔導士「人間の王様がさ、魔物とも諍いがなくなったしさ、そろそろ手を組まないかって!」

先代魔王「多少虫のいい話ではあるがな……それと、俺たちはお前の補佐につかせてもらうぞ」

魔導士「あの王様は狡猾なところもあるからさ、元魔王のおっさんが現魔王のお前のサポートをしてやれば大丈夫だって言ったんだ!なら俺もなんかすることにしたんだ!」



48:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 03:18:39.94 ID:OV7O5/0IO

魔王「……」ポカーン

先代魔王「……どうした?」

魔王「……いや……話が急展開すぎて……」

魔導士「ま、そこらへんの話はあとでゆっくり決めたらいいよ!とりあえず今日は親睦会だ!さ、下行こうぜ!」

魔王「えっ、えええ!!?」



49:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 03:19:58.85 ID:OV7O5/0IO

魔導士「お前、今日誕生日だろ?パーティーの準備はできてるからさ!……あ、もしかして誰かが来るのを待ってたとか?」

魔王「ええ!!?いや全然そんなことないから!!本当に本当!!」

魔導士「やっぱり楽しいな、お前!腹減ったから飯だ、飯!」

魔王「ちょ、ちょっと待ってよ!…………きゃっ!?」

魔導士「持ち上げていくぞー!!ブーンブーン!!」

魔王「ばっ、馬鹿ああぁぁぁぁああああ!!!!」



50:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 03:21:52.19 ID:OV7O5/0IO

バカアアァァァァアアアア ブーンブーン


先代魔王「ふう………騒がしい連中だ……」

部下「まったくですね」

先代魔王「…………起きていたのか………」

部下「昔話の辺りからずっと」

先代魔王「狸寝入りか……。それにしても君、どこかで……」

部下「忘れたんですか!?私ですよ、私!あなたの部下を続けて20年!」

先代魔王「……そうだったな……いや、まて、君が忘れていたとかいうな。……ん? そうすると君の年齢はみそ……」

部下「ブーンブーン!!高いたかーい!!ブーンブーン!!」

先代魔王「………………なにも言うまい…………」



51:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 03:22:41.07 ID:OV7O5/0IO

家臣「ひーっひーっ、ふーっふーっ、な、なんだったんだあいつは!」

家臣「とりあえず逃げ切ったものの……とりあえず魔王様のところにいかなければ……侵入者が一日に二人とは……とほほ……」

バカアアァァァァアアアア ブーンブーン

家臣「ん?この声は魔王様と……あいつじゃないか!!」

家臣「しかも心なしか嬉しそうだし……わけがわからないよ……」

家臣「…………とりあえず追いかけるか」

家臣「ふう……。おーーーい、魔王様ーーーー!待ってくださーーーーい!!」



52:VIPにかわりまして槿がお送りします:2011/08/20(土) 03:24:39.05 ID:OV7O5/0IO

〈外〉

門衛「むにゃむにゃ……そんなこといわないで……レンズも高級品なんだから……瓶底眼鏡……案外かっこいい……むにゃむにゃ……」

門衛「むにゃむに……はっ!あ、し、しまった!どうしよう……」

門衛「あの時に気絶しちゃったのかな……」

門衛「……いやだって先代の魔王様にあんまりにもそっくりだったもんで……」ブルッ

門衛「やだやだ忘れよう。怖すぎるもん、だって」

門衛「まったく……疲れてんのかな……俺……ん?」

勇者「あ、ここの門を開けてくれ!」  

遊び人「はーい、皆さんついてきてくださいねー」

錬金術師「つまり錬金術とは物質の変換を目的として……」

武闘家「それよりも先に賢者の石を完成させればよいのではないか?」

剣士「まあまあまあまあ」

竜騎士「今度こそ王様に勝つ。実際にいい線行ってたし……」

魔法使い「なんだかんだいいながらあいつは素朴な物が好きなんだよね」

姫「心の底では豪華絢爛な料理を夢見ているもの……」

王様「めえめえめえめえ」

魔物「そこでおらが言ってやっただ。『ビスケットは割れました』って……」

ドラゴン「ゴギャアアァァアアア(wwwwwあwwたwwりwwまwwえwwwww)」

歴代勇者達「俺が最強「俺が最強「俺が最強「俺が最強「間をとって俺が最強「「「「どうぞどうぞ」」」」「ちょwwwwまwwww」

歴代魔王達の霊魂「うはwwww先週よ○じょの風呂に潜入したったwww「うらやまけしからん「通報した「おまわりさんここです「とりあえずうp」

門衛「おれはなにもみなかった」



54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2011/08/20(土) 03:53:47.72 ID:Dcb1aZH2o


あれの続きが読めるとは思わなかったww



55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/20(土) 08:56:20.93 ID:I1XvMGk10

すみません。アレってなんですか。



57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/21(日) 04:10:13.40 ID:AgBlcdWIO

>>55
多分これ

魔王「くくく…よくぞここまで来たな…歓迎するぞ…」
http://himasugiwaroenai.blog.fc2.com/blog-entry-160.html



引用元
魔王「勇者遅いなぁ……」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1313773437/
[ 2012/07/16 22:00 ] 魔王勇者SS | TB(0) | CM(0)
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